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わたしの著書

  • 憲法Ⅰ 総論・統治機構論
  • 憲法Ⅱ 基本権論
  • 著作権と憲法理論
  • ロールズの憲法哲学

2018年9月21日 (金)

第8回熊本公法研究会。

 きのう、大雨rainでしたね。大学周辺の道路も冠水してました。

 でも、そんななか、第8回熊本公法研究会が開催されました。

 第1報告は同僚、原島良成氏による「補完性原理について」でした。10月の公法学会の準備報告でした。

 補完性原理とは、地方自治において、公共的事務は基礎的な地方公共団体が主体となって提供し、それがかなわない場合にだけ、より広域の自治体が同事務の遂行を補完する、という法原理です。この法原理が日本国憲法92条の「地方自治の本旨」の要素となるか否かについて、要素であるとするとどのような法的効果が生じるのかについて、検討するものでした。

 第2報告は熊本県立大学の佐藤雄一郎先生による「憲法理論と事案解決」でした。

 この報告は、そもそも裁判所の判決において憲法理論がどのような役割を果たしている(きた)のか、また、どのような役割を果たすべきなのか、について検討したものでした。憲法理論、憲法学の存在意義そのものを問う、大きな研究報告でした。

Img_4357 研究会が終わったころには雨も上がり冠水もひいていたので、恒例の懇親会へ。そもそもこの研究会は懇親が目的なので、研究会第2部といってもいいかもしれません。

 きのうもいろいろな話題がありましたが、印象的だったのは、研究会の雰囲気についてのお話でした。日本各地でこのような(というか、もっと立派なものが多い)研究会が開催されていて、各研究会にはそれぞれ研究会の色というものがあると思います。大きなお名前の先生が主宰(複数参加)される格調高いもの、インターカレッジというより「弟子筋」だけあつまる結束力の高いもの、そして、某地のものは緊張感あふれるもの・・(以下、自粛)というような特徴が各研究会にはあるようです。

 さて、今回で8回目となったこの熊公研の研究会の色はどんな感じなのでしょうか。

Img_4367 そうそう、きのうは報告者の佐藤先生から、夏の海外視察のお土産をいただきました。ワルシャワ大学のノートのようです。わたしは出不精かつ内弁慶なのであまり海外は好まないのですが、夏の長期休業中は多くの先生が海外に行かれています。そこでのお土産をちょっと買ってきてもらえるということ、有難いことだと思います。これからも雰囲気のよい研究会であり続けられたらと思います。




2018年7月30日 (月)

憲法Ⅰ採点結果。

 7月27日(金)に実施した「憲法Ⅰ(基本的人権)」の定期試験、受験者のみなさん、あらためてお疲れ様でした。

Img_3179 改版した『憲法Ⅱ(基本権論)』(有信堂、2018年)で挑んだ講義もついに定期試験も終え、ここに採点結果を報告する段になりました。

 ここまでこれたのも受講生みなさんのおかげです。厚く御礼もうしあげます。

 ということで、結果報告です。

 登録者数:236名

 受験者数:231名(受験率97.88%)

 秀:37名(受験者数に占める割合16.02%)

 優:50名(同21.66%)

 ここまでで 87名(同37.67%)

 良:45名(19.48%)

 可:55名(同23.81%)

 【単位修得率】80.95%

 不可:44名(19.05%)

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 すでにMoodleには【解答と講評】についてのプリントが掲載されているので、定期試験落ち着いたら、是非、一読してください。

 なお、成績上位者3名はすでに掲示してありますが、素点最高得点は93点でした。

 8割の学生には単位を付与できたのですが、2割の学生には「不可」をつけました。きっともっとできるはずなのに、問題の意図がうまく伝わらなくて要求されている答えを書けなかった場合もあったと思います。また、もっとわたしが丁寧に教えていたなら、きっと理解できたのではないか、と思える人もいます。やっぱり「不可」をつけるのは申し訳なく思います。ただ、一度、二度?、失敗したであろう上級生のうち比較的よい成績で合格している例もでて、わたしはくり返し勉強することの効果は必ずあると思っています。といっても、いまはなんの慰めにもならないと思いますが。

 この講義の受講生は多くの場合、1年生。ということで、いきなり、法学部で憲法で、しかも4単位を落としてしまった人もいると思います。それでも、あえて言うなら、たいしたことではありません。多くの学生は単位を落としつつも、無事、卒業していっています。そう、「落単」が偶然にも最初に来ただけです。また、必修でもありません。ぜんぜん大丈夫です。

 やっぱり慰めにはならないと思いますが、これに懲りず、もしわたしにできることがあったら、遠慮なく声をかけてください。メールでもDMでも大丈夫です。大学生活はまだはじまったばかり、そして、はじめての夏休み。是非、リフレッシュして、後期また元気に大学に来てください。

 

2018年5月 6日 (日)

蔵書一代

Img_3532 連休最終日、rain

 連休前に、紀田順一郎さんの『蔵書一代 なぜ蔵書は増え、そして散逸すののか』(松籟社、2017年)を読んだのですが、そこに、「蔵書とは雑然としていては積ん読にもならず、また蔵書の名に値せず、単なる紙束の堆積(粗大ゴミ)に過ぎない」という一節がありました(54頁)。

 この一節に感化され、連休中に、ちょっと蔵書整理しようと思っていたのです。

Img_3534 というのも、わたしの蔵書、整然と並んでいるようで、すでに本棚に入らなくなっておるものもあり、結構「雑然と」しはじめていたからです。

 ただ、連休最終日になり、いまからやると途中で心折れたときに取り返しがつかないことになりはしないかと思って、結局、この連休にやることは自重してしまいました、、、

 この商売をしていると、どうしても蔵書が増えてきます。それをなんとか本棚にようやく入れてはいたのですが、、、

Img_3537 実は、いまではこんな感じで、2段になってしまっています。これもよくない状態ですよね、、、これでは背表紙が見れないので、蔵書の効用、効果が半減してしまっています。わかっていはいるのですが、入らないんですよね、、、

Img_3547_2 ウィトゲンシュタイン全集なんて弱虫ペダルの背後になっちゃっているし、、、ということで、近々、蔵書の整理、必要なんですよね、、、

 ところで、「蔵書」、みなさんどうしているんですかね。わたしは、仕事柄、まず憲法関係は一応、多いと思います。とくに、2014年、2015年に出した概説書を書いていたときには(2013年、2014年あたりか)、いままで持っていなかった憲法関係の本、随分と集めました。それと、最近は知財関連の本も。

Img_3539 また、大学院からの流れで、法哲学・法思想っぽい本も、何冊かあります。とくに、ロールズ、ドゥオーキン、ノージック、サンデルとか・・・。もっとも、あまり読まなくなってしまいましたが、、、(いかんですね!)

 それと、上のウィトゲンシュタイン(指導教官の影響と思われる)の全集をはじめ、カント、ヘーゲル、ニーチェ、フロイトなんかももっています。パラパラみることはあるんですが、「研究」って感じではないですね。なんか、買っちゃうんですよね、、、

Img_3541 指導教官の影響といえば、ハイエク関係ももっています。これはいずれ勉強しようと思っているので、もっててもいいのですが、、、その「いずれ」という日々がくるのか、心配ではあるんですが。ハイエクはまだわかりますが、ウィトゲンシュタインとかで憲法を語るなんて、すごいですよね。

Img_3543 買ってしまった、という流れでは、「人類の知的遺産」シリーズや写っていませんが「世界の名著」シリーズももっています。ただ、これは、意外と読んだ(っていってもわずかですが)し、なんかたしか安かったと思うので、まぁ、よしとしています。これからも読むでしょうから。

Img_3551 ところで、洋書側をパノラマでとってみました(正直、こんな時間があるなら整理せい、という感じですが)。洋書は、あんまりもっていません。複写して単語の意味とか書き込まないと読めないので。てな感じですが、もっと勉強しないといけないですよね。

Img_3554_6 文庫や新書の類は、研究費で購入してもらったものを除いて、自宅にもっていっています。子どものころからそんなに本を読む人ではなかったので、多くのものは大学、大学院の頃からのものです。そして、学生のときは、やっぱりそんなにお金もないので、文庫、新書が多かったのですが、、、

Img_3559 それも、こうみるとずいぶんと増えましたね。いま新書をいれているこの本棚にスキができる程度にしか本をもっていなかったと思うのですが、「人に歴史あり」、「蔵書に歴史あり」ですね。いまでは、文庫、新書だけでもずいぶんな量になりました。

 そうそう、紀田さんの本には、災害は蔵書の大敵で、もちろん、戦争のときには蔵書もちの人はそれを疎開させるに一苦労(いまのように道路が発達していたわけではなく、また、人手も徴兵されるので大変)だったとあるのですが、地震も警戒すべきものであると記されています。

Img_3555_2 そうなんですよね。地震にあいました。本自体もそうですが、本棚も、損傷をうけました。ただ、家のは全然、高価な棚ではないので、まぁ、いいのですが。

 ということで(?)、自宅の本棚もこんな感じで2段になってしまっているので、背表紙がみれるようにしたいのですが、いかんせん、スペースがない!

 紀田本にもあるように、蔵書について、家族はいい顔しませんよね。リビングとか、廊下の片隅とか、わたしからするとまだまだスペースあるように思うのですが、置かせてもらえないですよね。もっとも、まだなんとかなっているところを見ると、わたしくらいの量ならまだ「蔵書家」ではないのかもしれませんね。みなさん、玄関やらトイレやら・・・にもあふれているようですから。

Img_3540 またまた、話は前後しますが、大学の頃からといえば、有斐閣さんの「法学教室」、ずっ~と買っています。学部生の頃から購入し始めて、はじめて任期のないポストについたときに、バックナンバーも揃えました。

 という感じで、まだまだ本が増えていく気配があるので、いまのうちにスペースつくりたかったんですが、、、このGWには作業できませんでした。つぎのチャンスは、夏休みでしょうか。

 そうそう、さいごに、紀田さんの本にもお父様の蔵書の様子が書かれたくだりがあります。そこには鈴木三重吉編『少年文学集』について、つぎのように記されています。

 「いまでも父親がこの巻を購入した動機ないしは意味を考えることがある。昔の親は、自分が読まなくても、いつか子どもが読むことを期して全集本を揃えたという話を耳にしたことがあるからだ」(88頁)。
Img_3561 実はわが家の父親にもすこし蔵書があり、ほとんどは実家に置いているのですが、そのなかにあった講談社の『世界童話文学全集』はこっちの家にもってきています。これ、すべての漢字にフリガナがふられていて、子ども心に非常に読みやすかったことを覚えていて、娘のためにこっちに持ってきているのですが、発行はわたしがまだ生まれる前。すでに大人になっていたであろう父・母が読むわけでもないので、将来の子どものためのものだったのでしょう。いまは、孫に引き継がれています。

 もう個人の蔵書、よっぽどの価値あるものでないと、引き取り手がないとのこと。なんか、もったいないですよね。わたしのものもきっと、研究室を出なければならない時に、きっと困るんでしょうね。それでも買ってしまうんですよね。

Img_3544 そうそう、研究室の一角にはトミカもあります。これなんとかすれば、またスペースができるのですが、そういうわけにはいきませんよね(笑)。



















2018年3月26日 (月)

一夜、あけて。

Img_3275 きのう、勤務校では卒業式がありました。本年度卒業された熊大全学生、そして、法学部の学生、おめでとうございます。高校の同級生を基準にするとみんな大学に行っているのでしょうが、中学校・小学校ベースにみれば、大学まで出してもらえたということは、非常にありがたいことだと思います。

 まずは、ここまで育ててもらった親御さんに感謝してください。

 

Img_3272 そして、わがゼミも、いつものようにA1にいく階段で記念写真をとりました。あいかわらず、男子は控え目なんですね。募集者のなかからこのメンバーを選んだわたしは慧眼だったと思います。よい学生ばかりを引き当てました。第9期生たち。

 そして、2年間、はやかったですね。わたしにとっては、つぎからつぎへと卒業されていってしまって、、、

 それでも、なんだか今年は、そんなに「ロス感」ありません。来週になれば4月、まだ、彼・彼女らとゼミするように感じます。初回は下級生にむけて自己紹介して、ピザパして、ゼミ会して、ゼミ旅行の予定とか考えて・・・。実感ないですね、、、なんだかいつでも会えそうな気がしてます。

 でも、現実は受け止めないといけないですね。新4年生がいます。新3年生もいます。つぎは、第10期、第11期にあたります。第9期と同じくよいゼミになれたらと思います。

 ところで、第9期のつぎのゼミ会は、奄美でのようです。といっても、社会人はなかなか忙しいので、是非、あの彼には数年いてもらって、みんなの予定をあわせて奄美に行きたいなぁ。


2018年3月21日 (水)

二人の内野手の移籍。

Img_3222 わが社には、教員野球部があります。4月~7月、10月~12月あたりをシーズンとして、毎週、水曜日の昼休みに練習し、数年前までは熊本学園大学チームと、本年度からはわが社の学生チームと、対抗戦をしています。

 わたしも赴任以来、野球チームにいれてもらっているのですが、昨晩は、わたしよりもず~~っと前から、このチームでレギュラーをはってきた二人の内野手の送別会がありました。

 まもなくシーズンインというこのタイミングで、二人ともメジャーへの移籍とのこと。内野のレギュラーを失うわがチームとしては、立て直しが早急な課題として浮上しています。最近「法」までできるだろ~と上からいわれているあの先生とか、妻帯以来めっきり付き合いが悪くなったあの先生とか、たたけば伸びそうな人材に期待しようと思います。

 それにしても、つねにフリーエージェント!と思っているわたし。このチーム、わたしにとっては実に居心地のいいチームですが、でも、もっとうまくもなりたい。このままこのチームでいられたら楽なのですが、ダメになるようにも感じて・・・

 ということで、メジャーで新たな挑戦をすることを決めた二人の内野手の勇気に、敬意を表するとともに、羨ましく思いました。

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