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2008年7月 5日 (土)

刑法入門

 暑い!暑い!うぇ~

 本年度から勤務校の校舎が耐震改修にはいります。その第一段として、今月の半ばには、法学部の資料室が閉鎖されてしまいます。今日は、気になる資料を複写するために、出勤しました。

 一応の複写も終わったので、山口厚『刑法入門』(岩波新書、2008年)をざぁーっと読みました。

 いま1年生の演習で死刑制度の是非を考えていて、なんかのヒントでもないかなぁ~と思ってながめてみました。久しぶりに童心に帰ったようで、懐かしい思いがしました。わたしも刑法の教員だったら、人気をはくしていただろうに(?)。もっともカントやヘーゲルを使って応報刑論をうだうだと唱えていたかもしれませんね。

 さて山口先生の本、初心者向けに徹しておられて、わかりやすい本でした。まさに1年生にお薦めです。とくに、自殺そのものは「書かれざる、当然の理」(40頁)により犯罪として処罰されないのに、なぜ自殺を助けることが罪になるのかについての説明は、はじめて聞いたような気がして、新鮮でした。それはつぎのようなものです。

 「何らかの理由から死ぬ意思を抱き、そのため必要な行為をすることはありえますが、一旦死んでしまえば、たとえ後で後悔したとしても、再び生き返ることはできませんから、もはや取り返しはつきません。かけがえのない生命を保護するという観点から、本人の当座の死ぬ意思を無視して、本人に自殺を促すことや本人を殺害すること自体を禁止・処罰することにしているのです」(42頁)。

 ほほー、そうですか。なんとなく他の説明方法もありそうですが、まぁ、今日のところはこの辺で。

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