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2008年7月17日 (木)

政治的なものの概念

 あさからよく晴れていたと思ったら、さっきにわか雨がありました。暗雲たちこめてきました。

 定期試験の実施と採点が残っているので本格的な夏休みとはいきませんが、それでも現在は補講期間なので、補講をしないわたしにとってはちょっと一息つける数日です。

 この夏休みはカール・シュミットのものを読み直そうと思っているので、その手始めに、田中浩・原田武雄(訳)『政治的なものの概念』(未来社、1979年)を読みました。

 友・敵区別が先鋭化する例外状態(その象徴的なものが戦争でしょうが)にこそ政治的なもの(国家的なもの)が顕現すると説いたシュミットの理論は、英米の個人主義的哲学を例外状態、急迫事態を忘却したやわな自由主義を信奉するものであると批判するものです。

 本書には、抽象的概念として政治的なものを問うのではなく、政治的なるものの本質を問うことで強い国家の復権を志向したシュミットの法思想が端的にものされていると思いました。

 ところでシュミットを読み直おすことを夏の課題にしたのは、ツタのからまるR大に移られたわたしの指導教官とのメールの中で、先生もシュミットを再検討しているとあったからです。わたしのような凡庸な学者は、誰かに疑問を投げかけながらでないとものごとの本質まで行き着かないので、この機会にちょっと勉強し直そうと思いました。

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