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2008年8月 9日 (土)

シュミットとシュトラウス

 土曜だというのに、炎天下です(関係ないか)。

 昨日、北京オリンピックの開会式がありました。オリンピックが始まると、4年前を思い出し、それと同時に4年後を想像しますよね。とくに4年後が気になりますよね。みなさんの4年後は、どのような人生でしょうね(気が早いか!)。

 オリンピック・ムードで勉強どころではありませんが、それでも、ハインリヒ・マイアー『シュミットとシュトラウス』(法政大学出版局、1993年)を読みました。

 この本をもっていないので、図書館から借り出していたのですが、なんやかやと読む時間がなく、ようやく一通り読むことができました。

 本書は、カール・シュミット『政治的なものの概念』についてのレオ・シュトラウスによる批判的分析とそれに対するシュミットの対応を、マイアーが「文献学的に実証」(訳者あとがき・180頁)したものです。

 シュミットの『政治的なものの概念』は、その初出が1927年、その再録が1928年、第2版1932年、第3版1933年、第2版の復刊1963年と、都合5度にわたって、内容を少しづつ修正しながら世に問われます。このように『政治的なものの概念』が改訂された背景には、シュトラウスの「カール・シュミット『政治的なものの概念』への注解」(1932年)の影響があった、というのがマイアーの見立てです。シュミットとシュトラウスの影響関係を分析したのが、本書というわけです。

 マイアーによると、シュミットとシュトラウスの影響関係をより深く理解するためには、近代国家論を構築したトーマス・ホッブズを両名がどのように評価し、どのように咀嚼したのかを検討することが必要のようです。ホッブズを読み直す必要がありそうですが、その時間は、あまりなさそうです。

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