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2008年9月 1日 (月)

続獄窓記

 9月に入りました。まだまだ秋の気配とまでは行きませんが、それでも厳しい残暑というわけでもないような・・・。

 先週までの長期休暇中には、山本譲司さんの『続獄窓記』(ポプラ社、2008年)も読みました。

 山本譲司さんの本は、秘書給与詐欺事件で有罪判決を受け黒羽刑務所に服役した経験をもとに、とくに刑務所には精神疾患・知的障害をもつ受刑者が多数いる現状を克明に記した『獄窓記』(ポプラ社、2003年)、『累犯障害者:獄の中の不条理』(新潮社、2006年)と読んできました。今回の本には、『獄窓記』を執筆・出版するに至った背景や『獄窓記』でもっとも訴えたかったこと、そして『獄窓記』出版後の山本さんの活動などが記されています。

 いままでの受刑者処遇は、精神疾患・知的障害をもつ受刑者に対して、あまりにむ無策だった。そのような受刑者が刑務所内にも多数いること、およびその処遇について、そもそも公にされてこなかったこと。前作『獄窓記』では、こういった問題点を、経験談をもとに記したものでした。『続獄窓記』は、ではどのようにこれを改善していけばよいのか。とくに作者は、この問題にどのように向き合おうとしているのか、そして向き合ってきているのか。これらの訴えおよび体験記が、現在進行形の形で記されています。

 障害をもつ受刑者の処遇の問題を福祉の問題として構成し直そうとする山本さんの今後の活動にも注目されます。

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