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わたしの著書

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2008年10月

2008年10月30日 (木)

ヴァール先生講演会

 くもり、のち、晴というところでしょうか。

 昨日は、ドイツ・フライブルク大学名誉教授であるライナー・ヴァール先生の講演会がありました。テーマは「1950年代のドイツ公法学の創成期」というものでした。内容は、戦後、ドイツ憲法はワイマール憲法からボン基本法に変わり、その規範内容(とくに人間の尊厳性を基底にすえた基本権保障)が、判例・学説を通して、どのように定着していったのかを説いたものでした。

 その後の歓迎会で、熊本・下通りの「青柳」に行きました。わたしはこの店は2度目でしたが、水曜日は舞妓さんが接待してくれることで有名なお店です。ヴァール先生も舞妓さんの接待を受けて“Kumamoto is the best !”(なぜか英語)と仰っていました。

 それにしても、福岡で来日を果たしてから、長崎-熊本-鹿児島に立ち寄って、東京に向かう行程は(どこかの時点で島根・松江にも行くようでした)、失礼ながらあのお年(名誉教授ということからして推して知れる)にして、なかなか気力・体力を要するものだと思います。「学問は体力の上に築かれる」。このことを実感した一日でした。

2008年10月28日 (火)

裁判員制度

 今日は晴れます。朝晩、寒くなってきましたが、お変わりありませんか。

 講義こそ少ないのですが、今週もなんやかやとあって、また週末には放送大学の仕事もあって、自由な時間がとれません。

 そんななかで先週末から、現代思想2008年10月号「特集・裁判員制度:死刑を下すのは誰か」に掲載されている対談、諸論稿を読みました。

 巻頭の安田好弘弁護士と『死刑』の著者である作家の森達也さんとの対談、つづく2・3本の論稿は、裁判員制度や司法への市民参加をテーマとするものでしたが、特集の後半に行くにつれ、犯罪論や刑罰論、そして監視社会論などがテーマとされていました。

 雑誌・現代思想らしい切り口で裁判員制度や刑罰論を論じていて、興味深い内容でした。法制度とその問題点を論じた「裁判員制度解説本」に飽きた方には、お勧めの本です。

 最近、現代思想を読むことが多く、そこではJ・デリダの分析がはやっています。デリダ=脱構築ということは知っていますが、デリダの思想を詳しく知らないわたしには、勉強不足を感じる読書となりました。

 本日は、夕暮れ時から般教の委員会があります。今日は何が飛び出すやら。あーあ。

2008年10月27日 (月)

378

 雲の切れ間から光が差しています。

 ところで、378。これ、なんの数かわかりますか?これ、勤務校の世界ランキングのようです。

 英タイムス紙別冊高等教育版などによって発表された2008年の世界ランキングで、わが勤務校は378位のようです。朝日新聞によると、このランキングは、上海交通大学高等教育研究所によるランキングとともに、世界で有名なランキングのようです(はじめて聞きましたが・・・)。

 それにしても、378位って、どうなのでしょう。ランキングされただけでも、有り難いことなのでしょうか。

Cimg1733  話は変わって、昨日の日曜日、娘は通っている教室の付き合いで、「帯西まつり」に参加しました。ハロウィンの仮装行列(おどり)か何かで、キュワ・ドリームにメタボルフォーゼしていました。

 この芋は、先週の運動会の後、幼稚園の遠足でとってきたものです。この倍は、とってきました。

 今日は話がバラバラです(いつもか)。

2008年10月25日 (土)

近況。

 どんより曇りです。3年次への編入試験日のようです。勤務校でも遅ればせながら入試シーズン突入です。

 この1週間はあまりコンディションがよくなく、近くのお医者さんに行き、投薬治療を受けました。たぶん風邪とのことです。

 お医者さんの話によると、ここのところなぜか百日咳がはやっているようです。本来は子どもがなる病気のようですが、最近は、大人が罹るようです。この病気はまさに咳がでるのですが、通常の風邪とは少し異なる症状がでるようなので、咳は出るがいつもの風邪とは違うと感じたら、用心した方がよいようです。わたしはこれではないようでしたが。

 百日咳に限らず、人生を振り返ってみても、咳が出るのは風邪を引いたときぐらいなので、咳が出るのにいつもの風邪とは違うとなれば、他の原因があるのでしょうね。みなさまもご自愛下さい。

 ところで、金曜日の東証終値はついに7649円にまでなりましたね。先日株を買いたくなるぐらいの安値・・・とブログに書きましたが、買わなくてよかったです(もっとも、わが家には株を買うような余裕資金はありませんが・・・トホホ)。ここは底値なのでしょうか?(それがわかるぐらいなら、苦労しませんよね)。

 円高も進み、ロンドン市場では一時、90円台にまでなった、と報道されていました。株価にしろ円相場にしろ、生活への直接の影響がいまいちわかりませんが、とりあえず洋書を数冊注文しました(あんまり、関係ないか)。

2008年10月20日 (月)

運動会。

 今日も快晴!

Cimg1720_2  昨日は娘の通っている幼稚園で運動会がありました。画像は運動会前の会場です。後ろの建物は熊本学園大学の図書館です。

 年少組の娘にとっては、はじめての運動会でした。かけっこも最後まで走れたし、「おかえるのおしたくができました」という一種の障害物競走では、1番になりました。わが家の家系にはない本番の強さを見せていました。

 わたしも綱引きとその後の「ヒヨコ。・ダンス」(?)に出さされました。快晴のなかで、日焼けしながらの運動会でした。

 【本日の疑問】綱引きのかけ声の「オーエス!、オーエス!」って、いったい何でしょう。MCの副園長(50代だと思われる)が盛んにかけ声を掛けていました。たしかに綱引きのかけ声と言えば「オーエス!」だと思いますが(「10本アニメ」の綱引きも「オーエス!」だったと思います)、わたしが幼少の頃の綱引きでは「オーエス!」というかけ声は聞かれなかったように思います。世代的なものか?

2008年10月16日 (木)

大学の困難

 2日連続の秋晴れ。

 昨夜は同僚先生の昇進祝いの会に出席しました。会場は熊本市練兵町にある「うまいもの家 萬○」でした。 萬○

 ファカルティの「若手」(!?)の会だったので、毒っぽい意見が飛び交っていました(以下、自粛・・・)。同僚先生の昇進祝いという目出度い会でしたが、まぁ、集まって飲めればなんでもいいのでしょうね。気乗りのしない飲み会もあるようですし・・・(以下、自粛)。

 あまり浮かれてばかりいれないので、先週末の学会出張中に読んだ本を紹介します。

 青土社が刊行している「現代思想」の2008年9月号の特集は「大学の困難」でした。国立大学法人化後の大学の変容ぶりが、とくに人文科学系学問の衰退状況を中心に、まとめられています。効率化計数に苦しめられている国立大学に身をおく者として、少し気になる内容だったので、学会の行き帰りの行程でざっと読みました。

 大学に勤めていながらそもそも大学論や大学組織、学内行政に疎いわたしには、あまりピント来ない部分もありました。ただ、ジャック・デリダやM・ラッツァラートの言説を引きながら述べられている大学論は、読み物として、面白かったと思います。先進国首脳会議(G8)と同時に開催されたG8大学サミットに対抗して「G8対抗国際フォーラム」なる会合が開催されていたことなど、大学とはなにか、大学はなにをなすべきか、これらのことを今後考えていく切っ掛けにはなったと思います。

2008年10月15日 (水)

中文論文

 秋晴れ、快晴!

Cimg1716  昨年、九州大学で開催された「第3回日中公法学シンポジウム」(2007年10月27日)でのわたしの報告が、中国語に翻訳され、山東大学の『山東評論』第5輯に掲載されました(213頁以下)。

 表題は「著作権と表現の自由--著作権をみる憲法学の視点について--」です。自分の研究がはじめて外国語に翻訳され、少し感激です(でも、わたしは読めません)。

 本日は昼休みに野球をした後、お昼寝(ではなく、教授会に出て)、夜は、同僚先生の准教授昇進祝賀会が盛大に(?)行われます。時間がゆっくりと流れていて良さそうですが、実は、科研費申請に向け、きゅーピッチで提出書類を準備しなければなりません。

 Cimg1717 最後に、岩波書店さまから、『岩波基本六法』2009年版をいただきました。記して感謝申し上げます。

 

2008年10月14日 (火)

上京疲れ。

 朝方の雨も上がり、これから晴に転じるとの予報です。

 先週末は、日本公法学会に出席するために、東京に行きました。この学会は憲法、行政法の研究者ならほとんどの先生方が所属している由緒正しい学会です。今年は、これまた由緒正しい大学である学習院大学で開催されました。

 学会のテーマは「憲法訴訟と行政訴訟」です。法科大学院開学後、より実務的な研究が重要視されるなかで、訴訟論とくに訴訟を通じていかに国民の利益を救済していくのか、という視点について論じられた有意義な学会だったと思います。わたしはというと、大学院博士課程の頃からこの学会に出席させてもらっていて、恥ずかしながらようやく偉い先生方の言っておられること意味がわかるようになってきました。まだまだ修行中ということろです。

 学会が開催された学習院大学は、戦前は宮内庁管轄の官立学校でした(ご存じのように)。挨拶で学長先生が「駅前大学」とおっしゃられた通り、目白駅すぐ前という、学会開催にも、そして、なんといっても学生確保のためにも、優れた立地でした。都心とはいえ、キャンパス内には緑があふれ、また旧官立ということもあり、学問・文化の香りスル建物もありました。(勤務校キャンパスの「手つかずの自然」とは大違いでした)。

 学会終了後には、旧知の人たちと情報交換タイムでした。学会内容に対するディスカッションならよかったのですが、最近は、誰がどこに動く(動いた)とか、どこの給料がよいとか、非常に世俗的な内容になってしまっています。ということで、3日3晩飲んでしまい、少し学会疲れの出ている火曜日です。

 最後に、画像はありませんが、有斐閣さまから「ポケット六法」の平成21年度版をいただきました。記して御礼申し上げます。

2008年10月 9日 (木)

最近のこと。

 晴(秋晴れとまではいかず)。

 物理学賞にくわえ化学賞と、計4名の日本人が同時にノーベル賞を受賞しましたね。これで日本人のノーベル賞受賞者は、16名のようです。そろそろ全員覚えられなくなってきましたね。そういえば、まだ経済学賞の受賞者はいませんね。

 昨日の東証日経平均株価の終値は、9203円でした。5年3カ月ぶりの安値のようです(今日はどうかな?)。思わず株を買いたくなるぐらいの安値ですね。

 メイク・レジェンドなるか。プロ野球セ・リーグの同率の首位決戦で、ジャイアンツがタイガースに競り勝ちましたね。費用対効果から考えれば当然でしょうか。

 それはそうと、明日から、東京に学会出張です。法学関係者は、秋の学会シーズンを迎え、今週末は東に西にへと、お忙しいことでしょう。

Cimg1713  最後に、三省堂さまから、2009年版の「デイリー六法」をいただきました。記して御礼申し上げます。わたくし数年前までは「デイリー派」だったのですが、勤務校ではI波書店のものを利用しているので、いまでは、「コンパクト派」に宗旨替えをしてしまいました。

 ところが、「コンパクト・・・」は刊行されなくなるようです(より専門家向けのものと、より初学者向けのものを創刊するようです)。勤務校では定期試験の時に「コンパクト・・・」を受験者に貸与していただけに、今後はどうするのでしょうか。

2008年10月 6日 (月)

赤紙

 曇り。少し蒸し暑し。

 新しい週のはじまり。講義と会議があるため、少し、気が重い1日です。

 先週末に読んだ本です。小澤眞人+NHK取材班による『赤紙:男たちはこうして戦場に送られた』(創元社、1997年)。

 なにかのTV番組で富山のどこかの村に本来なら廃棄処分になっているはずの「赤紙」(召集令状)が保管されているという報に触れて以来、気になっていたのですが、つい最近、本屋さんでそれに関する本を見つけたので読んでみました。

 太平洋戦争にはいろいろな分析・検討が行われていますが、本書は、国家総動員態勢を支えた、徴兵システムの全容を現在可能な限りの取材をもとに明らかにしようとした注目すべき本だと思います。

 往時の総力戦構想を取材する中で、本書は、当時の国民の姿をつぎのように記述しています。「戦争遂行という国家的な大事業に際し、すべての国民は必要な社会的な役割を与えられた。有限の資源の最大効率の達成のため、人の存在は数値に還元され、分類され、統一的な運営の対象となった。すべての人をむだなく利用する上で、個人の属性は単に技術や資格、健康程度でしかなかったのだ。そこには国民一人一人の顔は見えてこない」(191頁)。

 すべての国民は、戦争遂行のために、必要とされていた。ただ、それは軍隊組織の歯車の一部として必要とされていただけで、特定の個人として、その存在自体に価値を見出されていたわけではないということでしょうか。残された家族にとってはかけがえのない人であったとしても。

 また、本書のエピローグでは、以下のような警鐘が鳴らされています。「現在の日本は、世界的にも有数の軍隊をもっている。実際に戦争となれば、兵士をどう調達し訓練するのか、武器や資材の生産体制をどうするのか、きわめて現実的な問題に直面する。戦争に備えて、国家が平時からどのような準備をするのか、それはかつての日本が敷いた軍動員、軍需動員の制度と大きく違わないだろうことが想像できる。ここで、参謀本部で毎年膨大な作業を費やして作られていた年度動員計画が、平時において、戦時への対応と準備のために作られていたことを思い出していただきたい。(原文改行)元参謀の話から明らかだが、軍事専門家の認識では、軍隊のあるところには何らかの動員制度に近い準備制度が、平和な時代から継続して必要だと考えられているのである。平和憲法をもつ日本としても、実質的には軍隊が存在している以上、例外ではなさそうである」(319~320頁)。

 みなさんは、どのように考えますか。それにしても、玉音放送直後に大本営から出された「軍の機密に関わる一切の資料を焼却せよ」という秘密裡の指令に抗して「赤紙」の保存、整理に尽力した人がいたお陰で、後世がこの書物に接することができたこと。このことは非常に意義のあることのように思います。

2008年10月 3日 (金)

花便り

 晴/曇、というところでしょうか。朝晩は涼しくなりました。

 後期の授業が始まった週でした(私学はとっくに始まっていますよね)。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 わたしの後期の講義も週の前半に集中しているため(それも演習系3コマだけ)、わたしの後期はまだ始まっていません(おっと、石が飛んできそう)。

 そうはいっても、会議・会合が複数あり、くわえて、科研費の申請も気になる時期になりました。なんだか気忙しい日々です。

 そういった日々に、一服の清涼感。膨大に送られてくるメールの中に、薬学部薬用植物園さまからいただいた「花便り」というのがありました。もう複数回送って頂いたのですが、毎回、綺麗な花の画像が添付されています。

Photo  今回のは「チョウマメ」という植物のようです。わたし、花の名前にはとんと疎いので・・・はじめて聞きました。

 わたしの心身はこの花ぐらいでは癒えないほど病んでおり、心根は邪悪ですが、この花でも愛でて、少しは心根を入れかえたいと思います。

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