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2008年12月 1日 (月)

ディジタル著作権

 陽が差しています。よい天気となるでしょう。

 もう12月になってしまいました。早いもので、今年もあと1か月。どうしますか皆様。

 この週末には勤務校で推薦入試が実施されました。そういえば、センター試験まで、あと1か月半ぐらいしかありませんね。

 気ぜわしい中、名和小太郎『ディジタル著作権:二重基準の時代へ』(みすず書房、2004年)を読みました。

 本書の「はじめに」に、著者の現行著作権制度に対する危惧が示されています。いわく、

 「現在の著作権法は、ディジタル技術の発達によって、権利者と著作物のあり方が多様化したために、きわめて精緻なものになってしまった。言い換えれば、冷めたスパゲッティ、あるいは使い古したコンピュータ・プログラムのように縺れてしまった」。

 「精緻になったことにより、現行の著作権法は一握りの法律家、企業法務担当者にしか理解できないものになった。密室化してしまった。これにともなって、著作権制度はレイパーソンつまり俗人には理解を絶するものになった」。

 「この俗人が、現在、意識するしないにかかわらず、その著作権法にコントロールされるようになった。なぜならば、現代の知的生活は、それが職業的なものであれ趣味的なものであれ、著作権ビジネスと絡むようになり、その著作権管理システムの監視下に置かれるようになったからである」。

 わたしの感覚では、専門家でも現行著作権管理システムを全体的に把握されている方は、少ないのではないでしょうか。ただ、わたしが小・中学校生活を送っていた当時と比べれば、それでも一般の人の著作権保護意識は、相当程度に高まっているのではないでしょうか。もっとも、これは表現行為を委縮につながっているとも思いますが・・・。

 というわけで、またまた新しい週がはじまってしまいました。今週も、みなさま(と、わたし)に、幸多きことをお祈り申し上げます。

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