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2009年2月11日 (水)

ポトライムの舟

 今日も晴れています。神武天皇が即位した日とされる今日は、かつての紀元節、建国記念の日です。

 勉強しようと思ったのですが、研究棟の改修工事の音が気になったので、昨日買った文藝春秋に掲載れてている第140回(平成20年度下半期)芥川賞受賞作品、津村記久子さんの「ポトライムの舟」を読みました。

 「無劇性の劇ともいうべき、盛りをすぎた独身女性の日々の生活の根底に漂う空しさを淡々と描いてい」(石原慎太郎さんの「選評」より)るこの作品は、そうであるからこそ、読み手の日常の生活を省察させる契機を与えていると思います。

 「生きていることの細部を、どんな劇的な営為よりもかけがえのないものとして、読み手の方に届けることができるような小説を書いていきたい」(「受賞のことば」より)という津村さん。淡々とした筆致のなかにも、「維持して、それからどうなるんやろうなあ。わたしなんかが、生活を維持して。」(372頁)という力強い一節を掲げています。“読み手の日常の生活を省察させる契機を与える”とわたしが上記したのも、こういった一節から得た感想です。

 内容については、いつものように、皆様で。

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