無料ブログはココログ

わたしの著書

  • 憲法Ⅰ 総論・統治機構論
  • 憲法Ⅱ 基本権論
  • 著作権と憲法理論
  • ロールズの憲法哲学

« ポトライムの舟 | トップページ | いま哲学とはなにか »

2009年2月14日 (土)

ベルばら。

 まるで春のようです。でも来週はまた少し寒くなるようです。

 いい天気だというのに、わが家は、どこにも出かけていません。それは、わたしが「ベルばら」を読んでいるからです。

Cimg1954  子供の頃、テレビで観たような・・・、でもなんとなくだいたいの内容だけは知っていたのですが・・・、コミックを読んでみて、フランス革命の激情的な状況を、なんと上手に描けてるのか、と感嘆しました。最後には国王一家をつぎつぎに断頭台におくっていった急進的革命は、そのあまりの急進さに、それを望んだはずの一般民衆の支持まで失ってしまい、結局は王政復古へと回帰していくのですが、その辺は世界史の講義で。

 内容としては、1・2巻はマリー・アントワネットの浪費家ぶりが中心ですが、3巻ぐらいになると市井で革命の気運が徐々に高まっていることが描かれてきます。

 わたしは、3巻のオスカルがルソーの『社会契約論』やヴォルテールの『哲学書簡』を読んでいるところを父のジャルジェ将軍に「むほん人か平民の読む本だ!」と窘められる場面で、「すぐえた書物は身分・階級をこえて人々をひきつけてはなさぬもの・・・人間であればこそすぐれた書物を読みたいとねがうのはとうぜんでございます」とのオスカルの返答(3巻124-125頁)したところが印象的でした。

 また、4巻以降で描かれている、ロベス・ピエールやサン・ジュスト(サン・ジュストは5巻で登場)が先頭に立ち、アンシャン・レジームを崩壊に追い込んで(王政を廃止して)共和制への移行を求めていく場面など、フランス国制史としても、興味深い内容になっていると思いました。

 さらに革命成立後、フランスは革命思想が自国にまで蔓延することを恐れたオーストリア・プロシア連合軍との戦争を(実は、ルイ16世の弟たちがこの機会に兄にかわりフランスの王座を手に入れようとヨーロッパ諸国王にフランスとの戦争を吹っかけていた結果なのですが)戦うはめになります。この祖国の危機にフランス各地から義勇兵が隊列をなして“ラ・マルセイエーズ”(いまのフランス国家)を歌いながらパリに向かう場面を描いたところなど、感動すら覚えます。

 これから昼食というあわただしいなかでブログを書いているので、文章がなんとなくヘンですが(いつものことですが)、お許しください。では。

« ポトライムの舟 | トップページ | いま哲学とはなにか »

漫画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/499918/28070455

この記事へのトラックバック一覧です: ベルばら。:

« ポトライムの舟 | トップページ | いま哲学とはなにか »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31