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2009年2月10日 (火)

ハイエク

 よく晴れています。

 購入した際、著作権・知的財産権のところだけを斜め読みしただけだった、池田信夫『ハイエク:知識社会の自由主義』(PHP新書、2008年)を一通り読みました。

 ハイエクは指導教官が傾倒していた思想家です。大学院のとき、社会民主主義的傾向をもつロールズの思想を批判的に検討する際に参考にしました。

 規範的判断を好むわたしの思考法に、今でもロールズの思想はマッチしていると思いますが、自由の枠組は自生的に生成される(自生的秩序)ととらえているハイエクにすれば、正/不正の規準があると考えること自体、人為的で受け入れがたい思考法なのでしょうね。

 さて、池田さんのこの本。ハイエクの入門書として最適の本です。上にも少し書きましたが、知的財産権についてのハイエクの見方や、サイバースペースの秩序論といった現代的問題にも触れられていて、ハイエク思想の“きほんのキ”が的確にまとめられていると思います。

 また、本書の内容を補完する「サポート用ブログ」もあります。

 『ハイエク』サポート・ブログ

 春秋社から全集第Ⅱ期の刊行もはじまり、今年は、この状況だからこそ、ハイエクに注目が集まればと思います。

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