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2009年3月23日 (月)

琉球弧に生きるうるわしき人たち

 快晴!勤務校の桜は、満開とってもいいのですが、少し控え目で八分咲きということろでしょうか。

 WBCで日本はアメリカに9-4で快勝。あすはいよいよ韓国との決勝戦です。韓国は日本の緻密な野球にキューバやアメリカのパワーを備えた野球をするので、どうなるでしょうか。

 ところで読書は進み、本日は、小林照幸『琉球弧に生きるうるわしき人たち』(岩波書店、2004年)を読了しました。

 著者は「琉球弧」を「うるま」と読ませています。

 米軍統治下で祖国復帰を願い、“日の丸”を米軍統治への反抗のしるしとして掲げた沖縄。そこには日本国憲法への憧れがありました。

 1972(昭和47)年5月15日に日本復帰を果たした沖縄の期待に、日本政府はどうこたえてきたでしょうか。5月15日という日付に象徴されるように、日本国と合衆国の両政府の都合に翻弄された沖縄返還。その沖縄を、わたしたちはどのように感じてきたでしょうか。(5月15日という返還日は、日米両国の会計年度開始日の中間点という理由で、決められました)。

 本書は、基地のこと、平和のこと、文化や伝統のこと、これらについての沖縄と本土との間になる距離間、そして距離感をうめる、「もうひとつの沖縄ノート」です。

 ところで著者は、わたしの小学校時代の友達のお兄さんです。この友達はクラスのなかでもとてもよくできる人で、夏休みの「ひとり一研究」で、たしかテントウムシの研究で大きな賞をもらっていたのでは。当時からそのお兄さんは、よりできると評判だったので、この名前はよく覚えています。

 長野在住の人の本なので、たとえば、「小学校1年生の5月・・・長野駅前の百貨店で生きた蛇の巡回展が行われ・・・」というような記述の「駅前の百貨店」がすぐ「ながの東急」のことだとわかったりして、楽しく読むことができました。(小林兄弟は、ながの東急といえば、蛇や昆虫といった展示会を思い浮かべるアウトドア派だったと思います。わたしなど、ながの東急の催物といえば「将棋まつり」を思い浮かべるインドア派でした)。

 とまぁ、勝手なことを書きましたが、たしかな取材をもとに構成されている本書は、読み応えのある沖縄関係本でした。

 (ただ257~258頁あたりの、沖縄には花火大会がない、という趣旨の記述。沖縄で一時期を過ごしたわたしの経験からいうと、沖縄にも花火大会はあった、と思います。著者は小学校の頃に「海洋博」に憧れていたとありますが、その海洋博記念公園で、例年盛大な花火大会が行われていました)。

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