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2009年4月17日 (金)

敗戦後論

 まぁ、晴れでしょうか。ちょっと薄曇りかも……。

 今日は娘の幼稚園の先生が家庭訪問に来ました。父親として、一応、同席しました。あまり役には立っていませんでしたが……。おまけに、足がしびれて立てなかったし……。

 ということで(?)、加藤典洋『敗戦後論』(講談社、1997年)を読みました。

 4月中旬から5月上旬にかけて、職業柄からかもしれませんが、「憲法の季節」のように感じます。この時期になると、憲法の本でも読んでみようかぁ、と毎年感じます。

 今年は「憲法の季節」の読書第1弾として、この『敗戦後論』を読みました。この本も、何年もまえから、本棚の一角を占めていたものです。

 加藤さんはこの本で、戦後の原点には、ある「ねじれ」があるといいます。それは、「武力による威嚇又は武力の行使」をしないという条項をもつ憲法が、原爆という最大の「武力による威嚇」の下に押しつけられたことについて、さしたる抵抗もなく受け入れられてきている、ということです。この「ねじれ」を正すためにも、この憲法をもう一度「選び直す」べきであるというのが、『敗戦後論』での加藤さんの主たる主張です。

 この他にも文芸批評家らしくさまざまな文学作品を取り上げて、敗戦後の思想状況を分析している点はさすがに圧巻です。

 ようやくこの本を読めて、なんとなくホッとした一日でした。

 いま、熊本の老舗酒造・美少年が民事再生法の適用を申請した、とネットニュースで知りました。なんか、悲しくなりました……。

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