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2009年12月 1日 (火)

大学の未来

 きょうから12月。でも暖かい一日になりました。

 勤務校では、きょう、季節性インフルエンザの予防接種が実施されました。昨年までなら希望者全員に行き渡ったワクチンも確保できなかったようで、今年は接種希望者の中から実際に接種できる人を抽選で選んだようです。普段ならくじ運の悪いわたしなのですが、これには当たりました。わたしの行きつけの医院では2000円するところを(これでも相場より安いのでは)、なんと1000円で注射できました。お得でした。

 ワクチン接種のあと、現代思想2009年11月号「特集・大学の未来」を読みました。

 どういうわけか昨今、大学論が喧しく論じられています。業界人以外にはそれほど関心のある問題でもないと思うのですが・・・。そんなに危機なのでしょうか。ちょっと、不安・・・。

 この特集には、高等教育の公共性理解(「高等教育そのものが社会全体の自己再生のプロセス」であるという理解)が新自由主義のもと、高等教育の〈私事化〉が行われ、そこでは受益者負担の原則が強く求められたとあります。それを象徴するのが現在の国立大学授業料のようです。1975年には36,000円(月3000円×12)だったのが、現在では535,800円にまで高騰しているとのこと。そういえば、たしか私の現役時代は35~6万円ぐらいだったのでは。高くなったものです。

 でも授業料がかかる(高い)のは、教育サーヴィスを受けるにあたり、当然のことと思っていました。でもどうやらそうでもないようです。本特集に掲載されている諸論文、対談の論調は、高等教育は無料であるべきだ、ということのようです。なぜなら、それは公共的なものなのだから。社会の自己再生プロセスなのだから、というのがその理由のようです。

 わたしは知を商品化して販売するのが大学だと思っていました。これはこの「現代思想」の論調からすれば、新自由主義にどっぷりとはまった発想のようです。啓蒙されました。

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