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2010年8月

2010年8月31日 (火)

うなぎ@川重。

 きょうも暑い中、集中講義2日目終了です。

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 暑い集中講義を乗り越えようと、きょうの昼食は、県立大通り、きのうの“地和々”のならびにある“川重”でうなぎをいただきました。ここではランチ700円でうな重をいただくことができます。ランチということで、若干うがぎ少なめですが、集中講義のお手当をいただいたら、“うなぎでご飯が見えないうな重”をいただきたいと思います。

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 川重さんの店構えはこんな感じです。うなぎという赤ちょうちん目印のお店です。

2010年8月30日 (月)

集中講義@県立大。

 不安定な天気でしたね。午後は降ったりやんだりしていました。そんな今日から1週間(正確には木曜までですが)日赤前のこの大学で集中講義です。

P1000470  集中講義は月曜~水曜まで4コマ、最終日の木曜は3コマの計15コマです。わたしにとっても受講生にとっても、結構ハードですよね。同僚先生もこの時期に、よく集中講義などに出ているようです。わたしは、まだ自宅から通えるのでよいのですが・・・。まぁ、お仕事を依頼されることは有難いことだと心に言い聞かせつつ頑張ります。

 講義内容ネタはとくにないので、きょうの昼食を。県立大前、「県立大通り」(旧女子大通り)にある“地和々”で日替わり定食をいただきました。

P1000471  日替わり定食のメニューは煮魚でした。「大人な」感じです。でも、同席した受講生の唐揚げ定食や天ぷら定食の方が美味しそうでした。教師として「それ、ちょっとちょうだい」と言えなかったことが悔やまれます。

 明日のお昼はどこにしようかなぁ~、とそれだけが1週間の楽しみです。

P1000473_2  地和々の門構えはこんな感じです。お店の中には水槽もあって、夜は居酒屋さんになるようです。夜行くことはあるかなぁ~。お家から、ちょっと離れているしなぁ~。

2010年8月27日 (金)

乙女の密告

 うっすらと曇っていますが、気温に影響はないようです。きょうも35℃オーバーでしょうか。

 平成22年度上半期、第143回芥川龍之介賞の受賞作・赤染晶子さんの「乙女の密告」を読みました。

 京都の外国語大学での『アンネの日記』の一場面を暗唱するドイツ語のスピーチコンテストが舞台です。一般に『アンネの日記』で一番大事な日とされているのは1944年4月15日のようですが、ドイツ語担当のバッハマン教授はその6日前の4月9日を暗唱するよう指示します。これが物語のはじまりです。

 主人公は1944年4月9日の日記の暗唱に努めるのですが、いつも同じところで“ど忘れ”する。“記憶喪失”に陥るのです。その部分がこれ、「今、わたしが一番望むことは、戦争が終わったらオランダ人になることです!」。

 『アンネの日記』、はずかしながら実は読んだことがありません。本棚にはあったような・・・。ただこの『日記』、1944年4月15日を一番大切な日と見るのではなく(それはアンネが少年ペータとキスした日とされているロマンチックな日)、ユダヤ人とはなんなのか、自己が何者であるのかを問うた4月9日を一番大切な日としているところに、作者の『アンネの日記』の見方があるのでしょう。

 短文を連ねた文体で、民族、人間の尊厳という崇高なテーマを、軽やかに論じる効果を手に入れています。また短文であるからこそ、全体としてスリリングな場面展開も可能にしています。最近の芥川賞のなかでは秀逸ではないでしょうか。

2010年8月26日 (木)

歓迎会@松葉

 本日も晴天かつ酷暑なり。

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 きのうの午後、炎天下のなか、県のお仕事で“現地視察”にいきました。玉名バイパスの延長にともなって収用される土地のようです。この委員になってはじめてのお仕事でした。

 その後、8月からの新しい委員の歓迎会をしていただきました。場所は、熊本市新町にある料亭“松葉”でした。

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 っかー、高級感あふれるお店でした。門構えは撮り忘れましたが、お部屋はこんな感じです。

 初節句や還暦のお祝いなど、少しいつもよりも華やかな場面でよく使われるお店のようでした。料金は直接払っていないので(お手当の中から積み立てているので)ひとりおいくらだったのか・・・、きっとちょっとお高めのお店でしょうね。

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 このお店でいただいた、山都町通潤酒造の“通潤”大吟醸です。委員会会長の弁護士先生の差し入れです。っかー、これも“万”ぐらいするでしょうね。辛口の飲みやすいお酒でした。豊かな感じ・・・。

 久しぶりに美味しい日本酒をいただきました。

 続き出てきたのが、新潟・加茂市“マスカガミ謹醸”の“かめ覗”というお酒です。

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 「酒かめ包装」されているお酒です。枝杓で汲みながらいただきます。これまた、っかー、って感じの美味しさでした。この会は焼酎やワインよりも日本酒メインの“飲み”が多いようです。

 お料理もそれぞれ美味しかったのですが、きょうはお酒中心で・・・。

 という感じの高級感(高価感)あふれる方々のペースについて行けるかわかりませんが、みなさんそれとは打ってかわって気さくな方々でした。委員の最年少はわたしで、その他は親の世代の方々という“若輩さかげん”で、にもかかわらず相変わらず“頭が高い”のですが、ちょっとは矯正されるでしょうか。

 

2010年8月25日 (水)

憲法.com

 帝京大学の大林啓吾先生から、『憲法.com』(成文堂、2010年)をいただきました。

 大林先生は、著作権や商標権などを中心とした知的財産権と表現の自由を研究されていて、わたしも参考にさせていただいている数々の業績を上げられている注目の先生です。

 ところがまだお会いしたことがないので、つぎの学会のときには是非お会いして、直接ご挨拶し御礼申し上げたいところです。

2010年8月24日 (火)

沖縄に行ってきました。

 熊本は沖縄より暑いですね。21日(土)から沖縄に行き、きょう帰熊しました。嫁の実家がある沖縄にもお盆に帰省します。沖縄のお盆は旧暦で行われるため、例年、旧暦の7月13・14・15日にあたる日に帰省するというわけです。本年は、新暦8月22・23・24日が旧暦のお盆該当日です。こんな感じで旧暦と新暦のお盆は通常は異なる日のため、「2つの実家」に帰省できるというわけです。(といっても昨年は偶然、旧暦7月13・14・15日が新暦8月13・14・15日でした)。

 例年お盆の前日に沖縄に行き、ウークイ(先祖を迎える日、旧7月13日)、ナカヌヒー(旧7月14日)、ウンケイ(先祖を送る日、旧7月15日)、そしてその次の日に帰るという日程なのですが、明日、県のお仕事があるわたしは、先祖を送る前に帰ってきた、ということです。嫁と娘はもう少し実家にとどまるようです。ということで、暫しの“一人暮らし”です(ウッシッシ・・・)。

 ところで、“沖縄”といえばいまはこれです。

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 そう、興南高校の甲子園、春夏連覇!です。嫁の実家でとっている「沖縄タイムス」の8月22日(日)の一面と裏一面です。沖縄の盛り上がり方を象徴する紙面づくりですね。この日の朝刊、売り切れ続発のようです。21日(土)の試合中に那覇空港に着いたので、TV画面の前に“黒山の人だかり”ができていました。

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 モノレール(ゆいレール)も“興南一色”です。高速道路、沖縄自動車道の“高速道路情報”にも、「興南高校、春夏連覇おめでとう」という高速道路情報(!?)が・・・。23日(月)、19:35着のJAL便で帰沖したナイン、那覇空港は大変な盛り上がりのようでした。これも“興南一色”を象徴しているといえましょうか。そのうち、興南高校優勝の“経済効果”は○億円だった・・・なんていう試算もされるでしょうね。

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 ということで、“ゆいレール”から撮影した“興南高校”です。興南高校は那覇市古島というところにあり、ちょうどゆいレール“古島駅”に面しています。那覇空港の逆の終点“首里駅”を出たところから“首里城”が見えるのですが、そこよりもいまは古島駅から見える興南高校を写真に収める乗客が目立っていました。

 このブログも“興南一色”ですが、沖縄でやるべきことはやってきました。そのうちのひとつ。今回の“帰省”でも、山羊汁(ヒージャー汁)をいただきました。

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 かつての沖縄では家禽類を自宅で飼っていて盆や正月に食していたようです。ヤギもそのひとつで、とくに先祖や親戚がお家を訪れるお盆には、それでご馳走を作っていたとのこと。もちろん、山羊料理を出せるお家は豊かなお家です。お盆に山羊を食べられるのは、有難いことなのです。ということで、わたしも縁起を担いで、お盆には山羊をいただいています。

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 今回、山羊汁をいただいたのは、沖縄・大里村(← 市町村合併後もこの村、残っているのでしょうか?)にある“まんぷく食堂”です。この食堂に連れて行ってもらうのは2度目ですが、“一見さま”にはちょっとディープな感じなので、観光の方にはちょっと・・・でしょうか。

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 最後に、おつかいに行ったショッピングモールでのエイサーです。

2010年8月20日 (金)

日本のいちばん長い日 決定版

 暑いですよね~。

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 昨日、一昨日と、大学院のときの先生の別荘におじゃましました。テニスをし、先生の再就職先などの話しをしました。毎年、この時期におじゃまして、リフレッシュさせていただいています。

 もみじも紅葉しはじめていました。が、下界と同じく温暖化の影響か、例年になく暑かった、と思います。

 その途上で、半藤一利『日本のいちばん長い日 決定版』(文春文庫、2006年)を読みました。

 「日本のいちばん長い日」とは、1945年8月14日正午から、「・・・堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ・・・」でお馴染みの玉音放送が流れた翌15日正午までの24時間のことです。

 その間になされた閣議でのポツダム宣言受諾を示す詔書の文言の検討と、断固抗戦あるいはポ宣言受諾に反対するための暴動を画策する主戦派の動きというスリリングな展開が生き生きと描かれています。

 半藤さんの詳細な取材に裏付けられ、臨場感あふれる“24時間”が追体験できまます。

2010年8月17日 (火)

竹風堂・栗ソフト。

Chikuhu_2

 長野・善光寺・大門町にある“竹風堂”(ちくふうどう)で栗あん入りソフトをいただきました。

 老舗の栗菓子屋さんなので(長野で栗菓子屋さんといえば、竹風堂か桜井甘精堂です)、栗あんのお味もさることながら、栗の風味も十分楽しめる一品でした。

Sohuku

長野に帰省。

Zenkoji_2 やっぱり熊本は暑いですね!長野も暑い暑いと思っていましたが、体がもう“熊本仕様”に変わったらしく、今回の帰省は、ちょっと避暑感がありました。

 写真は“善光寺盆踊り”準備の様子です。わたしのいる頃はこんなのありませんでした(今年で4回目のよう)。そういえば先日の野球OB会では“長野マラソン”に出た、というOBの方に(もちろん、熊本在住)お会いしました。そのマラソンもなかったなぁ~。

Isogorou

 昨年の帰省のブログでも紹介した、長野・善光寺・大門町にある“八幡屋磯五郎”です。

 なにやら新商品“七味マカロン”を売り出していました。お店の入口に大きく広告されていたので、思わず撮影しました。

Macaron

 実際の商品はこんな感じです。娘が欲しいといったので買いました。

 “七味”ということで7種類のバタークリームが、ひとつひとつのマカロンにサンドされています。辛いのとそうでもないのがあります。

Hujiki

 帰省といっても、いつものように大門町をプラプラするだけ。お昼は“藤木庵”でおそばをいただきました。なんかここまでくると、普通の観光客みたいですね~。「どこから来たの~」とか聞かれたりして・・・。ちなみに藤木庵さんは、創業文政10年の老舗のお蕎麦屋さんです。

Kamoseiro

 いただいたのは“鴨せいろ”。十割そばと二八が選べます。ちなみに写真は十割の方です。色の微妙な濃さが・・・、わからないですよね~。のど越しツルツル派の方は、二八そばをお奨めします。もちろん、最後はそば湯もいだだけます。

 ということで結局、観光客なわけですが、今回は懐かしいお店にも行きました。

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 このお店は、わたしが卒業した小学校の近くにあるケーキ屋さんです。“モンドール”といいます。長野市・七瀬という所にあります。

 小学校の近くとはいえ、小学生のときにはまだ開店していなかったような・・・。よく高校生のときに寄ったように思います。帰省してこのお店の前を通るたびに行きたい行きたいと思っていましたので、終に(それほどのものでもありませんが)念願が叶いました。

Q

 そして最後に自分へのお土産です。娘(と妻)がお友達にいくつかお土産を・・・ということで長野駅前のお土産屋さんに入ったので、一緒に行ったら、ゲットできました。

2010年8月12日 (木)

茶房・玉蘭。

 まずまず晴れました。お盆前ということで、大学も少し、静かでした。というわたしも、きょうは半ドンで、先日T先生に教えてもらった、茶房・玉蘭にランチに行きました。もちろん、家族とです。

P1000355 熊本・薬園町にあります。築100年を超える本格和風建築のお店です。勤務校からだと、車で5分ぐらい。多くの先生が利用しているようなので、“隠れ家”としては利用できないかも。

 きょうは木曜日ということで、中国語教室も行われていました。

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 ランチとしては、まずは“今月のお茶”を選びます。きょうは娘もいたので、ちょっと甘めの“桃の紅茶”を選びました。

 そしてきょうは“海老チリ”のセット。饅頭がついているので、チリソースを最後までいただけます。先日は“豚角煮”をいただきました。これなら角煮を挟んでいただくというお楽しみあります。どっちもお薦めです。

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 ランチには最後に杏仁豆腐のデザートがつきます。今月のお茶からはじまってデザートまでついて、1000円程度です。本格和風家屋とお庭を眺めて、ゆっくりと時間が流れた感じがしました。

 ちなみに水曜日は定休日のようです。

P1000356_2 ランチのあと、明日は実家に帰省するので、長嶺かな?にある“おかしのリード”に行きました。このお店、子ども会などのお菓子を準備できるということで、その筋には有名なお店のようです。帰省中に娘の機嫌を損ねないように・・・、なにせ実家まで鉄路で乗り換え時間も入れて8時間ぐらいかかるので。

 実家に帰っても“ぐ~たら”するだけで“無の時間”なのですが、それでも“子のツトメ”として行ってきます。

2010年8月11日 (水)

暑気払い@アスペルジュ・シェフズターブル

 台風4号接近中。ただし熊本はどうでしょう~。

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 きのう、オプキャン終了後、オプキャンで活躍された先生方と“打ち上げ”“暑気払い”を兼ねて、熊本・並木坂にあるフランス料理“アスペルジュ・シェフズターブル”というお店に行きました。

 人気のあるお店のようで、平日の夜なのに、席は予約でいっぱいでした。雰囲気のいい店内、ちょっと騒ぎすぎたか・・・

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 前菜から、自家製シャルキュトリの盛り合わせ(1680円)です。シャルキュトリというのは、お肉料理のことのよう。

 夏なので、スパークリグワインでのどを潤しながらいただきました。

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 つぎにご紹介するのは、オーストラリア産仔羊肩肉の煮込みトマト風味(2100円)です。これ、おいしかったです。

 4人に一皿で、これをY先生に“神業”を発揮して4等分してもらったのですが、(写真もあるのですが)、ボツです。

P1000328  このお料理は、インディペンデント・プロデューサーズ・メルローという赤ワインでいただきました。これはアメリカ・ワシントン州のワインです。飲み疲れしない感じのお味で、ぐぐっと、いってしまいそうなワインでした。

 そして宴もタケナワということで、二次会へ。二次会は、これも並木坂にある、ワインバー・ソムリエ タナカに行きました。ここは、このブログでもご紹介したことがある、日本酒・伊藤さんの下の階(伊藤さんは3階、タナカさんは2階です)。

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 “二次会カレー”ということで、タナカさんでは赤ワインカレーをいただきました。S先生がどうしてもカレーを、ということで、みんなでわけていただきました。

 酸味のきいた“大人の甘さ”のカレー、という感じ。セリエール・ピニョル(Celler Pinol、スペインワイン)をおともに。

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 そして三次会へ・・・。この写真、使っていいのでしょうか・・・、ハイジ先生がどうしても使え、というもので・・・。

 先行する、まさにアヴァンギャルドな感じのお二人です。題して“夜霧の密会”でしたっけ?

 【訂正】 ハイジ先生から“夜霧の密会”ではなく“夜霧のしのび逢い”じゃ~、とツッコミ(コメント)をいただきました。お詫びして修正いたします。

2010年8月10日 (火)

オープンキャンパス。

 やはり今日も暑い一日。

 きょうは勤務校のオープンキャンパスの日でした。私学から移ってきたわたしとしては、夏休みとはいえ平日に“オプキャン”するなんて、国立は“すごい”と思います。

 そんななか、わたしも模擬ゼミの担当になり、高校生とゼミをしました。このブログの URL を知らせたけど、みんな、見てる~~?

 テーマは“代理出産”。はじめに、人工授精や体外受精といった人工生殖の技術状況を簡単に説明し、わが国では、それらは法的には規制されていないこと、産科婦人科学会の指針として、一応、規制されているというお話をしましたね。また、もし子どもを産む(家族をもつ)という権利が憲法上のものといえるなら、法律で代理出産を禁止できるのだろうか、というような質問をしました(覚えていますか?)。そのとき、仮に子どもをもつ(もたない、堕胎)の権利が憲法上のものといえても、生まれてくる子どもや胎児の利益を考えると法律で規制できるのでは、というような法的議論の枠組みも、イントロの段階で説明しましたね。この辺りはちょっと難しかったでしょうか。

 そしていよいよ“代理出産 是か非か”の本題に。ここでは諏訪マタニティークリニックで不妊の夫婦の母親が“”を産んだ例(と、妻の妹が代理出産した例)を取り上げ、代理出産の是非を問うたあと、アメリカで行われている商業的代理出産の是非を“ベビーM事件”を題材として、意見を聞きました。ベビーM事件は、代理母契約(出産の謝礼支払いと母親としての権利放棄)を交わし出産したあと、やはり産んだわが子が愛おしくなって、子どもの引き渡しを拒んだという事例でしたね。

 最後に、代理出産というのは不妊で悩む夫婦が遺伝子のつながった子をもつ現在唯一の方法であるという利点がある反面で、商業的代理出産は“人間を出産の道具として利用しかねない”という倫理的問題もあり、どこで線引きをするのがよいだろうか? というような質問も投げかけました。また、応用例として、精子バンクや卵子バンクをつかって、優秀な子をもとうとするようなことは許されるだろうか? という問題も提示してみました。60分という短い時間で、しかも事前準備なくゼミということで、なかなか自分の意見を言えなかったと思いますが(わたしのリードも力不足で・・・)、折角だから、少しでもこれらの問題に関心が向けばなぁ~、というのがいまゼミを終えた感想です。

 ところで、まだ夏休みがたっぷりと残っている、と思います。そこで2冊ほど、読書案内を。

 【左】は、東大の民法教授・大村敦志先生の『父と娘の法入門』(岩波ジュニア新書、2005年)です。お父さんがかわいい娘さんと話すように、やさしい言葉で、法的問題を会話体で解説しています。とくに動物にまつわる法律問題を多く扱っているのが特徴です。ペットを飼っているなど、動物好きな人にお奨めです。

 【右】は、弁護士・荘司雅彦先生の『13歳からの法学部入門』(幻冬舎新書、2010年)です。題名は13歳からとありますが、内容はやはり、高校生むきだと思います。そして「法学部入門」とあるように、本当に法学部に入ったらこういうことを勉強するんだよ~、という感じで書かれていて(だから憲法にはじまり民法、刑法という基本科目中心に)、名前に違わない内容です。最終章には“法令用語の基礎知識”まで触れられています。ここは、大学1年生にも読んでもらいいたい内容になっています。

 最後に、暑い中(そして夏休みなのに)、オープンキャンパスに来てくれて、どうもありがとうございました。学部長先生になり代われませんが、深く御礼申し上げます。また入試のときお会いしましょう(なんてね)。

 【ご連絡】 上の2冊は、わたしの“親HP”の“文庫と新書 de 法律学”のコーナーに収録されています。こちらをご覧ください。

2010年8月 9日 (月)

法教育と法律学の課題

 雨が降っています。月曜はわたしが通っているスポーツジムがお休みなので、その時間を利用して、ジュリスト1404号(2010年7月15日号)に特集されていた「法教育と法律学の課題」を読みました。

 新しい学習指導要領では、小学校については2011年度、中学校では2012年度、高校では2013年度から「法教育」が行われることになっています。それをうけて、このところ、さまざまさ法学雑誌では「法教育」の特集が組まれています。初等中等教育に従事しているわけではないので、直接的にわたしが関係するわけではないのですが、それでも一定の興味をもって、これらの特集記事に目を通してきました。

 また、多くの大学では専門課程ではない教養課程や教職課程で“日本国憲法”という講義が設けられています。わたしもこの科目を担当することが多いのですが、いまいち、専門課程以外で憲法を教えることの意義を見いだせずにいます。人権論とか平和論ならわかるのですが、憲法なら高校までのもので十分だと思っているのです。そんなわけで、こういう記事を読むことで、少しでも専門外で憲法を講じる意義に気づけたらとも思って、この手の特集記事を読むようにしています。

 今回も憲法の先生による論文(学習院の戸松秀典先生による)もあるのですが、それは置いておいて、労働法と著作権法に面白いことが書かれていました。

 まず労働法では、「知識のミスマッチ」が起きているとのこと。つまり、労働法の保護が必要な層(非正規労働者)ほど、労働法の知識に欠けている、という調査結果があるそうです。こういうところを読むと、労働法教育の重要性、とくに初等中等教育や専門外の課程で労働法教育をする意義がわかります。

 また、著作権法では、その制定過程に政策形成のバイアスがあり(利益集団を形成しうる権利者の利益が法律で保護されやすく、多くの利用者の利益は立法過程に反映されていない)、権利者の利益が社会的にみて望ましいレベルより広く保護されがちであること。それは実は著作権法が rigid に適用されないことで(実際には違法行為かもしれないけど、多くの場合に訴訟提起されるようなことはない)、矯正されていること。仮に、あれも著作権法違反、これも権利侵害と学校教育で教えてしまったら、かえって現在の“バイアス矯正状態”に悪影響を与えてしまうことが予想される、という興味深い論文が書かれていました。(この論文をお書きになったのは、わたしがこの夏に研究会でお世話になる北大の田村善之先生です)。ちょっと、シニカルな感じの論文というところでしょうか。

 このほかにも今回のジュリストの特集では、民法と刑法の先生が、それぞれの立場から法教育について書かれていました。

2010年8月 8日 (日)

OB会@加茂川

 暑い日が続きますね~。でも暑さ慣れのせいか、昨日の晩など、なんだか涼しさまで感じました。みなさんはどうですか。

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 わたし、この10月から退職( → 移籍)される先生を引き継いで、硬式野球部の部長を務めることになりました。昨日は野球部のOB会で、現部長先生とわたしの歓送迎をしていただけるとのことで、“おてもやん”で賑わう街中に出かけました。

 現部長(T先生)と並木坂の喫茶店“タイムレス”で待ち合わせしました。ここはT先生お奨めの喫茶店とのこと。ステーキ屋さんのレンガ亭の右横です。人通りの多い並木坂からちょっとだけ奥にお店があるせいか、落ち着いた雰囲気の良い喫茶店でした。

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 OB会の場所は、下通りはいってすぐにある“すき焼き・加茂川”でした。このお店、熊本に来てからずっ~と入ってみたいと思っていたお店なので、ついに思いが叶いました。

 当日は学園大学との定例のOB戦があり(負けてしまったようですが・・・)、そのあとの会合とのことでした。往年の“龍南球児”さんたちは、みなさん野球をこよなく愛する方々ばかりでした。わたしも大学のとき野球をしていて、熊大とも試合をしたことがあります(たしか、勝ちました)。その対戦校の今度は部長とは、なんだか光栄です(もっとも、部長といっても・・・“印鑑部長”ですが)。

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 お肉を食べて(立派なお肉に感動して、手ぶれしていますが・・・)、ひとしきりお話ししたあと、締めは・・・、参加者全員が肩を組み輪になって、なにがはじまるのかと思っていたら、キャプテンが中心に出て、

 「仰げば星斗爛煥として永遠の真理をささや~~く~・・・」との巻頭言に続き、全員で、♪「武夫原頭に草萌えて~」と旧制五高寮歌を歌いました。

 最後に寮歌を高らかと歌いあげることろ、OBさんのお話のときには現役学生はもちろん正座ということで、予想以上に“体育会系”でした。

2010年8月 6日 (金)

お疲れ~@鳥兆。

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 またまた暑いですね。暑いときは煙に燻されながらビールをきゅっと、ということで、昨晩、LS科長先生を中心に、熊本市花畑町・銀杏通りにある“やきとり鳥兆”に行きました。

 この赤ちょうちん目印です。LS科長先生中心とはいえ、科長先生は随分と、遅刻されました。いろいろありますからね~。

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 お店の入口はこんな感じです。縄のれん~。なんだか趣深い店先です。

 カウンターでお手伝いをしていた女性は、熊大関係者であった模様。どこにでもいるのですね~、言動には気をつけないといけませんね~。

 それにしても科長は大変だ、とつくづく思います(人ごとですが・・・)。とくにこの時期の科長は・・・(以下、自粛)。

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 それでも、“さくら”ぐしなどをほおばり、元気だしてね、科長!

2010年8月 5日 (木)

ブームか。

 くもっていますが、やはり暑い一日になっています。

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 きょうの朝日新聞のオピニオンのコーナーに、マイケル・サンデル先生のインタビューが載っています。なんだか“サンデル・ブーム”ですね。このブログでも紹介した『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房刊)は、哲学書としては異例の22万部を売り上げているようです。

 同じように大学で教えている者として、NHKの番組は大変興味深かったのですが、その裏話として、ハーバードの学生は全部で6000人。そのうち1000人が、あの講義を受講しているようです(6人に1人。すっごい)。このことについて、インタビューでは、つぎのように話されています。

 「講堂の収容力が1000人なので、希望者から1000人を抽選で選ぶ。毎期、受講者が1000人を超えていないか消防署から査察が入ります。授業の前に10数人のグループに分かれ、小教室で大学院生を講師にした予備討論をしています。・・・ 〔成績はどのように付けるのかという質問に対して〕採点は、学期中に2本のリポートを書いてもらい、試験ではカントやヘーゲルらの思想の理解ぶりを見ます。」

 防災上の安全を確保するために消防署の査察が入る授業というのはすごいですね。また、授業の前には予備討論をしているとのこと、さらにどうやら試験もするようですね。1000枚の答案・・・(あわあわあわ・・・)。

 インタビューでは、サンデル理論とロールズの違いも述べられていて、面白い記事でした。

 【きょうのつぶやき】 そういえば、夏の甲子園大会の組み合わせが決まりましたね。熊本代表の九州学院は、オープニングゲームで、わが故郷の(そして、ハイジ先生のご実家に近い)松本工業と対戦しますね。こういうとき、なんだか肩身が狭いですね~。

 【再びの告知】

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 あす8月6日(金)の14時30分から16時まで、「法曹を目指すあなたへ!!!」と題する特別講座(法曹養成研究科主催)があります。

 試験もおわりお疲れのところでしょうが、是非、参加してみてください。

2010年8月 4日 (水)

これからの「正義」の話をしよう

 きょうも、あじ~・・・感じの一日です。

 きのうの夕刻に非常勤先の追試も終わり、その成績処理も済ませたので、ようやく前期の業務が完全に修了しました。

 そこでようやく、このブログでも何度か触れた、マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房、2010年)を読み終えることができました。

 この本は、NHKの“ハーバード白熱教室”と同じように、つぎの「暴走する路面電車」の事例からはじまります。

 「あなたは路面電車の運転士で、時速60マイルで疾走している。前方を見ると、5人の作業員が工具を手に線路上に立っている。電車を止めようとするのだが、できない。ブレーキがきかないのだ。頭が真っ白になる。5人の作業員をはねれば、全員が死ぬとわかっているからだ(はっきりそうわかっているものとする)。

 ふと、右側へそれる待避線が目に入る。そこにも作業員がいる。だが、1人だけだ。路面電車を待避線に向ければ、1人の作業員は死ぬが、5人は助けられることに気づく。

 どうすべきだろうか?」(32頁)

 功利主義からすれば“1人を犠牲にしても多くの人の死を避けた方がよい”(できるだけ多くの命を救うことはつねに正しい)ので、迷わず路面電車を待避線に向けろ、となるのでしょうが、それでいいだろうか・・・。

 心臓、腎臓、肺、肝臓、膵臓がそれぞれ悪い5人の患者がいて、そこに1人の健康な人が健康診断にきたら・・・。

 サンデル先生の設例は面白いですよね~。といいながらも、これお馴染みの議論ですよね。わたしも大学院の頃、このような“倫理学の本”をよく読みました。

 またこの本にはわたしが学位を取得したロールズの理論も登場します。最近、ロールズから離れているので、懐かしく読みました。

 ロールズは、いわゆる所得再分配政策を“不平等”であると正しく認識した後、ではなぜこのような再分配政策が正当化されるのか、を検討します。こういう視点、学部生だったわたしの目には新鮮にうつりました。ロールズは、道徳的功績(とそれが生み出す経済的成功)を、“道徳的には恣意的なもの”であるといいます。つまり、たんなる偶然だ、というのです。サンデル先生の本にも、ロールズの思考法を紹介する文章が、随所に見られます。たとえば、

 「成功している人びとは、自分の成功がこうした偶然性の影響を受けていることを見逃しがちだ。」(212頁)

 「実力主義の社会ではほとんどの人が、世俗的な成功と自分の価値を同一視している・・・」(214頁)

 つまり、成功している人で、その成功に真に“値する”人はいない、というのです。家柄によるものはもちろんですが、持って生まれた才能も、また、努力ですら、偶然性の影響を受けている、とロールズは考えます。(努力する人に生まれたのは偶然だというのです)。

 このように考えたロールズは、分配の正義を道徳的功績から完全に切り離す政策を(つまり、再分配政策を)正当化する理論を構築しました。ロールズによれば、実力社会の結果を政府が平準化することこそ“公正”ということなのでしょう。

 ロールズの思考法にはさまざまな批判があるのですが(サンデル先生も批判者の一人)、再分配政策を一旦“不平等”と捉えて(再分配政策が“平等”であるという言説は数多あるところ)、この“不平等”がなぜ正当化されるのかを追究したところに、ロールズ理論の真価はあると思います。

2010年8月 3日 (火)

日本国憲法 オカノススム起源論

 嶋村藤吉先生から『日本国憲法 オカノススム起源論』(内外出版)をいただきました。日本国憲法制定史に関する貴重な研究だと拝察いたしました。ご厚情に感謝いたします。

2010年8月 2日 (月)

猛暑のなかでの定期戦。そして、ふぐ。

 いや~、暑い日が続きますね。

 きのう、雨で順延していた教員野球の定期戦(対 熊本学園大)が行われました。先日は雨でノーゲームになったとはいえ、初回にいきなりツーランを浴びているだけに、どうなることか不安な試合でした。ただ、きのうは先日とは打って変わって、3者凡退(2三振)と好調な立ち上がり。よさそうでしたが・・・。その後は制球に苦しめられ、毎回、得点圏にランナーを背負うという悪い投球内容でした。5回を投げて2失点と、結果だけ見れば良かったのかもしれませんが、守りでリズムを作れなかったので、チームの攻撃にも勢いを与えることができず、結局、2-6で負けてしまいました。試合経過は、わたしの“親HP”の教員野球のコーナーをご覧ください。

 8月1日の試合結果。

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 この教員野球では、毎回、最優秀賞と敢闘賞として、そのゲームで活躍した人が表彰されます。今回、わたしは敢闘賞ということで、写真の“セラミック 吸水コースター”をいただきました。熊本ではコースターもさることながら、いま、くまもと阪神に出店されている TOKYU HANDS の袋にも価値があると思い、画像に収めておきました。

 この敢闘賞という賞、いただけるのはうれしいのですが、負けた方で活躍した人の賞なので、複雑な感じです。ちなみに3回目の敢闘賞です(1度は引き分けのときいただきました)。勝った試合で活躍したことがないので、最優秀賞をいただいたことはありません。

 ということで、暑くて悔しい感じの朝、県庁で知事から辞令をいただくというお仕事をした後、水前寺のふくの小川でランチしました。ちなみに、県庁は経費削減の折、うす~め冷房されているのですが、知事のお部屋は涼しかったような~。

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 いただいたのは、ふぐ天丼ランチです。夜は高級ふぐ料理店のようで、わたしのような者には敷居が高いのですが、それでもなんとかランチなら・・・という感じでしょうか。ランチ本体のお味はまずまずでしたが、この後、それはちょっと・・・な感じのデザートがつきました。デザートは日によっていろいろなのでしょう。きょうはスイカのシャーベットでした。

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