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2011年1月 8日 (土)

「もしドラ」

 晴れです!

 また帰省中のお話し。といっても帰省とは直接は関係ありませんが。

 わたしもはやりもの好きなので、帰省の車中で、岩崎夏海さんの『もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(ダイヤモンド社、2009年)を読みました。みなさんもご存じのベストセラーです。

 読んでみてこの本がなぜ売れているのか、わかりました。それはドラッカーの入門書であると同時に、この本自体が、とても面白いのです。普段なら少し退屈になる車中なのですが、あっという間に時が過ぎました。

 お話しは女子高生(みなみ)がドラッカーの『マネジメント』をもとに野球部のマネージャーを務める・・・ということなのですが、みなみは、まず、野球部の目的と使命を考えます。その参考になったのが、ドラッカーの“企業の目的と使命を考えるときの出発点は顧客である”という記述です。野球部は営利企業じゃないし・・・とみなみは考えるわけですが、次第に、部員であったり、高校野球に感動をもとめる観客・TV視聴者であったり、部の活躍に励まされるであろう当の高校であったり、高野連であったり・・・と、野球部の「顧客」を見出していきます。そして、マネージメントをはじめる・・・というストーリーです。

 ドラッカーによると、この「顧客」が誰であるかを考えることは“簡単なことではない”、“わかりきったことではない”とのこと。ただ、企業の目的、使命は、この顧客を満足させることにあるといいます。そして、みなみは顧客満足を得るために、それを高めようと、野球部を運営していきます。

 ところで、わたしの所属している“法学部の顧客”って、誰なのでしょう。もちろん、法学部生やそのもとになっている高校生、というのはすぐに思い浮かびます。また学生の就職先(企業や省庁・地方公共団体など。LSも?)も顧客でしょう。でも、ドラッカーによると、それだけではないことになります。まず、法学部に学内における一定の役割を求めている大学自体(他学部)も、法学部の顧客ということになります。また「中核大学」を目指している本学にとっては、地域社会も顧客でしょうか。さらに所属教員の研究に期待する学界(学会)も。そして、国立大学であることを考えると国家納税者(ようするに一般の人)も顧客ということでしょうか。そしてなによりも、所属教員も、『もしドラ』によると顧客ということになります。

 これらの顧客を満足させることこそ、法学部の目的であり使命である、ということになりそうです。な~んて、ちょっと“もしドラって”みました( ← 目指せ!本年の流行語大賞)。

 そして、ドラッカーによると、“あらゆる組織が事なかれ主義の誘惑にさらされる”そうです。だからイノベーションが必要になるとのこと。“人は、優れているほど多くのまちがいをおかす”けど“優れているほど新しいことを試みる”とあります。

 なかなかスルドイですね~。でも変わることって、たいへんなんですよね~。だって、毛布にくるまれたままがいいですものね~。なんてことを考えながら『もしドラ』を読み終えました。

 【追伸】 ディーンもマネージャー(?)

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