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2011年6月

2011年6月29日 (水)

気づいたら・・・。

 快晴です。九州南部は梅雨明けとのこと。熊本ももうすぐか。

 気づいたら、法学部HPの「教員リレーエッセイ」が更新されていました。これからは、タッタカタッタカと、更新されていくのでしょうか。

 こちらからどうぞ。

 ところで、本学法学部の女性教員さんは、質量共に、同業他社様を凌駕しているのではないでしょうか。総員32名のうち、9名が女性教員です。

 こちらをご覧ください。

 32名のうち9名・・・なーんだ、と思われるかもしれませんが、わたしが大学に通っていた頃(いまも広い意味では通っているが・・・)は、1ないし2名、1人もいない法学部もざらにあったと思います。いまでも1、2名なんてところも、多いのでは。それからすると法学部にしてこの水準にあるというのは、全国的にも珍しいのでは。

 でも、学生はもっとすごい。女子学生の数はもう半数に迫る勢いです(学年によっては、女子の方が多い学年も)。

 こちらを参考にしてください。

 わたしの前任校は私立大学で、多くの私立大学がそうであるように、少子化の現在、優秀な学生の獲得に四苦八苦していました。その会議の席上では「法学部は市場が半分しかないから・・・」というような分析をされる先生がおられました。これは、女子高生は、あまり法学部には来てくれない、という意味なのですが・・・。そうではないことを本学にきて知りました。

 法学は「ジェンダー依存型」の学問ではないのです(もっとも、もともとそんな学問など、ないのかもしれませんが・・・。ジェンダーは、あくまでもイメージでしょうから)。ということは、学生の男女比からして、法学部では、今後、ますます女性教員が増えていく、ということでしょうか。そのうち、“女性法学部長誕生”ということも・・・

 以上、法学部の近未来予想でした。

 

 

 

2011年6月27日 (月)

打ち上げ@フィガロ

 朝から雨が降っています。

P1010675 昨晩、法学部行事実行委員会の学生と、熊本・新市街にある“フィガロ”で会食しました。“行事実行委員会”というのは、新入生合宿やスポーツ大会などの企画・運営を通して法学部を盛り上げてくれる学生団体です。オープンキャンパスなどの際にも、お手伝いをお願いしているようです。昨日の会場となったフレンチダイニングバーのフィガロは、行事実行委員会次期委員長のバイト先とのこと。ここでもお世話になりました。

P1010667 同席した学生が「シャレオツ」、「シャレオツ」と連呼していたので、最初のお料理を撮影。シャレオツって、ナウなヤングでも使うのですね・・・。 この後も、魚・肉料理、そしてシーフードのパスタと、まさにシャレオツな料理が続きました。

P1010670 そして宴もたけなわとなったところで、同席した同僚先生のサプライズ・バースディ・パーティとなりました。暗闇での撮影はまだ上手くできず、ボヤ~っとしてしまいました。花火に感度を合わせたのでしょう。ちなみに、目を見開いてろうそくを数えてみても、実年齢より15~20%エコになっています。エコはこの夏の流行でしょうから。

 ということで、また新しい週のはじまりです。学生にとっては、そろそろ定期試験が気になる頃でしょうか。もっとも今から気にしていたら、結構、よい点になると思うのですが。実際には、最終の講義の日から(このときに試験の問題を言うかもしれなので)、最悪、前日からの夜通しでの準備なのでしょうか・・・。

2011年6月24日 (金)

社会契約論がなぜ大事か知っていますか

 すこし青空もありますが、曇りの部類でしょうか。(と思っていたら、快晴になりました。暑い暑い)。

 伊藤宏之『社会契約論がなぜ大事か知っていますか』(柏書房、2011年)を読みました。社会契約論がなぜ大事か、よく知らなかったので読みました。

 ジョン・ロックの統治論の訳者による、ロック社会契約論の読解です。

 著者の意図は、オバマ大統領が「建国の理念」を語り、菅首相が「国民主権」というときの思想背景にあるロック契約論思想を摘出することにあるようです。

 社会契約論を唱えた啓蒙思想家は他にもいます。その中でもロックの特徴はといえば、やはり社会契約を「1回限りのもの」にしなかったことでしょうか。それは彼の抵抗権思想にも現れています。市民の利益を守らない統治者にはいつでも交代を迫れるのだと。

 社会契約は「フィクション」で歴史的事実ではありません。ただ政府による統治の正当性を説明する「説明の装置」として実にうまくでいているために、ここまでの影響力を維持してきています。わたしはこの国家統治の正当性を説明する純理論を、現実の政治の善し悪しを判断する基準とすべできはないと思っています。 それは抽象的なところから具体的なところへと、規範理論の階梯を相当程度下っているにもかかわらず、そこに純理論的規範を適用しようとすることだかからです。

 それでも、ロックの社会契約論の意義を体系的に把握し、そのエッセンスを現実政治に照射し、読者に政府による統治のあり方、人権保障の意義について再考を迫るこの本は、いま読まれるべき1冊なのかもしれません。

2011年6月20日 (月)

父の日でした。

 雨、強く降ったり、ちょっとやんだり。雷も・・・。

P1010656 昨日の父の日、娘が鶴屋さんで描いた絵です。年々、形になっていくのがわかります。

 みなさんは、父の日になにかしていますか?わたしは一人で暮らしている頃はなにもしていませんでしたが、家族をもつようになり、嫁に言われたこともあり、双方の実家に珍しい食べ物(ちょっと高級)を送ったりしています。ことしはメロンだったような・・・と、これも嫁まかせなのですが。

 わたしの周りには公務員志望者が多く、この6月で、一応、多くの人が志望している職種の採用試験が終わります。少しずつ1次試験の結果も発表されてきて、悲喜こもごもです。こと、ここに至るとなにもしてあげることはできませんが(もともと、あまり何もできませんでしたが)、せめて話しを聞いてあげることぐらいはしようと思います。

 人間、子どもをもつと、少し丸くなるのでしょうか。

 

2011年6月17日 (金)

友情告知!

 くもりです。下り坂か。

 どこでもそうだと思うのですが(ここだけか!)、法学部とLSとは、とかくギクシャクしているもの。でもここはひとつ大人になって、本学LSの第1回入試説明会の告知をしてあげます。

 日時は、7月13日(水)の16:10から。

 場所は、文・法学部棟のA3教室です。

 ポスター → 「ls.pdf」をダウンロード

 わたくし、こう見えて、本学のLS、応援しているんですよね~。それは熊大生にとって同じ大学の大学院での方が安心して勉強できると思うからです。かく言うわたしも、出身大学と同じ大学院に進学したからこそ、学部時代の先生にも指導してもらえて、こうして研究者になれたと思っています。まぁ、一応、わたしが成功した部類に入るのなら、その理由は、学部と同じ大学院にいったことにあると、わたし自身は思っています。

 もっとも考え方は人それぞれ。なにか功を奏したのかは、功を上げてからしかわかりません。実際には誰にもわからないことです。ということで、もしどの大学院に進むか迷っている(あるいは、おひまなら)、是非、入試説明会に出席してお話しを聞いてください。

 

2011年6月16日 (木)

出版記念でリフる。

 大雨洪水警報発令中。ですが、暴風警報がでないと、休講にならないようです。この雨のなか、登校してくるのも大変では。

P1010641 きのうの教授会のあともリフりました。それも通常はFDと称してリフっているのですが、きのうは、それにくわえて拙著の出版記念と銘打っていただきました。

 ふたたび拙著です。もうすくボーナス支給日ですね~。出版社も商売ですから在庫をかかえたままにならぬよう、部数をしぼって出版していると思います。あぶく銭のご利用はお早めに。

 ところできのうもいろいろといただいたのですが、そのなかでも「北島秀樹」というワインをご紹介します。

P1010631 北海道余市町の“葡萄作りの匠”北島秀樹さんの名作です。

 おそれ多くもあねさんの差し入れです。あねさん同様、すっきり辛口、という感じでした。

 【きのうのひとこと】あねさんで。もともと楽しいはなしはない教授会で、きのうはくら~いはなしがありました。それをうけてか、本学を離れて寂しがっている人がいる、という話しを聞いて、あねさん「ざまあみろ」と。【きのうのひとこと】認定です。

 ※ なんだかあねさんデーになってしまいました。あねさんあねさん書くと、目がチカチカします。

2011年6月15日 (水)

昨日の給食。

 小雨です。水曜の昼休みに野球をしているので、雨だと学校にくる意味ないのだけど。

P1010626 これ、昨日の娘の給食です。嫁がなんらかの用事で小学校に行き、撮影したようです。

 メニューは、さかなのかばやき、かきたまじる、かりかりきゅうり、これにご飯と牛乳です。食のほそい娘は、給食に悪戦苦闘しているようです。

 ところで、遠い昔のことであまり給食のことは覚えていなのですが、わたしの頃は、牛乳はビンでした。あれ、それなりに重かったのを覚えています。そういえば、みなさん、ミルメークというの、ご存じでしょうか。味気ない白い牛乳にあれをいれると魔法のようにおいしくなる、あのミルメークを。いただきますして、すぐに入れると牛乳がこぼれてしまうので、少し飲んだ後、ミルメークを入れ、そして再度ふたをして振って・・・って、なんだか懐かしい・・・。んん・・・、さて、あのミルメーク、パックの牛乳にはどうやって入れるのでしょうか?

2011年6月12日 (日)

大人の哲学入門

 きのうに引き続き大雨です。被害などでなければいいのですが。

 『男の隠れ家』(2011年7月号)という雑誌に「大人の哲学入門」が特集されていたので読みました。

 「いま必要な『哲学者のことば』」とのサブタイトルのもと、誰でも一度は名前を聞いたことがある古代・近代・現代の有名な哲学者の紹介のあと、いくつかのテーマごとに「哲学者のことば」が引用、解説されていました。

 たとえば、セネカは『人生の短さについて』のなかで「人生は短くなどない。ただ、与えられた時間のほとんどお無駄遣いしているだけなのだ」といっているようです。あぁ、その通り・・・。ぐぅ~の音もでません。でもこの「無駄」という概念、相対的ですよね~。見方が違えば、いろいろ。日常の雑談のなかにヒントがあったり、癒されたりしますもの。「無駄だった時間などない」ともいえるのでは・・・って、ちょっと名言では?

 メルロ=ポンティは『知覚の現象学』のなかで「考えるだけでは足りない。その考えを言葉で表現することをもって、考え、とか思考というのである」といっているようです。論文書け!とうことか・・・。

 また、わたしの好きな言葉も紹介されていました。それは、エピクロスの『断片』での言葉、「ひっそりと生きよ」です。これ、なかなか名言ですよね。やはり人間、勘違いしやすいですから。とくにお調子者のわたしは。分限をわきまえた生き方をしないといけませんね。

 なんだか最近、心が乱れ病んでいるので、哲学に救いを求めたかったような・・・。

 【追伸】 娘から父の日(ちょっと早い)の贈り物として、フラワー・アレンジメントをもらいました。

P1010609 哲学のことばより、やっぱりこっちの方が癒されるわ。

2011年6月11日 (土)

HP、久しぶりに更新!

 あさから大雨です。

 【業務連絡】 熊大法学部のHPが、久しぶりに更新されています。トップのリレーエッセイもそうですが、教員紹介のページでは、新任教員も加わっています。

 こちらからどうぞ。

2011年6月10日 (金)

行政裁量論

 あさからです。

 きのう、本学LS教員の原島先生から、『行政裁量論』をいただきました。

 本学LSという厳しい状況のなかで学界的にも、また放送大学テキストということで社会的にも大きな意義ある仕事をされ、立派です。

 なんだか上から目線なのか下から目線なのかわからない表現ですが、彼はわたしの後輩にあたるので(ここもやや複雑ですが、一切割愛します)なんだか表現しにくいのですが、それでももう立派な先生なので、ご高著で勉強させていただきます

 それにしてもこの本、売れるんだろうなぁ~。実力者はやはり売れるところから執筆の声がかかるしなぁ~。まぁ、印税でおごってもらおう!

2011年6月 8日 (水)

ご厚情に感謝。

 あまり天気はよくありません。

P1010603 先々週の韓国・韓南(ハンナン)大学とのシンポジウムで親しくなった先生から、特別な贈り物をいただきました。わが家で並べてみた写真です。

 これ全部、韓南大学グッズです。品のいいネクタイとか(わが社のものはクマダイ丸出しデザインですよね~。それがいいのかもしれませんが・・・)、メモパッド(これも1枚1枚デザインが違います。韓国の伝統的図柄のよう)にはじまり、箸とスプーンのセットや茶器まであります。箸・スプーンのセットは、もっと“大家族用”のものもあり、カタログも同封されていました(でも、読めません)。わが社も法人化したのだから、こういう商魂も出して欲しいところです。

 ところで、シンポの当日いただいたお土産は、きっと大学が国際交流用に用意したものでしょう。ただ、これは親しくなった先生が自ら用意してくれたものだと思います。ご厚情に感謝しつつ、これでわが家もちょっと韓流ブームです(ちょっと、遅いか)。

2011年6月 6日 (月)

野球部「新歓」。

 くもりです。

 週末に、“印鑑部長”を務めている硬式野球部の新歓にいきました。“印鑑部長”も板についてきました。

 今年の新入部員は14名とのこと。昨年の13名に続き、2年連続の豊作です。OBの方も加わって、「近いうちに県内トップを!」と息巻きました。

 春のリーグのスタートを思えば、この目標も夢ではなくなってきたところ。この夏は鍛えないと(もとい、鍛えてもらわないと)いけません。

 春は結局1試合しか応援に行かなかったので、誰が部長かわからなくならないよう、秋には複数試合、応援に行こうと思っています(いまのところ)。昔取った杵柄で少しぐらいは“指導”などできたらいいのですが、それもおこがましいので、せめて“球拾い”でもしようかなぁ・・・。

2011年6月 4日 (土)

三陸海岸大津波

 ちょびっと曇りか。

 記録文学者として名高い吉村昭さんの『三陸海岸大津波』(文春文庫、2004年)を読みました。

 明治29年と昭和8年の地震による大津波、そして昭和35年のチリ地震をうけての大津波を経験した三陸海岸に住む人の津波についての証言を記した記録文学です。淡々と記録していくその筆致から、かえって津波への恐怖、おぞましさが赤裸々に伝わってきます。

 3度の大津波をうけ、堤防設置や高台移住を進めてきた三陸沖。それでも今回の津波には耐えられなかった。そして高台移住については、とくに漁業を生業としている人たちにとって困難なものであると記されていました。

 ただ、たとえば昭和8年の大津波のときには「衆議院・貴族院では、被災地救済の諸提案がすべて満場一致で可決、各種税金の減・免・猶予等をはじめ、食料、衣類、寝具、住宅材料等の無料配布や、道路、湾港の復旧促進が決定された」(149頁)との件にふれ、いまの政権に対するもどかしさのようなものを感じました。

 「津波は、自然現象である。ということは、今後も果てしなく反復されることを意味している」(171頁)。最終盤でのこの言葉、人間の力は無常だなぁ、と思い巻いた。

2011年6月 2日 (木)

使える!経済学の考え方

 快晴でした!

 内閣不信任決議案の採決、なんだか気が抜けましたね。首相が直前に辞職を決意するとは・・・政治というのはそういうものなのでしょうね。“賢明な判断だった”とするのは、あのムラだけの論理では・・・。

 という政局を脇目に、小島寛之『使える!経済学の考え方』(ちくま新書、2009年)を読みました。

 この本、依然まで同僚だった先生に「面白い本がある」と紹介されたものです。この先生に撃沈された学生も多いのでは・・・。

 それは措いておいて、この本、たしかに面白い本でした。というのも、この本は、“幸福”とか“正義”とか“平等”といった実体的価値を数学を使って考えてみることを試みた本だからです。こういう実体的価値を生の現実を使いながら考えていくと、どうしても情緒的な言説を弄することになります。でもそれでは、万民を説得できる理論を提示したことになりません。そこで著者は、上述の実体的価値を数式を使って示すことで、非情緒的な論理を提示しようとします。数式は、アレルギーのあるわたしにはやっぱり難しいものでしたが、それでもこういう考え方を会得しないと、正義とか公平といった実体的価値を論理的に記述することはできないと思いました。本当に、好著でした。

 ところで、わたくし最近、民訴を勉強しているのですが、民訴も“民事裁判というゲームのルールとしてなにか公正か”という視点からみると、結構面白いなぁ~、と感じ始めています。たとえば、給付訴訟において「残部請求」ができるかという問題や、二重起訴は禁止されているのですが、ではどのような場合を「二重起訴」とよびなぜ禁止されるのか、とか、「相殺の抗弁」はどのような場合に許されるべきなのかなど、ゲームのルールとしてなにが公正なのかが、まさに問われているのだなぁ~、と感じながら勉強しています。

 ただ、いかんせん、わたしはミクロ経済学やそれを基盤にした「法と経済学」の知力に欠けています。こういう学問を身につけていれば、民訴に新しい光を照射できるのに・・・なんて。わが法学部ではミクロ経済学や「法と経済学」の基本を公共経済学で学べるので、学生頑張って!

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