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2011年10月 5日 (水)

命は誰のものか

 くもり、のち、雨です。教授会ワズ。

 香川知晶さんの『命は誰のものか』(ディスカヴァー携書、2009年)を読みました。

 本当に誰のものなのでしょうか。

 堕胎、臓器移植、尊厳死・安楽死などの問題について、いままでは、自己決定の問題である、との論調が強かったと思います。本書は、それらの問題を「自己決定」で済まそうとする議論に対して、実はその背景には多くの場合、他者の命が関係している、という視点が欠落しているといいます。

 たしかに、堕胎、臓器の移植、代理出産、出生前診断・・・、行為主体だけでなく、その決定は他者の命に関わる問題ばかりです。これらを「自己決定」の問題である、と軽々に処理してはならないように思います。

 医療技術の進歩により、「生と死の選択」が可能になりました。“できなかった”ときは諦めるだけでした。それが“できる”ようになり、わたしたちは、より難しい問題に直面するようになったようです。

 【業務連絡】 法学部HPの教員エッセイが更新されています。

 ここからどうぞ。

 そういえば、有斐閣さまより『ポケット六法 平成24年版』をいただきました。ありがとうございました。

 

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