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2012年2月11日 (土)

デッドマン・ウォーキング

 建国記念の日、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。建国記念の日って、まえは紀元節といって、もう明治からお休みだったって知っていますか。紀元節とは、初代天皇・神武天皇の即位日です。

 というこの日、研究室の本棚にあったデッドマン・ウォーキングを観ました。

 「デッドマン・ウォーキング」(死人が行くぞ!)。その基底にあるのは、単純な死刑廃止論ではありません。

 若いカップルを殺害した死刑囚。ただ、その犯行は認めず、また人種差別などマスコミをにぎわす発言も繰り返す。反省の色は示さない。

 その死刑囚から手紙を受け取ったシスターが面会にいき、赦免を求める活動をはじめます。ただ、シスターも、真実をはなして欲しいと求めます。

 赦免委員会、州知事への嘆願、連邦最高裁への再審請求、八方手を尽くしますが、結局、死刑執行日をむかえます。印象に残ったセリフは、聖書の一節、「真実を知る者は、真実により自由を得る」。神に救済されるためいは告白する必要がある、とシスターは死刑囚に求めます。

 “人道的”方法での“死刑”は許されるという論理で死刑は容認されてきました。このパラドクスぶくみのロジックの意味を深慮する切っ掛けとなる作品です。また、男と交わることのないシスターという存在、ユーモアのある場面もあって、重苦しさが押さえられた作品になっています。

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コメント

この映画でのシスターのモデルとなった実在のシスターと2年くらい前に熊本でお会いしました。実物も,会話の至るところにユーモアがある,芯の強そうな方でした。今は,全米で死刑確定事件などの再審理を求める運動もなさっているそうです。もっと英語の会話力があったら,いろいろなお話が聴けたのでしょうが,悔やまれます。

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