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2012年4月

2012年4月28日 (土)

違憲審査制をめぐるポリティクス

 連休初日、よい天気です。

 京都大学の見平典さんから、ご高著『違憲審査制をめぐるポリティクス:現代アメリカ連邦最高裁判所の積極化の背景』(成文堂)をいただきました。

 若くして学位を取得され、こうして立派な大著までものされて、刺激になります。憲法学界もこうした優秀な若手の押し上げがあり、わたしのような者は、肩身が狭くなってきました。ちゃんとしなきゃ、と思います。

 このたびは、わたしのような者にまでご本をいただき、ありがとうございます。勉強させていただきます。

 【業務連絡】 法学部WPがの「学生リレーエッセイ」が更新されています。

 ここからどうぞ。

 ところで、1年生諸君。法学部にWPがあることをご存じでしたか?たまに立ち寄ってみてください。現在はO先生(わたしではない)のゼミの様子とO先生(これまたわたしではない)の大学教員感が綴られています。

2012年4月27日 (金)

あなたは、なに主義?

 きょうも晴れそうです。連休突入前日、というのに、午後からお外でお仕事です。

 新学期がはじまり1週間がたちました。まぁ、まだ試運転的でしょうか。それでも、連休明けから夏休みまでの怒濤の前期の準備、みなさんは整いましたでしょうか。

 そんななかで、わたしの2年生と3年生の演習科目では、本格的な憲法の議論に先立ち、みずからの憲法理論上の“立ち位置”をみつめるために、すこし旧い教材ですが、週刊東洋経済の2010年8月14日/21日号を利用して、“正義”について考えてみました。

 この号は「政治哲学」の特集なのですが、そこに「あなたは何主義?」と題して、48の質問で解答者の政治的自由度と経済的自由度をみて、そのバランスから、“リバタリアニズム”“コンサバティズム”“リベラリズム”“コミュニタリアニズム”のどの思想に近いのかを判定するゲームがのっています。これ、憲法理論としては面白いなぁ~、と思い、ゼミでやってみました。この4つの立場の違いは・・・、概ね、つぎのようになります。

 リバタリアニズム:政治的自由も経済的自由も国家による介入を拒む。

 コンサバティズム:政治的自由については伝統的道徳観重視(国家による一定の価値の保護をみとめる)、経済的自由は政府干渉を忌避。

 リベラリズム:政治的自由としては個人の自由を尊重。ただ経済的自由を制約してでも福祉国家的政策をのぞむ。

 コミュニタリアニズム:政治的自由についても共同体の価値観を重視し、経済的自由についても社会連帯による福祉政策の実現を臨んでいる。

 3年生20名、2年生18名を対象に実施したら、非常に興味深い結果になりました。個別にどうこうということではないのですが、3年生のほとんどが、2年生でも半数以上が、リベラリズムまたはコミュニタリアニズムに立脚していた、ということです。このゲームのようなクイズのような調査で正確な政治思想の判定というわけにはいかないと思うのですが、それでも熊大法学部の2・3年生(の憲法ゼミ生)は、政治的自由については個人的価値/伝統的価値、いずれの価値を重視するかはわかれているのに対して、すくなくとも経済的自由については、その理論的理由づけは異なるとはいえ、国家による福祉国家的政策を支持する傾向にあるようです。

 これ、わが国の政治思想の傾向として、どうなのでしょうか。わが国の縮図なのでしょうか、それとも大学生の縮図なのでしょうか、それとも熊本の・・・。いずれにしても、次世代を担うであろう学生は経済的自由は重視しない傾向にあるようです。

 と、まぁ、講義1回分を“かせぐ”ためのちょっとした余興でしたが、それなりには面白い余興だったように感じました。

2012年4月26日 (木)

緊急調査!

 このブログをご覧になっている憲法Ⅰ登録者の方にお願いがあります。もうすでにいくつかのプリント、資料を Web-CT で配布しています。

 この Web-CT で実際に資料の閲覧が可能になっているかを知りたいのですが、どなたか Web-CT にアクセスして憲法Ⅰの資料が閲覧可能かどうか、わたしへのメールもしくはこのブログのコメントで教えてくれないでしょうか。

 お手数ですが、どなたかよろしくお願いします。

歓送迎会@2度めの新茶屋。

 昨日の雨も一転して、清々しい感じ。

Dsc_0094  きのう、県のお仕事おわりに、3月末で定年または異動になった方、そして4月からお世話になるようになった事務局の方の歓送迎会がありました。

 会場は、熊本市新町にある“料亭 新茶屋”さんです。建物内部の雰囲気は、こんな感じです。外装は・・・わたしにとっては2度目のご来店なので、前回(2011年7月26日)のブログをご覧ください。

2011年7月26日(火)のブログ 今回も、楽しく飲ませていただきました。きのういただいたのは・・・

Dsc_0083  (ビールにつづいて)まずいただいたのは、山鹿市千代の園酒造の千代の園大吟醸〈EXCEL〉です(表計算ではない)。

 日本酒度+2.8の2010年ものです。2~3年で円熟期ということで、円熟期のお味はというと・・・、すっきりさっぱり系でした。ボトル詰めなところも、なんだかワインみたいですね。シャレオツです。

Dsc_0086  つぎにいただいたのは、山口県岩国市旭酒造さんの獺祭(DASSAI)です。純米大吟醸45とありますが、精米歩合50%、度数16度の一品です。

 いや~、コク、キレとも一級品なのでしょう。素人舌にも美味しさがわかりました。

Dsc_0090 そしてさいごに、新潟県南魚沼市八海酒造さんの八海山吟醸酒をいただきましたbottle

 新潟方面のお酒らしさのあるまさに“うまい酒”でした。米、水、原料は単純なのに、日本各地で味の違うお酒があり、日本酒バンザイ!ですね。

Dsc_0097 美味しい日本酒をいただきご満悦なところへ、退職された元課長さんから、肥後象嵌のクマモンをいただきました。スーツのところにするバッチです。肥後象嵌の作成を趣味とされているとのこと(趣味というにはあまりにも本格的ですが)。全然お役に立てていないわたしにまでお気遣いいただい、なんと嬉しかったことか。

2012年4月24日 (火)

親密な人間関係と憲法

 きょうも、よく晴れています。

 帝塚山大学の羽渕雅裕さんから『親密な人間関係と憲法』(帝塚山大学出版会)をいただきました。

 研究書にはめずらしくソフトタッチのカバーですが・・・、中味はどうしてどうして、本格的な研究書です。ただ、プライバシー、自己決定権(とくに性的自己決定権)についてコンパクトにまとめられているので、学部生にも(理解できるかは別にして)勧めたい研究書です。

 いずれにしても、わたしのような者にまでご本をいただき、ありがとうございます。

2012年4月21日 (土)

正義論の名著

 なんだか日差しがあったりもしていますが、風の強い日になっています。これから西日本は大荒れとか。

 講義が始まり2週間たちますが、あいかわらずの「自転車操業」。おまけに前期に、それも週のはじめの月・火に講義が多いという“前のめり時間割”なので、またまた講義準備のため出勤しています。そんな講義準備のあいまをぬって、中山元『正義論の名著』(ちくま新書、2011年)を再読しました。

 なぜ「再読」かというと、前期に「基礎演習Ⅱ」という2年生の必修科目の参考図書として指示したものを読み返しておこうと思ったからです。あっ、これも講義準備か!この講義では本書にでてくる10名・10作品をとりあげ、憲法の基本を考えてみよう、というわけです。(全員・全作品はのっていなかったかも・・・)。

 ただ、古典はとかく難しいもの。なんだかうなくいくか不安ですが・・・、でも、いいんです。わたしの演習を選んでくれた学生は、タコ焼きPをやりたいがために選んでくれたようなので・・・。まぁ、講義がちんぷんかんぷんでも、課外活動が楽しければいいのでは・・・と、自分を慰めています。というわけで、課外活動が楽しい演習になれば、と思います(笑)。

 ところで、最近、よく「疲れてる~?」といわれます。本人、いたって元気ですが、寄る年波が姿に表れているのでしょうか?そういわれると、元気に振る舞おうとして、よけいに変な言動になったり・・・。あちこちにご迷惑をお掛けしているのでは、と。不快な思いをされた方がおられたら申し訳ありません。以後、気をつけようと思います。

 ということで、これから科研費の報告書を書こうと思います。来週末まで猶予があるのですが、来週は来週で、いろいろありそうなので。

2012年4月20日 (金)

ドイツ・フランスの公会計・検査制度

 おだやかな気候ですが、週末は、若干、くずれるとのこと。

 大学院の大先輩(歳の離れた先輩という意味ではなく、優秀な先輩ということ)の西南学院大学・石森久広先生から、共同執筆された『ドイツ・フランスの公会計・検査制度』(中央経済社、2012年)をいただきました。

 いずれ勉強させていただきたいと思っていますが、この帯に“欧米すなわち英米ではない”とあります。このこと、あたりまえのことですが、目にしたとき“おお・・・”と思いました。

 外国というと、とかくアメリカをイメージしがちですが(そんなこともないか!)、法学の領域では、アメリカにくわえ(場合によっては、それよりも)、いわゆる欧州大陸系の思考が重視さえています。わたしも、こんにちアメリカしか研究していませんが(それではダメですが・・・)、大学院入試の際にはドイツ語を選択し、博士論文(のほんの、ほんの)一部では、ドイツ語文献からうけた示唆も利用しています。あ、そういえば、比較的最近の論文でも、(ほんの、ほんの)一部、ドイツ語文献をもちいたっけ。

 てなことで、石森先生のご本を手始めに、ドイツ・フランスの憲法・行政法制度も学び直したいと思いました。

 【コメント】 なんだか、なんとなく一部の方面には、メッセージ性のある内容になってしまいました。

2012年4月19日 (木)

歓迎会。

 くもりですcloud。雨にむかう模様。

Dsc_0075 きのう、法学部とLS合同の新人歓迎会がありました。とくになんという写真でははありませんが、メルパルクで開催されたことの証明として掲載しております。

 ところで、ここに[D]とくじのようなものが写っています。この手の会合のときの席は、主賓席・部局長席を除き、いつもくじ引きで決めています。このくじが、お酒の味を決めるとっても過言ではないので、結果には悲喜こもごも・・・。「二度引き」というインチキがあったりして・・・。

 わたしの昨晩のお席は、まぁ、当たり!でしょう。あねさんの横でしたが、飲み過ぎることなく、無事でした。

Dsc_0076 二次会は、メルパルクの近くということで水道町バス停のにあるワンモアbarさんに行きました。そのときにいただいたアボガド・サラダです。おいしそうでしょう~。このお店、ゼミ生がバイトしているのですが、実際にここで会ったことはありません。

 もっとも、ゼミ生がいたら、大変でした。昨晩いろいろやらかした方がいて・・・。もう“出禁”でしょう。信州人、要注意やわ。

 一部の狼藉のわきで、それでも二次会も盛り上がりました。新人さんそっちのけで、楽しい話し、歪んだ話し、グチ(← わたしはこれ)と・・・。

Dsc_0079 よくあさ1限の人、2限の人とあるなかで、3次会は、久しぶりに下通りダイエーうらの“BAR SHOTS”さんに。おぉ、女性バーテンダーさんが・・・、あれ、まえもいたっけ?2人が舟をこぎ始めたところで(うち、1人は沈没していたが・・・)お開きにしました。

 ということで、2限のお勤めをして、これから4限です。またのどの調子が・・・

 

2012年4月15日 (日)

阿蘇などに。

 もうこっちは葉桜ですね。ちょっと、曇りでしょうかcloud

Dsc_0046 数日前から妻の両親が来熊していたので、きのうは、阿蘇などに行きました。

 が、阿蘇は寒く、大観峰はこんな感じでした・・・。

Dsc_0055 でも、まだ桜cherryblossomは、ところどころで満開状態でした。妻の両親は、沖縄なので、ヨメイヨシノはめずらしいらしく、いたく感激していました。よかった、よかった。

 娘の幼児教室があるので、昼食は軽くということで・・・

Dsc_0056 阿蘇市・乙姫にある、阿蘇牛(あか牛)バーガー・ショップfastfoodに行きました。店の前を通るたびに、まえからいきたい、入りたいと思っていたお店でした。

 国道57号線沿いにある販売店舗は、いまは閉めてしまったそうですが、ちょっとおくにあるこのレストランでは、バーガーだけでなくステーキなどもいただけます。

Dsc_0058 “阿蘇バーガー”をいただきました。お肉はもちろんですが、パンにもこだわった、素材の味を生かしたバーガーでした。

 そのあと、娘を教室においたあと、五高記念館、熊本城と観光し、上通り・管乃屋さんで夕食。と、コテコテの熊本観光でした。

2012年4月12日 (木)

憲法学へのいざない〔第2版〕

 もう暑いぐらいです。他校への“出稼ぎ”も含めて10コマある前期の講義(の第1週)が終わり、研究室に戻ると・・・

 大隈義和先生と大江正昭先生の編集による『憲法学へのいざない〔第2版〕』(青林書院)が届きました。

 ご執筆されたどの先生からのものかわかりませんが、お世話になっている先生ばかりなので、きっと、共同で送っていただいたということでしょう。ありがとうございます。

 この時期になると、いつもあたらしい教科書やご本をいただき、とても刺激になります。ご厚情に感謝申し上げるとともに、みずからを叱咤激励して、よい仕事をしようと思います。

2012年4月 9日 (月)

講義、スタート!

 はれでございます。本日から、講義スタートです。

 本年度のスタートは、自宅近くの大学での“バイト”からでした。そこで講義した後、勤務校に戻って、4時限目の1年生科目、5時限目の4年生の演習科目を終えました。このあと、6・7限目にも大学院の演習があり、きょうのあがりは、21:10です。大学って、7限目まであるって知ってました?

 そういえば、過労や精神的な問題で倒れるのは、月曜日に多いというようなことを聞いたことがあります。

 という感じですが、先週のガイダンスで声がガラガラになり、もともとの花粉症の症状もミックスされ、週末に回復したと思ったら、やっぱりまたガラガラでした。1年生にとっては大学でのはじめての大講義なので、お聞き苦しい講義で、申し訳ありませんでした。あすもきっとガラガラでしょうが、どうかお許しください。

 

2012年4月 7日 (土)

レクチャー ジェンダー法

 大学院の先輩・彼谷環先生(美人)と大阪大学の髙井裕之先生から、レクチャー ジェンダー法』(法律文化社、2012年)をいただきました。

 この分野・領域に明るくないので、まさに“レクチャー”していただこうと思います。わたしのような者にまでご厚情をいただき、ありがとうございます。

Dsc_0045  また、北海道大学G-COE「多元分散型統御を目指す新世代法政策学」の紀要誌『新世代法政策学研究』の第15号と、早稲田大学G-COE《企業法制と法創造》の紀要誌『季刊 企業と法創造』8巻3号(通巻31号)をいただきました。いつもいつもありがとうございます。

2012年4月 5日 (木)

お花見のあと、からまれる。

 よくはれています。きょうは、1年生ガイダンス。担当のわたしは、9時からお仕事。いま、昼休みです。

 1年生といえば、ことしの1年生は、定員9名オーバーの219名のようです。初っ端の憲法を担当する者としては、定期試験時の答案採点枚数を1枚でも減らしたいので・・・ということで、昨年度の入試委員長を“いじり”ました。が、このご時世、定員を超える入学者があることは有り難いことです。

Dsc_0036 ということで、きのうの入学式・入部式のあと、同僚先生と、恒例の“新歓お花見”をしました。前の日の春の嵐にもまけなかった桜が、誇らしく咲いていました。

 大学裏の立田山貯水槽まえという花見の穴場で実施。BBQなどいただきました。

 新任の先生をまじえての穏やかな会話はつきず、2次会として、F先生新宅(リフォーム済)にお招きされました。

Dsc_0042 まだ家財道具もないなか、こんな感じでの歓談。いったい何本飲んだのかわかりませんが、日本酒やらワインやらなくなったので、おつかいにいって帰ってくると・・・

 K先生(同郷人)中心に、なにやら激論!“朝まで生、社会保障”(← 朝までやられたらかなわない)みたいな。どうなっちゃったの・・・

 そしてしまいにはK先生にからまれ、またからまれて、さらにたたかれ、ぶたれて、もう大変でした。K先生の強い信念のもとでの学問に、もうたじたじ~~~。ようやく12時をまわったので、明日のこともあるという気持ちと、一刻もはやく退散したいという気持ちと相半ばで、「じゃ、わたしはこのへんで・・・」と逃げました。

 ということで、午前様のあと、ガイダンス。そして、いま13時をまわったところです。これから午後の部です。

 

 

2012年4月 2日 (月)

共同幻想論

 温かくなっています。桜cherryblossom、満開です!みささま、健やかに新学期をお迎えでしょうか。わたしは、相変わらずのあっぷあっぷぶり。もっとも、新学期を健やかに迎えている大学人は、いまとなっては希少でしょうか。

 先日、といっても3月16日のことですが、「戦後思想界の巨人」いわれ、日本の言論界をリードしてきた吉本隆明さんがなくなりました。

 はずかしながら(ほんとうに恥ずかしい!)、わたしは吉本さんの書いたものを1冊も読んだことがありませんでした(こんな人でも大学に勤めることはできる。わたしだけかもしれない)。ということで、これを機会にちょっとは読まなければ、と再び思いました。

 「再び」というのは、BRUTUS という雑誌の2010年2月15日号が吉本隆明さんの特集を組んだのをみてからです。

 この週末には、2年前から“積ん読”になっていた吉本本のうち、角川ソフィア文庫から「改訳新版」としてでている『共同幻想論』をよみました。

 吉本さんは、ご自身の関心を民俗学や古代史学がとりあげてる対象と重なっているといいます。ただ、民俗学や古代史学そのものが関心なのではなく、つぎのようにいいます。

 「ただ人間にとって共同の幻想とはなにか、それはどんな形態と構造のもとに発生し存在をつづけていくのかという点でだけ民俗学や古代史学の対象とするものを対象としようと試みたのである。」(38頁)

 そしてみずからの国家論をほかのものと区別して、つぎのようにもいいます。

 「現在さまざまな形で国家論の試みがなされている。この試みもそのなかのひとつとかんがえられていいわけである。ただ、こかの論者たちとちがって、わたしは国家を国家そのものとして扱おうとしなかった。共同幻想のひとつの態様としてのみ国家は扱われている。」(39頁)

 わたしは講義で、“国家なるものは存在していない。各国家機関の行為を俯瞰してみたとき、わたしたちには、そこに国家が透けて見えているだけである。国家とは、わたしたちの頭のなかにあるゲシュタルトにすぎない。”と教えています。が、学生にはいま一歩、うまく伝わっていないとも感じています。それは、わたしの理解が乏しいからだと思うのですが・・・

 ということで、吉本さんが国家を「共同幻想」ととらえていることは以前から知っていたので、ちょっとヒントをいただこうと思って読みました。ただ、やっぱり難解でした。さきの BRUTUS の特集で吉本さんの次女・ばななさんが、父君のものを「難解だ」としながら、「『共同幻想論』は読みましたけど、ギリギリですね(笑)」とインタビューされているのをみて、わたしならしょうがないなぁ~、と自分を慰めた週末でした。

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