無料ブログはココログ

わたしの著書

  • 憲法Ⅰ 総論・統治機構論
  • 憲法Ⅱ 基本権論
  • 著作権と憲法理論
  • ロールズの憲法哲学

« 九州地区大学野球連盟創立60周年記念式典。 | トップページ | 昇進祝い@オステリアダ・ルパク。 »

2012年7月 4日 (水)

パブリシティの権利Ⅱ

 きょうも、あさから、愚図ついています。いずれ、大雨でしょうか。

 そういえば、今週末の日曜日(8日)に、学園大との野球の試合があります。その練習を、毎週水曜日の昼休みにしているのですが、水曜日が雨だと、なんのために学校に来たのかわからなくなります。

 ここのところ、ちょっとずつ、豊田彰先生の『パブリシティの権利Ⅱ』(日本評論社、2007)を読み進めました。

 「管理できなかった財」が国家行為によって「管理可能な財」になったことがもたらした憲法問題に興味をもちつつ、著作権、特許権となんとなく進んできたわたしの研究のつぎのターゲットは「パブリシティ権」です。この夏のお仕事の基盤になれば、と思い、豊田先生のご本をひもときました。

 国家行為により管理可能性がもたらされた財は、同時に、その商品化(commodification)が可能になりました。ところが、もともとは「管理可能性なき財」に、人為的に管理可能性を設定したために、根っこのところには、やはり「管理困難性」が残っています。また、こうした無体財の「私物化(privatization)」は、どの程度、許されるべきなのか、という問題もあります(うえの commodifization は、もともと「商品化されるべきでないものの商品化」という意味あいがあるようです)。

 国家行為が無体財にもたらした管理可能性は、無体財の過少生産を防ぐ効果があると思われます。ただ、国家行為が過剰になるとき、今度は、後続の生産を減少させる帰結をもたらすようにも思います。消費者が次代の生産者なのですから。ここでも「バランス」が重要です。このバランスの在処を〈無体財の保護がわたしたちの行為(とくに表現行為ですが)の制約となる〉という枠組みで分析できたら、と思っています。

« 九州地区大学野球連盟創立60周年記念式典。 | トップページ | 昇進祝い@オステリアダ・ルパク。 »

読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/499918/46183040

この記事へのトラックバック一覧です: パブリシティの権利Ⅱ:

« 九州地区大学野球連盟創立60周年記念式典。 | トップページ | 昇進祝い@オステリアダ・ルパク。 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31