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2013年1月

2013年1月31日 (木)

そして、月末。

 sun きのう同様、きょうも温暖です。

 そうこうしているうちに、はや1月も最終日。新年の誓いもすっかり忘れたわたしは、来週おこなわれる修士論文審査の準備をしています。今年は副査3本です。

 ところで、「31日」って、なんとなく得した気分ではありませんか?「月末〆切」といわれたとき、来月なら「28日」しかありませんものね。わたしはそう思っているのですが、妻にいわせると、給料日が遠いので31日は損だ、ということのようです。そういえば、28日間の来月も、31日間の今月も、月給だから一緒。やっぱ、「31日」は損なのでしょうか?

2013年1月28日 (月)

無添くら寿司ラーメン。

 sun

Dsc_0514 ネタがないので、つなぎの一枚。最近CMで話題のくら寿司さんのラーメンです。魚介のお出しが十分にスープで味わえます。

2013年1月26日 (土)

もう下旬。

 陽ざしもあります。

 ここのところ、月の前半は学務、第3水曜日の教授会をはさんで、後半は学外でのお仕事と、なんだか引っ張りだこです。

Dsc_0513 ということで、先週末の木には県庁さん関係、金にはその他関係と、学外でお仕事させていただきました。(週があけた月には、また県庁さんへ)。そのうち、木曜には、県庁近くのテルサさんがお仕事会場で、こんな大きなをみました。

 第一高校さんと、必由館高校さんのものです。

Dsc_0511_2 なんだか高校生は勢いがありますね。そういえば、済々黌さんも選抜出場を決めましたし。

 最近のわたしは、この勢いに欠けています。でも、月の半分は学務、残りは審議会という生活もあと2ヶ月、はやく春cherryblossomにならないかなぁ~。まぁ、はやくなりすぎるとそれはそれで困るので、まずは、目の前の課題に対応していく、というところでしょうか。

 ということで、本日、月末〆の原稿(アメリカ判例研究)を提出しました。ただ、また判例紹介のお仕事をいただきました。学生にもおなじみのあの判例集からです。もう改訂時期なのですね。ただこれはまだ時間があるので(とかいっていると、すぐ締切がくるのですが)、そのまえに来る締切のものに着手しようと思います。

 

2013年1月24日 (木)

本年はじめて「リフッ」た。

 温暖。

Dsc_0510 きのう法学部教員会の「研究会」があり、(といっても、わたしは所用でお休みでしたが)、そのあと、慣例に従いリフりました(ただし、リフレッシュ・ルームではないので、正式にには「リフ」りではないやもしれぬ)。

 正月帰省したさいに購入した信州限定のカラムーチョです。八幡屋磯五郎さんの七味を効かせた特別なカラムーチョ。堂々とした風貌です。

 お話しは、きのうのドタバタ会議のことにはじまり、法学部の将来のこと、熊大生気質など、多岐にわたりました。さまざま山積する問題、おそらく特効薬はないと思われるので、まさに“小さなことからコツコツと”ということでしょうか。

2013年1月22日 (火)

センター試験の国語で。

 どんより、cloud

 きのうに引き続き、センター試験ネタ(といっても、きのうのは、センター試験ネタではないか・・・)。

 試験を監督したあねさんから、国語の問題には異常なほどの振り仮名があった、と聞いたので、さっそく新聞で確認すると、たしかに・・・

 それは、第1問の評論文のこと。たとえば「未だ合点がいかぬ」の「いま(だ)」や「がてん」にはじまり、「私達」の「達」に「たち」とあったり、「何んと言っても」の「何」に「な」ともあります。

 また日本史の問題ではないとはいえ「応仁の大乱」に「おうにん」とあったり、「下克上」にも「げこくじょう」とあります。

 さらに、信州出身のわたしには不要な「伊那」に「いな」、「諏訪」に「すわ」、「茅野」に「ちの」とあるのはいいとしても、静岡「伊豆」にはいらないのでは・・・、と思います。

 なんとなく腑に落ちないところがあったので、第1問の出典(小林秀雄〔もちろん、振り仮名つき〕の「」)をみてみたら・・・、出典自体に振り仮名がありました(『小林秀雄全作品24:考えるヒント(下)』〔新潮社、2004年〕で確認)。

 そういうことだったのですね。どこに振り仮名をつけるかということも、著作者の判断でしょうし、そのまま試験問題として利用したというのは、「著作者人格権」の「同一性保持権」(著作権法20条)に従っています。また、この権利は、教科書等として使用する場合には「学校教育の目的上」などを理由として一部の改変が許されているのですが(20条2項1号)、そこに試験問題として複製する場合(36条)が含められていません。

 と納得していたら・・・、よく見ると、たとえば「平家琵琶」に問題文は「へいけびわ」と振り仮名を振っていますが、原典の方には「平家」には振り仮名がなく、うえにふれた「伊豆」にも振り仮名がありませんでした・・・、あれれ?

 やっぱり、出題の関係で、振り仮名は改変されたのでしょうか・・・。朝から「考えるヒント」をいただいた気分です。

2013年1月21日 (月)

打ち上げ会@ルバクオーレ。

 くもり、そして、小雨。

Dsc_0502 一昨日、昨日と、この業界では、センター試験で賑わいました。例にもれず勤務校でも、センター試験が実施されました。が、わたくしは、本年度は監督業務なし。ということで、センター試験監督業務「打ち上げ会」の幹事業務をお引き受けしました。

Dsc_0503 わたしが予約するよう指示されたお店は、イタリア料理とワインのお店“OSTERIA DA RUBACUORE”(オステリア ダ・ルバクオーレ)さん。熊本・中央区上林町、丸小ホテル近くのオシャレなお店です。

 前菜の盛り合わせのあといただいたのは、

Dsc_0504 なにやらのカルパッチョ。お魚の名前、忘れてしまいました。幹事業務に忙殺されて。

 脂ののったカルパッチョで、ワインもすすみました。

Dsc_0505 大きなソーセージの下に隠れたサラダもいただきました。それにしても、センター試験の監督業務というのは、数ある入試業務のなかでも、もっとも緊迫した業務です。マニュアルにあること、その通りにやって当たり前。非常に息が詰まる2日間です・・・(と、わたしは今年は経験しませんでしたが・・・)。

Dsc_0506 子羊さんのミートソースでパスタをいただきました。滋味あふれるお味。

 ところで、きのうご一緒した先生のなかで、ここでの勤務経験が一番長いのが、なんと不肖・私でした。「出入り」の激しいこの業界とはいえ、ちょっと驚きでした。いままでのどの勤務校でも、「先輩」になることは、あまりなかったもので・・・

Dsc_0507 そうこうしているうちに、メインのお魚料理まできました。この辺までくると、お話しはセンター試験から、わが勤務校の将来のことへ。大学をとりまく環境はますます厳しさを増し、わたしのような末端教員の心も乱れがちですが、まぁ、なんくるなんくる。わたしがとやかく考えても、大勢に影響なし!

Dsc_0508 ということで、わたしの幹事業務もデザートまできました。

 このあと、二次会へ。女性陣はふと目にした閉店間際の洋服店を襲撃、でなく物色。きょうは、その戦利品をまとい、ご出勤のようです。

2013年1月17日 (木)

第148回芥川賞、直木賞。

 cloud

 きのう、第148回、芥川龍之介賞と直木三十五賞の発表がありました。

 芥川賞を受賞されたのは、黒田夏子さんの「abさんご」(早稲田文学5号)、直木賞を受賞されたのは、朝井リョウさんの「何者」(新潮社)と安倍龍太郎さんの「等伯」(日本経済新聞社)でした。

 芥川賞を受賞された黒田さんは史上最年長での受賞、直木賞の朝井さんは初の平成生まれ直木賞受賞者というところが、今回の特徴でしょうか。

 ふだん、あまり小説を読むことがないので、いずれ時間をみつけて読みたいと思います。

 ところで、正月気分もあけ、徐々に、来年度の講義などについての話しもでています(もちろん、担当科目、時間割は、ほぼ決定です)。そんななかで、きのう、ゼミの募集が締め切られました。ゼミの申込者数は、市場での教員評価にも、一応、関係するだけに、教員それぞれが「ソワソワする」時期でもあります(すくなくとも、わたしはそうです)。もっとも、申込者数は、さまざまな要因によって左右され、少ないよりは多い方がよいとは思いますが・・・「よい」とばかりもいえなくて・・・

 ここの憲法は、1年生と2年生のそれぞれ前期に開講されていて、1年生を担当した先生が当該学年が2年生になったときにも担当するというシステム(「もちあがり」と表現されている)のもと、わたしは現2年生を教えていません。一般的には教えていない学年のゼミ生は少なかったので、ゼミ生がきてくれるのか心配していました・・・が、有り難いことに多数の申し込みをいただきました。ここに深く御礼もうしあげます。

 と同時に、わたしの力量不足ゆえに、どうしても指導・お世話できないほどの申し込みをいただいた、とも感じております。来週あけに、ゼミ名簿を提出しなければなりません。この週末、どうするか深慮することになります・・・が、ご期待に沿えないようなことがあるかもしれません。ここにあらかしめ深謝いたします。

 申し込みをある程度いただいたがための悩みであり、有り難いことではあるのですが・・・。少人数であるがゆえの良さも大きいので、また、ゼミ生でなくても法学部生であることにはかわりないので、わたしにできる最大限のこと(意外と小さいですが)はこれからもいたします所存ゆえ、ここはひとつ、お許しいただきたいと存じます。

2013年1月14日 (月)

F先生邸新年会。

 cloud

 きのう、同僚先生数名と、F先生邸にお呼ばれしました。

Dsc_0494 お部屋から窓をあけて手が届くところに、炭コンロが設置されていました。カキやハマグリ、えんどう豆などを焼いて、楽しみました。不肖わたくし、火の番をさせていただきました。

 めずらしくのスパークリングで乾杯し、新年のご挨拶等していると、

Dsc_0495 毛ガニ様の登場です!立派です!

 焼き上がったカキや美味の毛ガニを囲んで、しばし歓談。現在進行中のゼミ募集のおはなしとか、抱えている学生指導の問題とか、大学をとりまく環境のお話しなどを・・・

Dsc_0496 かつてこのブログでも紹介したおとがあるように、F先生は、誰もがうらやむ料理上手。つぎからつぎへと美味しいお料理を出していただきました。このトマトたっぷりのラザニア風も絶品。家で料理をまったくしないわたしは、そもそも家にあるレンジや炊飯器の使用法もあやしいレベルです。

Dsc_0497 そうそう、きのうはみなさん、いろいろお土産を持参。わたしは、お酒とともに、実家地方では「しょうゆ」とよんでいる、しょっぱいお豆を持参しました。これ、家ではごはんにのせるぐらいしかしていないのですが、F先生は、ステーキのソース代わりに・・・。これも絶品!

Dsc_0499 そして、久しぶり登場あねさん差し入れの“チョコレートのテリーヌ”です。若手有望株Hさんのいちごが添えられています。

 と、飲んだりお話ししたりで、午後2時スタート、お開きになったのは、きょうの午前1時すぎ・・・。12時間近く、お邪魔してしまいましたcoldsweats01

 最近、粗暴になっているわたくしは、みなさまに近頃の悪態をお詫びし、本年はご迷惑をおかけしないように決意した一日でした。

2013年1月12日 (土)

薬のネット販売を禁止する厚労省令に無効判決。

 きょうも sun

 最高裁は、きのう、薬のネット販売を禁止した厚生労働省令(薬事法施行規則)に無効判決をくだしました。

 薬の販売に関しては、2009年に、薬事法が改正されました。それによると、薬の副作用リスクに応じて薬が3分類され、リスクが高い「1類」(胃薬や毛髪薬など)と「2類」(風邪薬、漢方薬など」以外は、薬剤師のいない店舗での販売が許されるようになりました。ところが、厚労省は、同時に、これらをふくめて薬のネット販売を禁止する省令を定めていたのです。

 こうした省令による販売規制について、その効力が争われていたところ、きのうの最判は、薬のネット販売を一律に禁止した厚労省令について、2009年改正薬事法の委任の範囲を逸脱する省令であるとして、無効判決をくだしたのです。ポイントは、職業活動の自由論(22条)というよりも、委任立法論(41条)で結論を導いている(「国会中心立法の原則」に反する)、というところでしょうか。(法律論レベルの議論としては、本件薬事法施行規則は、行政手続法38条1項に反するので無効である)。

 この判決により、薬剤師が顧客に薬の情報を提供できる体制が整えられているなら、薬のネット販売も可能になったことになります。もうすでに、実施されてもいるようです。ただ、うえで触れたように、本件は、22条ではなく41条で勝負されています。つまり、薬のネット販売規制自体を問題にはしていません。厚労省は、新しい規制ルールの検討に入ったようです。

 なんとなく「規制改革」の象徴的存在として扱われてきた薬のネット販売に関する判例なので興味深い結論でした。

2013年1月11日 (金)

知的財産法政策学研究40号

 sun なのですが、校舎内は、寒いですね。

Dsc_0498 北大G-COE紀要誌『知的財産法政策学研究』の第40号をいただきました。新年、心も新たに勉強しなければ・・・と思ってはおります。

 きょうから正月あけの講義がはじまっているようです。わたしは後期の講義負担が少ないので、来週の火曜日スタート(もっとも、バイトははじまっている)。ちょっとやると講義終了になります。演習科目だけなので、定期試験もなし!もうなんとなく、気持ちは来期に向かっています。

2013年1月 8日 (火)

塀の中の運動会

 きょうも、陽ざしがあります。でも、cloud というところ。

 帰省読書の最後に、読みかけだった、美達大和さんの『の中の運動会』(バジリコ、2012年)を読みました。

 ほんの出来心から覚醒剤取締法違反で1年の実刑判決をうけた主人公。「辛抱仮釈!」を胸に刻む日々の「お務め」。シャバに残してきた妻子との今後も気になりつつ過ぎていく悔悟の日々・・・まさに「囚人小説の傑作」(宮崎学さん)だと思います。

 主人公が送られたのはLB級(刑期10年以上の長期受刑者を「L級」、犯罪傾向のある又は再犯受刑者を「B級」というようです)の刑務所。重罪犯が服役している刑務所です。そこでは、作業場ごとのチームにより、年に1回、運動会が開催されています。主人公が配属された作業場は、万年最下位。そこに、殺人罪で無期懲役刑に服していた「ミスター運動会」が移ってきて、波乱の運動会が幕を空けます。

 実は運動会の部分は、本の後半です。そこまで、刑事施設内での処遇に関する法令が改正されたあとの、すこし「ゆるくなった」刑務所内の様子が、生き生きと描かれています。

 そんななかで、ときに深~~い考察もあります。たとえば、

 「世間では加害者が心を入れ替えて更生することが、被害者のためになると言われている。それは本当だろうか・・・」「答えは否だ」

 「加害者が改心して更生することは被害者の追悼になる、ためになるというのは第三者が唱える決まり文句となっている。亡くなった人のためにも真人間になる。・・・もっともらしい耳障りの良い言葉だ・・・」

 「加害者が更生すれば被害者が死んだ甲斐があったのか、更生しなければ犬死にかなんて、予定調和的なレトリックでしかない。亡くなった被疑者は加害者を更生させるためにいたんじゃない」(P167~P168)

 美達大和さんは、著者紹介に、「2件の殺人事件で無期懲役。仮釈放を放棄して自ら終身刑に服〔している〕」とあります。なんだか興味深い作家さんです。

 

 

2013年1月 7日 (月)

キヨミズ准教授の法学入門

 きょうも、sun。でも、日の当たらない校舎内は、底冷え状態です。わたしの本年の講義は、きょうのバイト先でスタートしました。

 帰省読書の第二弾、いま憲法学界の若手で一番目立っている、木村草太さんの『キヨミズ准教授の法学入門』(星海社新書、2012年)です。

 ちょっと変わり者の法哲学者「キヨミズ准教授」と、高校2年生の「キタムラ君」、そして、キヨミズ准教授の同僚でいつも不機嫌そうな「ワタベ先生」が織りなす、“小説調の法学入門”です。やぁ、まぁ、できる人はなんでも書けるのですね~。

 「法学入門」という授業科目は、多くの法学部(場合によっては、教養科目として他学部生の聴講も許されている)で開講されていると思います。ただ、本学では新カリキュラムから削除されました。教えるのが難しい科目なのです。

 キヨミズ准教授の勤務校でも、「法学入門」は、「法学入門1」(『法学通論』、わが国にはどのような法律があって、それぞれの特徴を法律ごとに教えていく)と「法学入門2」(『法学原論』、法の概念や法解釈の方法論を扱う)があり、前者は人気科目ですが、キヨミズ先生が担当している後者は、大講義室なのに受講生はゼロのようです。

 そんなに不人気なら、『法学原論』はやめちゃえば・・・というキタムラ君に、キヨミズ先生は、『法学原論』の意義をつぎのように説いていきます。

 「・・・『法学原論』は、法学というものの考え方の基本の基本を教えるんですね。うーんと、そうだなあ、強い野球部を作るには、バッティングとか紅白戦みたいな実践練習だけじゃなくて、走り込みとか、筋力トレーニングとかが必要でしょ。

 法学原論もそんな感じで、基礎をしっかりやらないで、いきなり不動産売買の契約のやり方とか、窃盗犯をつかまえて有罪にするやり方とかを教えても、法学部生として、力がつかないんですね」(10頁)

 てな感じで、本書では、「法学入門=法学原論」の大切さを説いていきます。また、それと同時に、進路選択を控えた高校2年生が登場するということで、格好の法学部案内としての内容も備えています(法学部の宣伝を意図したものではない、とは思いますが・・・)。

 この本も、規制の途上の鉄路を、大変、有意義なものにしてくれました。

 【ご案内】 このブログには「親ウェブ・ページ」(www.obinatanobuharu.com)があり(あまり更新されていません。本年は、こっちの再編集も予定しています)、そのなかに、「文庫と新書 de 法律学」というページがあります。そのページに本書を掲示しました。(ここからどうぞ

2013年1月 6日 (日)

「弱くても勝てます」

 sun きょうも、温暖。はれ。

 年末年始の帰省の途上、数冊の本を読みました。そのうちの1冊、高橋秀実さんの『「弱くても勝てます」』(新潮社、2012年)を紹介します。

 かつての同僚先生のご紹介をうけ、この本を知りました。本書は、東京の開成高校という、誰もが知る超進学校の野球部のお話しです。そこでは、常識をやぶる野球セオリーが生みだされていました。

 通常の野球セオリーというのは(とくに、高校野球でのそれは)、投手力を中心に守りを固め、攻撃はコンパクトなスイングを心掛け、ランナーはバントなどで確実に進めて得点していく。1点を大切にし、最少点でも、“守り勝つ”というもの。

 ところが、本書、あるいは、開成高校野球部は、これは“強い者のセオリー”であるといいます。もともと野球がそれほど上手いわけではない(いや、端的にいってヘタな)、そして練習時間も限られている(開成高校は、週に1回しかグラウンドを使えないそうです)、とにかく打って打って相手の戦意を喪失させる、というのが作戦とのこと。その結果が、東東京大会でベスト8入りしたときの戦績、すなわち、

 1回戦:10-2、2回戦:13-2、3回戦:14-3、4回戦:9-5、5回戦:3-10(このあと優勝した国士舘高校に敗戦)

 にあらわれています。こうみると、なんのなんの、意外と強いのでは?と感じますが、本書を読むと、その“弱さぶり”が随所にみられます。たとえば、開成高校のポジションの決め方、監督によると、

 ピッチャー:投げ方が安定している。

 内野手:そこそこ投げ方が安定している。

 外野手:それ以外。

 野球をしたことはある生徒が集まっているようではありますが、まぁ、究極的にいえば、そういうことかもしれませんね。どこぞの教員チームも、こんな感じですものね・・・

 こういう開成野球部の野球に対する姿勢が本書のテーマです。開成だけに“理屈をこねる”生徒ばかりなのですが、その理屈が実に“素直”なのです。その素直さ加減を、著者の筆が忠実に再現していて、面白い本でした。

 また「弱くても勝てます」なんていう題名に暗示されているように、人生哲学につながる表現もあったりで、帰省の途上、充実した鉄路になりました。

2013年1月 5日 (土)

ベアテ・シロタ・ゴードンさん逝去。

 本日も、はれ、という感じ。

 実家から帰って年明けの新聞をみていたら、ベアテ・シロタ・ゴードンさんが、年末、12月30日に89歳で亡くなった、との記事にふれました。ベアテさんは、新聞各紙(1月3日のものが多いと思います)で報じられているように、少女時代に家族で日本に住み、のちGHQの民間職員として日本国憲法の草案作成に加わりました。憲法に、とくに家族生活における男女平等をもたらした人として、有名です。その背景には、少女時代の日本での体験、すなわち、「女性の権利が全くない状況」についての思いがあった、と思われます。

 ここに、講義でも紹介したことのある、ベアテさんの自伝を再掲して、ご冥福をお祈りいたします。

2013年1月 4日 (金)

賀正

 新年、あけましておめでとうございます。本年もかわらぬご愛顧を、よろしくお願いいたします。

Dsc_0486 ということで、年末年始は、実家で迎えました。長野の初詣といえば善光寺さんということで、本年もわが家は善光寺へ。1日は天気もよく、また、温かかったこともあり、ご覧のように賑わっていました。本年も「無病息災」を祈願。

Dsc_0491 で、あとはひたすらゴロゴロしてました。

 正月ということで、金粉入りのお酒ですbottle。娘に「金は美味しいのか?」と聞かれましたが・・・、味、しません。そうこうしているうちに、正月休みもおわり・・・、3日には帰熊しました。

Dsc_0493 長野はそれなりに広く、実家のある市内は穏やかでしたが、帰りの特急・しなの車窓からは、こんな風景もみれました。たしか姨捨の近くだと思うのですが、寒そうですね~~~。

 ということで、改めまして、本年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m。

Dsc_0497 【長野でゲットしたもの】

 善光寺参拝のさい、八幡屋磯五郎さんで、本年のイヤーモデルをゲットしました。長野市茶臼山動物園の開園30周年を記念したもの。2012年8月14日のブログ(ここからどうぞ)で紹介しているレッサーパンダが描かれています。

Dsc_0495 ついでに、帰りの車内でいただいた駅弁です。信州りんご和牛をつかった和牛めしです。味わい深い一品でした。

 ところで、新年といえば、1年の目標、志を掲げやすい時期か、と思います。わたしも、心新たに、ひとつ本年のモクヒョーを、とも思うのですが、年のせいか、なんだか「ぱぁっ」としたものが思い浮かびません。と帰宅し、いただいた年賀状を見ていたら、わが師匠から、ひとことをいただきました。これをモットーに、本年、1年、生きていきたいと思います。年賀状には、つぎのようにありました。

 「必要不可欠の人材とならぬことがコツ」

 師匠からいつも、深~~いお言葉をいただいています。

 

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