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2013年6月

2013年6月28日 (金)

リーガル・マインド入門

 執筆者の方々から、西村裕三先生編の『リーガル・マインド入門』(有信堂、2013)をいただきました。

 法学を専門に学んでいない人にも本格的に学び始めた人にも手軽に読める本だと思います。ありがとうございました。

2013年6月26日 (水)

経済学的思考のセンス

 あさは雨。その後あがるも、昼の野球はできず。なんのために学校に来たのか・・・

 ということで、晴耕雨読でもありませんが、大竹文雄さんの『経済学的思考のセンス』(中公新書、2005年)を読みました。

 本書は、経済学的思考を擁して、身近にある「格差」を分析したものです。そこには、もちろん「所得格差」もありますが、「結婚格差」や「やる気の分析」みたいなものまで、含まれています。

 経済学的思考は、社会的事象をインセンティブという観点から見つめること。本書でも、幸運、才能、努力といった格差の源泉と実際の格差発生の因果関係をどう捉えるかという問題を、わたしたちのもつ金銭的および非金銭的インセンティブ(名誉、名声などのようなもの)の機能を駆使して、軽快に解明しています。

 ところで、本書を知ったのは、ウェブ上の「学者版」で、本書にある「大学教授を働かせるには?」がとり上げられているのをみたからです。本書は、こういいます。

 「もともと、大学教授は世の中で批判されることが多い。大学教授は『学問の自由』を理由に、何年もの間まったく研究もせずに、同じ講義ノートを使って講義を続けるという『何もしない自由』を謳歌しているのではないか、という批判である」(89頁)。

 うぁ~、耳が痛い・・・。こういう大学の先生を働かせるために、全員任期制にするのはどうだろうか、という検討をします。本書によると、それは有効ではないようです。なぜかというと、全員任期制の下で新規教員を採用する場面を想起すると、そこでは、自らの再任の可否を判定することになるであろう新規教員として、自分より優れた人物を採用しなくなるであろう、というのです。「自分の影響力の低下を恐れて、能力の低い研究者を採用しようとする潜在的なインセンティブが現職教授に存在することは否定できない」(95頁)というのです。たしかに否定できません。

 では、どうするか。まず「大学教授の研究・教育のインセンティブを高めるためには、給与や研究費の配分を業績に依存させることが必要であろう」(96頁)とあります。ええっ、あたり前ではないか、と思ったみなさんは賢明です。が、通常の大学では、まだこうなってはいない、と思われます。

 また、若手教員の任期制の導入は「望ましい」とのこと。なぜかというと「まず、終身雇用の教授のポストへの昇進を目指すための努力を引き出すメカニズムとして作用する。なぜなら・・・危険を嫌う人間であれば、終身雇用権のあるポストが魅力的であるから」だそうです。また「学者としての能力は、短期間では判定しにくいが、五年程度の期間があれば、かなり正確に判定することができる」からであるとされています(97頁)。

 なるほど、では、終身雇用の教授についてはどうするのかというと・・・「現在の制度のゆおうに自動的昇給制度が存在すれば、研究の意欲は薄れてしまう」ので「終身雇用教授については、業績により給与を変動させるための制度を取り入れることが必要」とのことです。一番大事なのは「研究や教育をする教授を正しく評価すること」とも(98頁)。

 ふ~、そりゃ、そうですよね。でも、なかなか厳しいですね。そんなこんなで、きょうも陽が暮れていきそうです。

2013年6月23日 (日)

そして、最終週へ。

 cloudrain

 なんだか先月末は「5月は長い、長い」と感じていましたが。気づけば、あすから6月最終週へ。なんだか、もう、ですね。

 しかも、来週は5日ある平日のうち、4日はバイトへ。内訳は、2日はご近所さんで非常勤、2日は審議会等で外出です。

 そして、週末の土曜は博士論文の審査のため出勤。主査のため、報告書やらなんやら、気が休まりません。日曜はゼミコン。ゼミ生の前で醜態をさらしそうな忙しさです。

 この間、ご褒美の支給も予定されいますが、それとてわたしの懐に直接支給されるわけでもなく・・・。

 とこれを乗り切ると、はや7月。こんな生活で大丈夫でしょうか。

 と、泣き言いってもどうにもならないので、ここは、ひとつ、気合で!

2013年6月21日 (金)

業務連絡!

 台風4号接近中!です。娘の小学校は午前中だけになった模様。

 ところで、2つ、業務連絡があります。

 【業務連絡1】

 パソコンを新しくしたあと、Web-CTとの相性が悪いらしく、連絡事項が記入できなくなっています。ということで、肝心のプリント配布の方も、PC画面上では掲載できているように見えているのですが、実際に皆さんが入手できているのか、すこし不安です。

 さっき、「【11】補遺・憲法訴訟論(P74~P79)」と「【12】第12章後半(P80~P85)」の2つのPDFファイルを掲載しました。まず、これを入手できるか確認してください。(その結果について、どなたか心ある人、このブログのコメント又はメールで、教えてください)。

 それと、残された講義回数からして【11】を詳細に検討することはできそうもありません。もっとも、【11】は「【10】第12章前半」のプリントで検討してきたことを、「憲法訴訟論」のカテゴリにまとめ直したものなので、自学自習でも大丈夫だと思います。是非、復習として利用してください。

 ということで、次回は【12】のプリントを検討します。教科書は243頁以降です。そこで、お願いがあります。このことを、このブログを見ていないであろう「多くの人」に伝えてください。お願いします。

 【業務連絡2】

 きのう、熊日さんに、写真集用の・・・(ウルサイ)、講義の風景を撮影してもらいました。参院選の特集記事のなかで掲載してもらえるようです(今月末から来月初めにかけての紙面で)。乞うご期待!

2013年6月20日 (木)

名誉教授を囲んで。

 rain。台風、接近中か。

Dsc_06831 きのう、教授会のあと、リフレッシュ!といっても、最近は、リフレッシュ・ルームではなく、教員談話室あるいは準備室と呼ばれているお部屋の一角で、beerwineなど。というのも、リフレッシュ・ルームの隣は学生たちが利用する自習室があり、なぜかリフレッシュ・ルームと自習室の壁はガラス張り!いまは公務員試験の真っ最中なので、われわれの醜態をさらすわけにはいかない、ということで、学生の目が届かないところで、リフっています。

 ところで、きのうは、この現役教員たちの楽しみを聞きつけた名誉教授先生もお越しになり、盛り上がりました。退職されたとはいえ、現在も3校で講義を受け持たれているということ。お元気そうだったので何よりでした。

Dsc_06881 日付がかわった後、勢い余って、街に繰り出し・・・。久しぶりに“Bar Shot”さんへ。マスターの暖かい迎え入れに乗じて、小2時間ほど。そして帰って、さっき起きました!これから近所でバイトです。

 きのうも、いまの関心事、予算のこととか入試のこととか、そして学部組織ゆくえなど、種々の議論が交わされました。

 昨晩(あ、今朝か!)Bar Shotさんでいただいたもの。

Dsc_06861 
Dsc_06871







2013年6月16日 (日)

父の日。

 sun

Dsc_0676 娘の書道が入選(秀作)ということで、お城の横にある県立美術館にいきました。

 作品の横で記念撮影を、と思っていたのですが、「撮影禁止」ということで、看板だけ。撮影を美術館側が禁止にできる法的理由は不明ですが、最近は準専門家かもしれないので、そこは深入りしないことに。きっと本人の同意なく撮影できないということを美術館側が代行してくれていると思うのですが、本人降臨ですので。日常は左利きなのですが、書道だけは右で書かないといけないので。苦心した娘の秀作をここでご紹介したかったのですが、またの機会に。

Dsc_0673 それと、きょうは父の日ということで、クッキーもらいましいたpresent。子どもの成長は早いものです。いまだに父親としてなにしているのか、実感ありませんが、それでもそれなりに役には立っているのでしょう。そう思いたい、きょう、この頃です。




2013年6月15日 (土)

講義準備の週末。

 raincloud

 木曜日で1週間の講義が終わるので、金曜日からは、次週の講義準備にあてています。

 なんだかんだで6月も中旬。各講義もそれなりのところまで進んできました。

 たとえば、2年生から受講できる統治機構論(憲法Ⅱという科目)は、司法権のところに入っています。前回は、76条1項にいう「司法権」と裁判所法3条1項にいう「法律上の争訟」そしてその内実を示した「事件・争訟性の二要件」に関する判例を確認したあと、客観訴訟や客観訴訟での違憲審査の是非、それと抽象的違憲審査の違いなどについて、講義しました。次回は、その続き。司法権が終われば、あとは、財政と地方自治を残すのみです。

 次週の3年ゼミは「政教分離」についての判例比較です。このゼミには、書きかけの原稿も参考文献として提示しながら進めているので、学生の反応を原稿に生かせればとも思います。

 4年生のゼミと大学院のゼミでは、季節柄、憲法改正論をテーマにして、改正の論点になりそうなところを、報告してもらっています。次週の4年生ゼミでは「首相公選制」、大学院ゼミでは「政党条項創設」を検討します。一般には「憲法」といえば「人権保障」というイメージがあると思うのですが、改憲論の多くのテーマは、いわゆる統治機構論の領域で展開されています。改憲テーマをみると、「憲法」とは統治に関する法規範であることが、再認識できます。

 ところで、わたしの先生は“ゼミ生はなにを読んできているかわからないから準備が大変だ”と話していたことがあります。わが師にしてそうなのですから、わたしなどは、ほんと、準備が大変です。といいたいところですが・・・。まぁ、わたしもそんなに勉強した方ではないですから。

 ということで、もうちょっとだけ、講義準備をしようと思います。

2013年6月12日 (水)

雑感。

 sun。今週にはいり少しぐずつき気味でしたが、きょうは、快晴です。

 梅雨だというのに、雨、降りませんね。昨年は豪雨があったので、雨も心配ですが、あまり降らないのも、それはそれでよろしくはないのかと。

 ところで、先月は長く感じていましたが、6月は「あっ」と気づいたら、もう12日です。この間、淡々と生活していたのでしょうね。なにをしていたのか覚えていません。毎日、早く夏休みになることを念じています。

 それにしても、講義をしていると、いまの学生は大変だなぁ~、と思います。初等中等教育までは、やれ「ゆとり」だとか、その「脱却」だとかいわれて。それでも、高校までに教わることは、すこしずつ減っているのかと。しかし、いざ大学に来てみると、その水準は飛躍的に高校とは違う。わたしが教えている憲法でも、わたしが学部生として学んでいたころは、まだ「平成の判例」を知らない憲法理論でした。それが、いまでは、平成の判例もとり込んで、したがって、理論的にも当時とは比べ物にならないところにある講義を展開することが要請されます。但し、昔と同じ単位数(場合によっては減っている)で。そりゃ~、消化不良気味になりますよね。そこをなんとかするのがわたしの役目なのでしょうが、それには力量が・・・

 大学教員は、研究の訓練は受け、その業績も残して採用されていますが、一般的には、教育面の訓練は受けていません。勉強するのは学生だから、と割り切るすべもありますが、それではね~、とも感じます。わたしは、わたしの受けたい講義を展開することを目指していますが、それも独りよがりですし。また、すべての講義にそういう意気込みで臨めているわけでもありません(そのためには講義が多過ぎ・・・)。まぁ、できる範囲でやるしかないですよね。できる範囲のことしかできませんし。

 ということで、学生から寄せられた質問への回答を準備し、次回講義の予習をしようと思います。

2013年6月 8日 (土)

人権保障の現在

 cloud

 吉田仁美先生を編者とする『人権保障の現在』(ナカニシヤ出版)をいただきました。

 本書は、同志社大学の釜田泰介先生のご退職を記念して門下の方々が中心に編まれた論文集とのことです。

 貴重なご本をいただき、ありがとうございます。勉強させていただきます。

 ところで、先日、大学入試センター試験を見直し、「新テスト」導入の動きがある、との報道がありました。なんでも、高校在学中に複数回受験できる全国共通の「達成度テスト」のようなものの導入を検討しているとのこと。

 わたしは、この手の話題の専門家ではないので、なにが高校生にとって一番良いのか、また、どのような入試制度が学力を公正にはかっていることになるのか、よくわかりません。ただ、一番気になるのは、監督は誰がするのか、ということです。大学入試センターの方でしょうか、それとも高校の先生方でしょうか、それとも・・・

2013年6月 6日 (木)

PTA@銀杏釜飯。

 cloud。雨予報もあったと思いますが・・・

 きのう、勤務校のPTA宴会に参加してきました。PTAといっても初等中等教育のような感じではなく、大学なので「後援会」という、ちょっと立派な感じのお父様の会合でした。

Dsc_0670 会場は、花畑町の“銀杏釜飯”さん。わが社の会合では、もうお馴染みの場所になりました。

 実は「後援会」という組織、わたくし、その実体をあまり知りません。もっとも、社のなかでも、そう活動が詳らかにされていないと思います。それも原因が、昨今の世情か、加入率も芳しくありません。ただ、今後、ますます多角的、総合的な教育活動が要請される大学教育において、学生の教育支援を有効に実施するためには、こうした組織が非常に重要になってくるはずです。

 わが社の教育研究主体、支援組織体には、法学部教授会という正規のもののほかに、法学会、振興会、後援会と・・・、いくつかの組織体がある(と思います)。おはずかしながら、社の一員であるにもかかわらず、そのそれぞれの役割、活動内容、資金面等々、よく理解していません。一度、こうした各組織体の役割等を整理し、そのなかで、きのうの後援会は、どのような活動、役割を担っていくのか、とくに保護者様の組織体ということで、そこへの加入が、学生にどのような教育的意義をもたらすのか、こういった点を整理する必要があると思いました。

 てな感じで夜はふけ・・・、二次会もあったようですが、わたしは本日早朝からの原稿書きのために、一次会で帰還いたしました。

2013年6月 3日 (月)

1勝1敗。

 sun

 きのう、裁判所事務官の採用試験がありました。この採用試験には憲法の論述問題が出題され、ゼミ生も何人か裁事の希望者がいたので、勉強会してきたのですが・・・

 本年度の問題は「労働基本権について論ぜよ」だったとのこと。勉強会では10問ほど予想問題を出題し、記述、添削していたのですが・・・完敗です。ノーマークでした。昨年度の「政教分離について論ぜよ」は当てていたので、これで1勝1敗です。

 なんて、他人事のようにいっていられません。ゼミ学生の就職活動でわたしがお役に立てることはごく僅かなので・・・。なんだか、ちょっと落ち込みぎみです。

2013年6月 2日 (日)

新コーナー。

 cloud

 どうでもいいのですが、新コーナー。

Dsc_0664 なんで怒られているのでしょうか。

2013年6月 1日 (土)

いただきもの、2冊。

 6月にはいって、さっそくの rain

 立教大学の渋谷秀樹先生から『憲法〔第2版〕』(有斐閣、2013年)を、そして京都のみなさまから『憲法 Cases and Materials 人権〔第2版〕』(有斐閣、2013年)をいただきました。

 渋谷『憲法』とえいば、定評のある憲法基本書の代表格です。また、通説、有力説を網羅しつつも、独自の体系で書かれている点で、学問的にも卓抜したご業績だと思います(僭越ながら)。いただいたまま、ご紹介するのが遅れてしまいました。

 また、『Cases and Materials』の方は、LS生御用達。初版以来の判例を厳選・補充し、またLSの教育カリキュラムの変遷も見据えた改訂がなされています。

 わたしのようなものにまで、目をかけていただき、ありがとうございます。わたしもこの2冊で勉強させていただいて、いずれご恩返しができれば、と思います。

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