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2013年7月29日 (月)

芸術と法

 大雨が来ましたrainthunder。いまは小康状態ですcloud

Dsc_0681 昨年度お呼ばれしたムサビさんの研究報告書をいただきました。タイトルは『芸術と法』わたしは、第Ⅰ部「文化芸術と法」の第1章「シンポジウム 芸術の多様な局面と法」に関わらせていただきました。非売品なのが残念なくらい、充実した内容の報告書で、まさに「芸術と法」という領域横断的研究の基本研究としての価値ある報告書になっていると思います(手前味噌ですが)。

 ところで、わが社では最近、「融合領域」なる専攻の扱いについて、論争を呼んでいます。おもにそれは大学院の専攻の一部なのですが、はたして「融合領域」とは、なんぞや?

 この「芸術と法」もそうですが、たとえば、スポーツ法やエンターテイメント法など、近時、法学の領域でも、既存の科目の知見を活かしつつ、ほかの学問領域の研究者と専門横断的研究していく、その萌芽的研究がみられます。ときに、それは学部や大学院での先端的あるいは応用的科目として結実することもあります。

 でも、それは、伝統あるディシプリン(学問分野)の修練をうけた者が、その成果に依拠しつつ他のディシプリンにある者と融合することで、あたらしい成果として生成されつつある学問領域、科目です。とくに、伝統校を自認するわが社で提供されるべき専攻、科目ならば、そうであるべきだと思います。ところが、わが社の「融合領域」とは、そのようなののなのでしょうか。「芸術と法」、「スポーツ法」、「エンターテイメント法」というような新領域と、わが社の「融合領域」とは、性質が違っている、とわたしは思います。

 ただ、この思考は、もう頑迷固陋なのかもしれません。既存の学問の殻を破るからこその革新なのだ!と。わたしも歳をとっていますので。なんて思いつつ・・・、『芸術と法』の報告書をパラパラしてみました。

 きょうは、ゲリラ的rainthunderのなかをバイト先にいき、220枚、答案をゲットしてきました。今週の前半はこの処理を、後半はいよいよ本務校の主担当科目の答案を拝むことになります。

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いただいたもの」カテゴリの記事

コメント

こんばんは!
残りの試験に向けて頑張っているところです。
今日は国政調査権の限界の司法権との関係のところで、質問があります。
確定判決後に国政調査権が許されるか?というところで、「その後の裁判への事実上の影響をもって、国政調査権の法的限界を基礎づけることはできない」とありますが、この部分はどういうことなのでしょうか?
分かるようではっきりしないので、よろしくお願いします。

 りーさんも頑張ってるようですね。質問について。
 昭和23年に、参議院法務委員会がある地方裁判所の確定判決を国政調査権を行使して調査し、翌年、事実認定ないし量刑が不当だという報告書を提出したことに対して、最高裁が司法権の独立を侵害すると抗議したことがあります。「浦和充子事件」といいます。
 ただ、この参院の報告書、たしかにその報告書を読んだ裁判官は、以後、訴訟を担当するとき、なんらかの心理的影響があるとはいえるかもしれません。また国政調査の対象にはなりたくないでしょうし。しかし、だからといって、たとえば以後の判決の内容に法的な意味で影響(法的効果)があったかというと、そういうことはありません。法的な効果というのは、国政調査の報告書に従った判決を下さなければならない、というような裁判官に対する影響を指します。
 ということで、「その後の裁判への事実上の影響」はあるのかもしれません。しかし、だからといって「国政調査権の法的限界を」そのことをもって「基礎づけることはできない」。プリントのこの部分のそういう意図で書きました。

こんばんは。
ついに憲法の試験が明日になりました。
今まで、回答くださってありがとうございました。
最後に、明日の試験を受ける際に気をつけておいたほうがいいところがあれば、教えてください。
明日の憲法、がんばりたいと思います!!

 解答を書くにあたって、論拠を示すことを忘れないように。「○法○条によると」と条文の根拠を示す、「資料の△△にある通り」という感じで。
 あとは、あきらめずに、最後まで粘る。こんなところでしょうか。
 何が出ているか、楽しみですね~(笑)。

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