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2014年12月 5日 (金)

闘うための哲学書(1)

 cloud。寒い、寒い。

 論文書かなければいけないのに、現実逃避~。小川仁志×萱野稔人『闘うための哲学書』(講談社現代新書、2014年)を読みはじめましたbook。お二人は、わたしとほぼ同年代ということもあり、かねてより注目してきた哲学者です。同年代の人がこうして活躍しているというのは、かなり刺激的ですね~。

 ところで、この本、お二人の気鋭の哲学者による対談形式の哲学本案内になっています。ということで、いままで読んだところまで、ご案内します。

 1冊目。プラトン『饗宴』。これは、エロス(性欲をもつことも、社会をよくしたいと思うこともエロス)という単純な原理で社会や人間のさまざまな現象を説明しようとしたものとのこと。

 2冊目。アリストテレス『ニコマコス倫理学』規範主義(カント)、功利主義(ベンサム)という近代倫理学の二大潮流のなかで、第三の倫理となる共同体論を提示。人間は政治的共同体のなかで「善く生きる」べきであり、何が「善」であるかは共同体ごとに異なると説いたとされています。

 3冊目。デカルト『方法序説』徹底的な懐疑によっても、あらゆるものを疑っているという自分の存在だけは疑えない。「われ思う、ゆえにわれあり」。ただ、その「私」の意識を特権化した物心二元論(心と身体は別のもの)はデカルトの思考を最後まで悩ませたといいます。

 4冊目。ホッブズ『リヴァイアサン』自然状態における「万人の万人に対する闘争」、私的制裁、復讐の禁止 → 暴力の独占、社会状態 → 権力機構としての近代国家の正当化 → 国家状態における政府の統治、という社会契約説を唱えた。

 ホッブズは、どんな場合でも(政府が圧政しても)、無政府状態よりは国家があるほうがマシ、と考えたといいます。それに対して、

 5冊目。 ロック『統治二論』私有財産を保護する近代国家の基礎づけ → この役目を果たしていない国家に対しては人民に抵抗権を認めているとされています。

 もっと読み進めたいところですが、いろいろやることもあるので、つづきはまたいつかcoldsweats01

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