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2015年5月28日 (木)

「青本」と「緑本」。

 くもり cloud。空模様とはうってかわって、気持ちは晴れ晴れ。というのも、よ~やく、2冊揃ったからです。

Dsc_2662 右は、昨年の3月に有信堂高文社から出版した『憲法Ⅱ 基本権論』(通称、「緑本」)です。そして、左が、本日の午前10時くらいに大学に届いた『憲法Ⅰ 総論・統治機構論』(通称「青本」)です。

 西側(京都側?)の体系概念に従って、Ⅰで「統治論」を、Ⅱで「人権論」を書きました。ただ、わが社での講義は、1年生に配当されている「憲法Ⅰ」では「基本権人権」論を、2年生に配当されている「憲法Ⅱ」では「統治機構」論を説かなければならないので、出版の順はⅡ(昨年)→Ⅰ(今年)と逆になりました。

 いずれにしても2012年8月6日に1枚目の原稿を書き始めて以来、正確には2015年5月25日(今週の月曜日に出版社に納品されたとのこと)までで2冊、書き上げることができました。

 この2年と10ヶ月、ふり返ってみれば、自分でもよくやったと思います。実際に書き始めるより数年前に「いずれは書いてほしい」とは言われていたのですが、当時のわたしは、わたしの先生のモノを使って講義していたので、それで満足していました。また、先生の「目の黒いうち」(まだ目は黒い)は、先生の手前、自分のものを書くという気持ちにもなれませんでした。

 でも、そんなわたしの心を揺るがす出来事が、3年前の春にありました。ある同僚先生が、わたしの憲法論に「噛みついて」こられたのです(笑)。その先生の法理論とわたしの憲法論はあわないと理解されていたのでしょう。でも、その先生の「勢い」に圧され「及び腰」、「弱腰」。自分の主張を正々堂々と語るその先生が眩しく感じられたものです。

 その先生は、もうこのことは忘れてしまっているでしょう。また、意外と多くの目撃者もいたと思いますが、まわりの先生も、ほぼ、忘れているでしょう。ただ、わたしには、忘れなれない出来事でした。わたしは常々「書いたモノで勝負しなければならない」と思っていたので、講義に一通り目処がつくその夏から筆を執らなければならない、とつよく思ったものでした。

 でも、こんな青二才が憲法学の体系を語るのは、けっこう「しんどい」ことでした。それでも、1枚、また1枚、1節、また1節、そして、1章、また1章と原稿が増えていくうちに、その気になって・・・、なんとか最後までたどり着くことができました。

 同僚先生とのあのやり取りがあって、こうして2冊の本は成りました。執筆開始の動機をいただいたことに感謝しております。刺激的な同僚先生に恵まれたと思います。

 ただ、まだまだ、これでようやく自分の憲法学を講じるスタートラインに着けたに過ぎません。これから、多くの読者を得て、版を重ねられるように、精進していかないといけませんね。「緑本」そして、きょうの「青本」は、まだ通過点に過ぎないのでしょう。

 この「青本」は、現在進行中の講義「憲法Ⅱ」の教科書です。教科書の出版が今頃になってしまったという点については、学生諸氏に迷惑をかけてしまいました。過ぎ去ってしまった時間はいくら誤っても戻ってはこないので、せめて、これからの時間、この本をつかって有意義な「憲法Ⅱ」にしてもらいたいと思います。

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