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2015年9月

2015年9月25日 (金)

快気祝い@塩胡椒。

 cloud、うっすらsun

 昨晩、大学外のお仕事の方たちと、おフランス料理に行きました。 

Dsc_3099 お世話になったのは、熊本・中央区中唐人町にある“塩胡椒”さん。昔の町並みを生かした素敵なお店でした。

 きのうの食事会の趣旨は「快気祝い」。ご一緒した方のなかに、結構、大きなバイク事故をされた方がいて、でも、脅威の回復力をみせお仕事に復帰されたので、そのお祝いに。

Dsc_3103 ということで、ラ・クロワザード(と読むと思う)で乾杯wine。フランスのピノ・ノワールでつくられた、食事前半に相応しい、軽めの飲みやすいワインでした。

 ところで、わたくし、日頃、粗食に耐えていて、おフランス料理は久しぶりでした。前にいただいたのは、いつだったか・・・。ということで、有り難いお食事会でした。

 では、いつものように、いただいたものを。前菜から、あわび、フォアグラ、かにcancer、そして、メインは子羊、で、デザートは季節のシャーベットということで、梨のシャーベットをいただきました。

 で、wineの方は、赤をもうひとつ。しっかりした渋めのお味のチリワインをいただきました。

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2015年9月16日 (水)

部長亭。

 cloudsprinkle という感じか。

 昨晩、部長亭に及ばれしました。いつものように楽しくお料理をいただきました。

 そこで話されたことは「オフレコ」ということでここには記載できませんので、いつものようにいただいたものを。

 そういえば、前はよく同僚先生とお呼ばれしていたのですが(いまもそれも多いのですが)、最近は、大学の運営に関わっている人とか事務方の「いろんな意味での」お偉いさんがおおくなって、わたしも歳をとってしまったのだなぁ、と思います。

 まぁ、昨晩は美人ヤメ検さんと事務お姉様(笑)方とお話しできたので、楽しい夜でした。

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2015年9月13日 (日)

集団的自衛権はなぜ違憲なのか

 sun

 NHK「日曜討論」みて、そのあと、木村草太さんの『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』(晶文社、本年8月30日)を読みました。

 2013年の内閣法制局長官人事にはじまる今般の安保法制問題にいたるプロセスが、いまをときめく憲法学者・木村草太さんの文章により、時系列的に確認できる一冊でした。

 日本国憲法は、武力行使を原則禁止(9条)し、その例外として個別的自衛権(わが国に武力行使があった場合にそれを排除する)は認められている(13条、65条)、しかし、集団的自衛権(他国の防衛、わが国に攻撃がない状態での先制攻撃、軍事)を行使する権限は、わが国(内閣)には与えられていない(73条に規定されていないので)という木村さんの議論は、憲法の解釈に拘って昨今の問題に憲法学者として回答したものとして優れていると思います。

 また、そのこと以上に、本書は「集団的自衛権・・・」との標題でありながら、木村さんが憲法学者を目指した「原体験」や、憲法解釈とはなにか、そもそも憲法とは何のためにあるのかまで記述されていて、「憲法入門」としても読めるものとなっています。昨年、一世風靡した南野森先生の『憲法主義』(PHP研究所、2014)と併せて読んでもらえたら、憲法学人気も向上するのでは、と思います。わたしも、この2冊に学部生の頃に出会えていたなら、もっと純粋な心で憲法学できたのに、と思います。(もっとも、木村さんはもちろん、南野先生もわたしより下だったような・・・)。

 で、木村さんの本書にもどって、読書メモ。

 まずは、法解釈と政策論は区別しなければならないことを、端的にこう言います。「日本の国益を真に考えるなら、適切な法解釈の重要性を侮ってはいけない。・・・ 仮に、集団的自衛権の行使が政策的に望ましいとしても、現行憲法を改正しないで、それを容認することは問題外」(36頁)。

 そして、その法解釈に拘る重要性について、「『法』という技術は、人々が感情に流されそうなときに、冷静な判断に引き戻してくれる。・・・ 法は対象と適度な距離を採ることにより、激情に冷や汗を浴びせ、冷静な議論を導く効果を持つのである」(71頁)。「法律家は、社会の熱情から一歩引いたところで、冷たく理論的な突っ込みを入れる技術者である」(72頁)としています。

 また、「憲法の枠内での法整備を実現させるためには、提案者の発言から独立して、法案の文言を緻密に分析することが必要だ。そうでなければ、実際に自衛隊が活動する段階で、政府による勝手な法解釈を許し、『法治主義』による権力統制を不可能にしてしまうだろう」(150頁)とも。

 まさに、一者による統治がなされないように、立法者と法解釈者は分離されなければならないのです。権力分立の要請するところでもあります。

 なお、ゲームのルールをゲームのプレイヤーが変更してしまうことの不正について、つぎのように言います。 「〈集団的自衛権行使容認のための解釈改憲〉を認めることは、単に、〈集団的自衛権は行使できない〉とのルールを変えるだけではない。〈政府は、ゲームのルールを変更してはならない〉というルールを変更してしまうのである。後者の〈ルール変更のルール〉が破壊されれば、政府の判断で、立憲主義を破壊し、民主主義を制限しても何ら問題がないことになってしまう」(124頁)。

 ほんと、頭が下がります。木村さんの解釈論のすべてに賛意を表するものではありませんが、「日曜討論」に出たり「報ステ」でコメントしたり、ほんと、立派です。憲法学界に「新人類」(旧いか?)到来でしょう。

 そして、さいごに「政府の行動を辛抱強く監視し続けるには、冷静な理論を身につけることが不可欠だ。(原文改行)憲法学の議論は、多くの国民が感じている政府への直感的な不信感に、理論としての形を与える。ぜひこれを共有して、これからの日本がよりよい方向に進むよう、政府を監視するために役立ててほしい」(270)という言葉で締めくくられています。

 わたしにも、わたしなりの憲法論は一応はあるのですが、彼のような憲法学者がいる反面で、もう恥ずかしい限りです。もっと精進しなければ、ですね。

 本書には、哲学者・國分功一郎さんとの対談も収録されています。これ、実に読みやすく、かつ、平明な言葉で本質を鋭くついているとも思います。たとえば、國分さんは、民主主義を背景とした権力の暴走を抑えるのが立憲主義である(198頁)と、立憲主義と民主主義との間にある「ある種の対立」に、非常に明快にアプローチされています(200頁)。

Dsc_3055 國分さんのもの、何冊か書棚にあるので、これから随時、読んでいきたいと思います。まずは『哲子の部屋』3部作から・・・

 それはそうと、2013年の内閣法制局長官人事から昨年(2014年)の「7・1閣議決定」を経て、2015年(ことし)の安保法案提出という一連の「安保法制騒動」で、本書、木村草太『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』(晶文社)が世に出たということは、ある種の奇貨ではないでしょうか。ホント、よく書けている、というのがわたしの読後感です。

 件の安保法案は、参院で今週中にも採決されるとのこと。かりに採決されなくても「60日ルール」が成立します。つぎは、実際の適用・運用の場面です。曖昧な法文が違憲的に適用されないよう、憲法学者の端くれであるわたしも、微力ですが、監視していきたいと思います。

2015年9月12日 (土)

検証・安保法案。

 sun。日本列島は広いと、あらためて感じました。豪雨、そして、被害にあわれた方、心からお見舞い申し上げます。

 今週末は、安保法制を考えるひとつの区切りになると思ったので、手元にある関連書を読んでおります。

 ということで、まずは、長谷部恭男先生の編集による『検証・安保法案 どこが憲法違反か』(有斐閣、8月30日発行)を読みました。

 長谷部先生は、「はしがき」および「序論」において、一連の安保関連法案がその核心部分、すなわち、集団的自衛権を容認する点において、明確に違憲の瑕疵を帯びている、と主張されています。

 そして、首都大学東京の木村草太さん(インタビュー)と学習院大学の青井美帆さん(論文)では、現行憲法解釈上、集団的自衛権の行使がなぜ違憲なのか、その「解釈ロジック」が示されています。法学者、憲法学者がこだわらなければならないのは、わたしも、法令に基づく解釈としてどうなのかという点だと思っています。

 また、木村さんは、インタビューのかなで、もう一連の安保法案が採決されることを見込んで、つぎのように言います。

 「あとは、憲法違反であるし国民の支持のない法案を強行採決した場合に、その政権をどう評価するのかという問題だけが残されている」(27頁)、「大事なのは次の選挙まで今回の出来事をきちんと記憶し、それへの制裁を国民が選挙で示すこと」(28頁)。

 民主制国家における為政者は、選挙というプロセスを経てこそ、統治の正統性を獲得し得ると、わたしも思います。

 さらに、長谷部先生との対談における大森政輔弁護士(元内閣法制局長官)の発言からは、いままで内閣法制局内でそのような議論がなされてきたのか、外務省・防衛省との関係でどのようなやりとりが交わされてきたのか、端的に知ることができます。また、個別的自衛権と集団的自衛権(大森さんは「他国防衛権」と言われています)は本質的に異なることの説明や(37頁あたり)、内閣は憲法解釈を変更することもできるが「変更後の解釈の内容が、憲法その他の上位法に照らして適法と認められることが必要」と述べられているところなど(38頁あたり)、不遜ながらわかりやすく解説されていると感銘をうけました。

 さいごに、元防衛研究所長で元内閣官房副長官補の柳澤協二さんの文章にあるつぎの一文は、わたしの心に重く響きました。柳澤さんは、PKO協力法改正を「これによって、1992年以来積み重ねられてきた『武器を使わない海外派遣』は、『武器使用を前提とする海外派遣』に、大きく変貌することになる」(78頁)と評されました。

  「法治」を実現するためには、法の制定者、法令の提案者の意図から離れて、法の文言を精緻に解釈することが要請されます。本書が後半部分に安保関連法案の主要部分が現行法と対照されるかたちで収録したのは、ともすると感情論、政策論に流されやすい安保問題を、冷静に、論理的に議論せよとのメッセージなのでしょうか。

 

 

2015年9月 8日 (火)

ゼミ飲み@Bar ROOTS。

 sun

Dsc_3047 昨晩、3・4年生合同で「ゼミ飲み」しました。場所は、新市街の“Sky Dining Bar ROOTS”さん。BBQのできるバーなんて、すごい。ちょうど夏の疲れがでてきた頃なので、スタミナ補給できた。

 5階建てビルの屋上、吹き抜け、という開放感もあってか、リア充いじりでもりあがった。本人は撃沈して・・・(以下、自粛)。3年のノリと4年のノリ、ちがうようでいて、昨晩は融合して・・・(うまい! わかった?)。

 4年生は、もう少し。就活を終えた人も、いままさに奮闘中の人も、のこされた日々を大切にして、将来、大学生活をふりかえったら「このゼミでよかった」と思ってもらえるゼミであったら、と思います。

 3年生は、意外と悩みどころか。一応の進路は決めただろうけど、それでいいのか。まだ時間がありそうなだけに、思いもいろいろというところでしょうか。わたしは「社会」にも出ず、人生経験もありませんが、何らかの話相手にはなるでしょうから、暇をみつけて雑談したいと思います。

 で、そういえば、帰り際、お腹空いたなぁ~、と思っていたら、三次会は「天草大王」noodleであった様子。まぁ、そこまでいったら「きょうはなかった」かもしれないので、よしとするか。

2015年9月 5日 (土)

接待@洲さき。

 cloud

 先日、夏期集中講義に非常勤としてお呼びした先生を囲んで、懇親会をしました。

Dsc_3026 お店は、下通「森天会館」2階にある“郷味 洲さき”さん。「郷味」の通り、熊本料理で「お・も・て・な・し」(古い。また、最近いろいろあり・・・)。

 (まずは、水前寺海苔となすのとーふとのこと)

Dsc_3027 (つぎは、ど定番、辛子レンコンと一文字のぐるぐる)

 ところで、お招きした先生は、これで3度目のわが社での集中講義。はじめてお願いしたのは2012年の夏でした。

Dsc_3031 どこでもそうですが、各学部には当該学部で提供する「科目表」があります。これは、いわゆるカリキュラムが規則化されたものだと理解すればよいでしょう(ということで、この「科目表」は、だいたい学部規則の別表という規則の形式で存在していると思います)。その「科目表」にあるほとんどの科目は、当該学部の専任教員にてまかなわれているのですが、また、すべての科目が専任教員のみで提供できてはいないのも、おおくの大学における現状だと思います。

 というわけで、わが社でも、いくつかの科目については、非常勤の先生をお願いしなければならない状況にあります。

Dsc_3028 (つぎのお料理は、馬のホルモン)

 で、2012年の当時、非常勤を差配する職務に従事していたわたしは、「知財」の先生を探してくる役目になったのです。

 まず、非常勤の先生とはいえ、学生にとって一番良い講義形態は、毎週1回講義があることだと思います。

Dsc_3030 (これは、言うまでも無く、馬刺しです)

 ただ、わが社のように地方にあると、東京(関東)や京都・大阪(関西)のように、同業他社が近くにはありません。というわけで、毎週、通ってこれる先生を探すのは、もともと困難。という事情もあり、当初より、夏の集中講義でよい、ということになっていました。

Dsc_3032 (メインといっていい、バリのお造りです。天草算とのこと。添えられている有明のタコも絶品でした)。

 夏の集中講義なら遠方の先生でもお願いできる、それならお願いしてみたい先生がいる、ということでお呼びしたのが、先日ご一緒した先生です。

Dsc_3033 (馬の焼き肉)

 実は、2012年にはじめてお呼びしたその当時、わたしはその先生と面識はありませんでした。その先生のドイツ著作権と基本法に関する論文は読んでいて、実に素晴らしい研究をされている先生がいる、ということを知っていただけでした。

Dsc_3036 そういうなかで「知財」の先生を探すことになり、もう、この先生しかいない、ということで、面識もないなか突然にお願いした次第でした。

 わたしには、研究がしっかりしている人は講義も学務もしっかりしている、という直観があります。研究はしっかりしているけど講義はダメとか、学務ばかりしている、という人もいるにはいると思いますが、前者はあまり見かけず、後者は迷惑な人が多いように感じます。研究、教育、学務、全部できるか、全部できないかの人が多いと思う・・・(こういう場合、自分のことは棚に上げている)。

 ということで、この論文を書いたなら、きっと学生にしっかりした講義をしてくれる人のはずである、と思ったのです。いま思えば、随分と思い切った、また、随分と不躾なお願いだったような・・・。

Dsc_3034 (〆にだご汁)

 結果、大正解でした。2012年にお願いして以来、すでに3回目。わが社の学生は幸せだと思います。わたしの目に狂いはなかったということでしょう(結局、自画自賛)。

Dsc_3035 (デザートも)

 きょう、講義を終えたその先生は、奥様を呼んで、熊本で「接待」(笑)しているご様子。こうして、熊本に複数回お越しいただけているのみ、きっと、熊本という土地、そしてわが社の学生のことを気に入られたからだと思います。よい先生をお招きできてよかった、と思いました。

 





















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