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2016年3月

2016年3月25日 (金)

ゼミ生と別れて。

Img_0042 さっき、ゼミの卒コンが終わって、帰宅しました。きょうは、わが社の卒業式でした。

 わがゼミの12名も無事に卒業できました。まずは、あたらめてですが、おめでとうございます。そして、全員、4月から仕事がある。幸せなことです。

 また、このゼミは、わたしにとって楽しいゼミでした。週に1度の月曜5限のゼミの時間、わたしもゼミの一員、13人目のゼミ生になった気持ちでした。

 ただ、きょうが終われば、これで一区切り。それぞれの新しい場所へと進んでいかなければなりません。まずは、体と心に気をつけて。そして、頑張りつつも、しっかり休んで。わたしにも、新4年生、新3年生が待っていてくれます。有難いことです。

 仕事がはじまれば、新しい環境に身を置けば、きっと、振り返ることはあまりないでしょう。でも、それは決して悪いことでもないはずです。それぞれの場所で、身を立てて、またいつか集まりましょう。そのときは、きっと、すぐに来るでしょう。時間が過ぎるのは、あっという間なので。

 そのときまで、まずは、自分らしく、日々、精進していきましょう。同窓会の案内があったとき、嬉しく思えるのは、幸せな生活が過ごせているあかし。わたしも、いつでも、みんなに会えるように、ここで(しばらくは)暮らしていこうと思います。

 そうそう、そういえば、花束とワインwineをもらいました。有難いことです。これから、さっそく、ワインを・・・(笑)。

 

2016年3月23日 (水)

送別会。

 cloud

 きのう、本年度最後の教授会があり、そのあと、本年度末で退職される先生の送別会がありました。

 本年度末で退職される先生は2人、定年退職される憲法の先生と、異動される経済学の先生。前者の先生は、体調不良で送別会は欠席されたので、昨晩の送別会には、経済学の先生にささげるものとなりました。

 この先生、大学院修了後、すぐわが社に赴任されているので、同年代ですがすでに勤続18年とのこと。温厚な学生思いの先生でした。

 わたし、不勉強なので、また、この先生の専門が経済学ということもあり、この同僚先生の研究業績について、あまり知ることもありませんでした。ただ、昨晩は、司会を務められた先生(同じく経済学)から、去りゆくこの先生の研究の紹介があり、あらためて惜しい人をわがは失うんだなぁ、と感じました。

 また、近年、博士の学位も取得されたとのこと。日々の勤務を続けながら学位を取得するのは実に大変なことなので、立派だなぁ、と感じました。

 昨晩は期せずしてお一人だけの送別会となったので、何人かの先生がこの先生との「思い出」を語るスピーチもありました。わが社がいろいろな意味でよき大学だった頃のお話が聞け、大学たるものそうでなければならない、と深く思いました。やはり、学問するには十分な心の余裕が必要なのです。

 ただ、こうした優秀な先生がいなくなってしまうのはを失うのは残念なことなのかもしれませんが、大学院を出てすぐ赴任した人をこうした優秀な人材に育てられたわが社は、まだ研究教育機関としてその役割を果たせているのでは、とも感じました。

 それにしても、「いい人からいなくなる」というのは、よく言ったものです。わたしも、この同僚先生にあやかりたい。

2016年3月 8日 (火)

昇進のお祝い@ROSSO。

 蒸している?

Dsc_3511 昨晩、本年2月1日付で教授に昇進された2人先生のお祝い会をしました。お店は、水道町の ROSSO さんにお世話になりました。

 昇進者が出たというのは、組織として実に喜ばしいこと。これを浮力として、わが社の発展がますます期待できる、というところでしょう。

Dsc_3500 ところで、昇進のお祝いの会ですが、まぁ、結局はいつもの飲み会とそうかわらず・・・。で、わたしは、いま気に掛かっている二つの事項について、同僚先生の意見を聞いてみました。

 1つめが、ある事情があって気になっている、いわゆるPTA訴訟のことです。といっても、その訴訟の帰趨ということではなく、PATという団体の性質について。

Dsc_3502 PTAとは、P(Parent)、T(Teacher)、A(Association)のこと。

 これは、社会教育法10条にいう「社会教育関係団体」に該当するとされていて、任意加入団体であると考えられています(通説?)。

Dsc_3503 このことは、上の「PTA訴訟」における熊本地裁判決(平28・2・25)も、前提となる事実として「児童の福祉と会員の教養を高めることを目的とする入退会自由の任意加入団体」としています。

 ということで、PTAは、法的には任意加入団体だと言えるのでしょう。

Dsc_3504 ただ、反面で、PTAは、本来、学校という教育機関(Government Agency)が提供すべき公共財(Public Goods)の一部を提供してもいると思われます。こういう現状を思い描いたとき・・・

 わたし、件の「PTA訴訟」にふれたときから、PTAが憲法21条的意味でいう任意加入団体である、ということに違和感のようなものをもってきました。もっとも、直感にすぎなののですが。

Dsc_3505 そのことを、昨晩は、当事者(笑)や同僚先生たちにお話ししてみて、自分が抱いている違和感の理由が奈辺にあるのか、そして、もちろん、強制加入団体とはいえないけれど、さりとて、任意加入団体とわり切ってしまっていいのか、という直感についてどう整理していけばいいのかのヒントのようなものをいただきました。

 まぁ、これについて書けたら書こうと思います。

Dsc_3507 で、もうひとつは・・・、これは、先日たち上げた「熊公研」のなかでのお話しと関係するのですが・・・

 わたし、先日書いた判例評釈のなかで、刑事法は、憲法上3つに分類できるという趣旨のことを書かせてもらいました。

Dsc_3506 それは、刑事実体法/狭義の刑事手続法/刑事「訴訟に関する手続」という3分類です。このうち、実体法は憲法41条の要請により、また、狭義の刑事手続法(被疑者・被告人の法的地位に変動をもたらす刑事手続法)は憲法31条の要請により、法律でなければならない(実体法については条例でもよい)のに対し、刑事訴訟に関する手続は、憲法77条1項により、裁判所規則で定めてよいと。

Dsc_3509 で、このうち、国民の自由や権利を制限する(刑事実体法)および被疑者・被告人の法的地位に変動をもたらす狭義の刑事手続法は、法の支配の要請がつよくはたらくので、法の一般性・法の抽象性が求められる。これにたいして、規則事項は、事後的は変更も許されるのでは、という感じで評釈を書いたことがあるのです。

Dsc_3508 問題は、これからで、では、民事法はどうなんだろうか、と。

 民事法も、民事実体法/狭義の民事手続法/民事「訴訟に関する手続」に3分類できるのか、そして、このうちの「狭義の民事手続法」についてて、法律で定めなければならない条文上の根拠、または、法理論上の論拠があるのか・・・。狭義の刑事手続法は、憲法31条から形式的意味での法律でなければならない、とされているのですが、では、民事訴訟法は、法律でなければならないのか・・・

Dsc_3510 ちょうど、デザートになりました。

 なんて感じで、きのうの夜も更けていきました。
















2016年3月 2日 (水)

第1回熊本公法研究会。

 sun。春めいてきました。

 先月末の2月28日(日)に、第1回熊本公法研究会を開催しました。

 この研究会を立ち上げた切っ掛けについては、昨年10月31日のこのブログをご覧ください。

 → 2015年10月31日の五高日記

 まぁ、それからじりじり時間が経っていってしまって、このままでは、研究会旗揚げの話も萎んでしまうと思い、不十分ながら、わたしが、1人目の報告者を務めさせてもらいました。

Dsc_3477 まぁ、わたしが1人目なら、この研究会での報告もあまりハードルの高いものではない、と感じてもらえるとも思ったので。報告のテーマは「進行中の公訴時効の遡及的廃止と憲法」で、つい最近公表した判例評釈をもとに論説を書くなら、あとこんなところを勉強しなければならない(という意味で「設計図」)という感じの報告をさせてもらいました。これでは「研究報告」とは言えませんね(笑)。「これから研究します報告」(笑)。いま受注している論文が終わって、心に余裕があったら、論説にしたいと思います。

 当日は、もう一人、本学LSの中嶋直木先生に「(公)法学における『機能』的思考とは」という報告をいただきました。

 ということで、この新研究会の「機能」について、考えてみました。

 まず、第1に、熊本地区にいる公法系研究者の親睦を深めることがあげられます。大学こそ違えども、また、いつまでいるかわからないとはいえ、いまこの時期に熊本で憲法、行政法を講じている研究者が、ただ飲み食いするだけでなく(飲み食いもするのですが)、アカデミックな会話ができる場をもつというのは、非常に意義深いと思います。ささやかながら、学問の発展にも寄与できるのでは・・・

 第2に、研究大学(自称)のわが社にとって、インターカレッジの研究会をもっていることは、その最低限の要件ともいえるでしょう。大規模な研究会とはなかなかいきませんが、それでも、細々とでも研究会を継続的開催できれば、きっとわが社の研究力、教育力の向上にも繋がると思います。

 そして、第3に、院生を教育する場ともなると思います。地方大学なので、いわゆる伝統ある大学での研究会への参加は、距離的にも心理的にも、ハードルが高い。でも、自校の研究会でなら、すこしは気楽に報告もできるというもの。また、指導する側からすれば、最低限、この研究会で報告できるくらいには能力を高めさせて修士論文や研究論文を書かせるという目標もできると思います。

 まだまだこの研究会の効用はあると思いますが、きょうのところは、このくらいで。いずれにしても、研究会をはじめよう、はじめよう・・・という意思を、参加していただいた諸先生のおかげでとりあえずでも形にできたのは、よかったと思います。滑り出し、好調! っていうところでしょう。

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