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2017年4月10日 (月)

第1回講義を終えて。

 rain わが社は今日から平成29(2017)年度の講義開始! さっそく、本年度わたしが受け持つ大講義「憲法Ⅱ(統治機構)」がありました。

 その概要をまとめておきます。

Img_1766 (1) 教科書は、わたしの『憲法Ⅰ 総論・統治機構論』(有信堂、2015年)です(憲法Ⅱですが、教科書は『憲法Ⅰ』です)。この教科書での講義は2015年につづき2回目です。

 (2) 新2年生が多いということで、新2年生への「はなむけ」の言葉を講義冒頭にお話ししました。林修先生の「いまでしょ!」は古すぎましたが、どうかみなさん、ふり帰ったら「愚直に勉強した学年だった」となるよう、精進してください。

 (3) きょうのメインのひとつは「統治」とは何かという点でした。レジュメP2の一番下では「統治」と「政治」の違いを、内閣総理大臣の指名(統治)と与党党首の決定(政治)を例に説明しています。統治とは国家機関による法令に基づいた権力支配のことです。国家機関に法令により与えられた権限はどのようなものか、憲法はそれをどのように統制しようとしているのかについて、半年間、4単位で講義します。

 (4) もうひとつのメインは「立憲主義」とは何かという点でした。立憲主義とは憲法に基づく統治のこと、この場合の基づくとは「〇〇があってはじめてできる」という意味であるとお話ししました。

 (5) そして、まずは、近代立憲主義よろしく、憲法は、国家による統治権を制限することでわたしたちの「自由の領域」を守ろうとしていることについて講じました。プリントP3にある日本国憲法を近代立憲主義の系譜の中に位置づけようとする試みは、昨年の「憲法Ⅰ(基本的人権)」の講義からわたしが一貫して論じてきたことです。

 次回は、この立憲主義観にも変容がもたらされていることを述べたあと、日本憲法史として明治憲法の制定理由などをお話しします。

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