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2017年5月31日 (水)

第4回熊本公法研究会。

Img_1941 きのう、第4回目となった熊本公法研究会(略称、「熊公研」)が開催されました。

 今回の報告者は本学LSで行政法を担当する2名の教員。お題は百選担当判例の検討でした。具体的には、

 第1報告:地方議会議員の懲罰と司法審査に関する最大判昭35・10・19(民集14巻12号2633頁)の検討。これ、憲法判例としても有名ですよね。部分社会の法理のところで。地方議会議員の出席停止の懲罰には司法権が及ばないというもの。本件裁判書中には除名処分の場合には司法権が及ぶ旨の先例引用がある点、学生諸君も確認してください。

 第2報告:対潜水艦戦作戦センター(ASWOC)の設計図及び建築申請の資料公開請求に関する最2判平13・7・13(訟月48巻8号2014頁、判自223号22頁)。那覇市情報公開条例に基づく公開請求で一旦は非公開となったものが異議申立により取り消されたので、国がその取り消しを求めて出訴したもの。防衛上の秘密云々・・・というところもあるのでしょうが、最高裁は、本件を「法律上の争訟」(裁3条1項)として認めたものの国の原告適格性(行訴9条)は否定する、という結論にいたっています。「法律上の争訟」の第1要件(原告に具体的な権利、利益の損害が認められること。主観争訟性)と行訴法9条のいう原告としての適格性の関係とか、いろいろ考えました。

Img_1945 ということで、研究会終了後は、恒例の懇親会。指導教官や関係者の退官なり、古稀なりの論文集、献呈式なんかが話題になりました。

 そうそう、平日ということもあり、わたしは、研究会を中座して別の全学会議に出席し、そのあと、また研究会に戻るという・・・ ああ、大学では研究だけ(と、学生と話すだけ)でよかったらいいのに・・・ よく考えたら、会議より勉強の方が重要だったなぁ、と・・・、優先順位を間違えたか。それでも、お役目からして、全学会議に出ないわけにはいかなかったか・・・

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