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2017年6月28日 (水)

演習Ⅰ(第10回)。

 第10回演習Ⅰ(3年ゼミ)のレポートです。

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Img_6938 こんにちは! 今回ブログを担当させていただきますT.Mです。

 今週は古典的プライバシー権と現代的プライバシー権について議論しました。

 古典的プライバシー権について、京都府学連事件(最高裁昭和44年12月24日大法廷判決)では憲法13条より、個人の私生活上の自由の一つとして、何人も、その承諾なしに、みだりにその容ぼう等を撮影されない自由を有するとした上で、現に犯罪が行われもしくは行われたのち間がないと認められる場合であって、しかも証拠保全の必要性および緊急性があり、かつその撮影が一般的に許容される限度をこえない相当な方法をもって行われるとき、警察官の写真撮影に第三者の容ぼうを含むことになっても憲法に違反しないとされました。

Img_6939 現代的プライバシー権として、早稲田大学江沢民講演会事件(最高裁平成15年9月12日第二小法廷判決)では、講演会の参加希望者の学籍番号、氏名、住所等の情報について、本人が他者にみだりにこれを開示されたくないという期待は保護されるべきであり、任意に提供したプライバシーに係る情報を警察に無断提出したことは、プライバシー侵害にあたり、不法行為を構成するとされています。

 古典的プライバシー権は、私生活をみだりに公開されない権利としており、秘匿性があるかどうかの内容に注目しているのに対し、現代的プライバシー権は、自分で自分の情報の取り扱いまでもコントロールできる権利としています。 個人情報の、他者に知られたくないと感じる程度についてや、報道の自由との関係で、ヤフオクドーム等での野球のテレビ中継、芸能人の週刊誌問題についても、意見が飛び交いました! 先週に引き続き今週も議論が活発になってきました!来週も頑張りましょう!

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