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2017年7月12日 (水)

演習Ⅱ(第10回)。

 ☁ 第10回の演習Ⅱ(4年生のゼミ)のレポートです。

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 今回のブログを担当させていただくS・Kです。ディズニー通というとてもうれしい紹介をしてもらえたので、ウキウキした気分で報告させてもらいます!(笑) ちなみに今年はクリスマスシーズンにディズニーに行く予定です🎵

 今回のゼミでは、発表の前に小雨の降る中、五高記念館前で卒業アルバムの集合写真を撮りました。

Photo 卒業のときが少しずつ近づいてきているのを感じて寂しく感じる気持ちもありますが、最後まで充実した学生生活になるようにたくさん学んでたくさん遊びたいと思います!

 さて、今回のテーマは「実質的平等(アファマティブアクション)とは」で、ある例題に対して設定された問題に対する班の解答を発表するものでした。その例題とは、ある国立大学法人であるA大学法科大学院では、法曹人口における女性の比率を高めるために女性を優遇する入学者選抜制度を採用・公表していて、男性受験者Bは通常の入学者選抜制度であれば合格できた成績順位だったのにその女性優遇制度により不合格になってしまった、という内容で、① Bの立場から当該入試制度の憲法上の問題点の指摘、②Bの主張に対するA大学院の反論を踏まえて班の見解を述べよ、という二つの問題が出されました。

 これに対して発表班は、①Aの入試制度は憲法14条1項上の平等原則に反し、また、Bの憲法26条1項の権利を侵害するものである、②平等に関する法令の違憲審査基準についての学説を紹介したうえで、さらにこれまでの最高裁の判断枠組を考慮て、目的に合理的根拠があることや区別と目的との間に合理的関連性があることを認め、Bに過度な不利益を与えているとはいえないとして、憲法上疑義ある制度とはいえないとしました。

 その後、「当該入試制度の合憲性を判断するうえで告知していたことは重要な要件なのか」や「学説として紹介した平等に関する法令の違憲審査基準ではなく、それよりも緩やかな判断枠組を採用したのはなぜか」という質問ができました。

 また、もしすべての法科大学院がこのような女性優遇制度を採用したらどうなるのか、あるいは、定員を180名と20名に分けたうえで女性の受験者にはどちらかの入学試験しか受けることができないとしたらどうなるかという話にまで発展しましたが、片方を優遇したことによってもう一方が不利益を被ることになったという事例よりも合憲性の判断が難しく感じました。また発表の中でアファマティブアクションに関するアメリカの判例も取り上げられていたので、他の国ではどのような判例があるのかも気になりました。

 次回の担当は飲み会が多めなこのゼミでいつも完璧に幹事を務めてくれているA・Fさん!・・・なのですが、今回で班としての発表は前期最後だったので、次回のゼミでもブログの更新はあるのかわかりませんがご期待ください!(笑)

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 いやいや、わたしのゼミは勉強だけにとどまらない壮大なゼミ。ゼミである以上、次回もゼミブログの更新はあります。

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