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2017年12月10日 (日)

演習Ⅰ(後期第8回)。

 ゼミ見学会が行われた日の3年生ゼミのレポートです。

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 こんにちは!今回のブログ担当の大日方ゼミの高身長イケメンエースY・Nだぜ!

 12月5日 今回のテーマは「職業の自由」でした。職業の自由にはどのような規制がなされているかについて、小売市場開設距離制限事件、薬局開設距離制限事件を参考に話し合いました。

 職業の自由に対する規制は、その規制目的に応じて、積極目的規制と消極目的規制に区別され、それを規制目的二分論といいます。積極目的規制とは、経済発展や福祉国家の実現など政策目的による規制であり、合憲性の判断については明白性の基準が用いられます。小売市場開設距離制限事件では、この積極目的規制が適用され、「憲法は国の責務として積極的な社会経済政策の実施を予定している」とし、「その分野における判断は、立法府の判断に委ねられているため、裁判所は立法府が裁量権を逸脱し、当該法的措置が著しく不合理であることの明白である場合に限って、違憲とすることができる」として、卸売市場の許可規制は22条1項に反しないと判示しました。

 対して、消極目的規制とは、主に国民の生命・健康や公共の安全に対する危険を防止するための規制であり、合憲性の判断については厳格な合理性の基準が用いられます。薬局開設距離制限事件では、この消極目的規制が適用され、「本件規制は主として国民の生命・健康に対する危険の防止という消極的目的のための規制である」とし、「不良医薬品の供給の危険又は医薬品乱用の助長の弊害を防止・除去することは、薬局の適正配置ではなく他の手段によって達成しうるから、本件規制は必要かつ合理的とはいえない」として、違憲としました。

 規制目的二分論については、この他にも、公衆浴場距離制限事件や酒類販売業免許制事件などの判例もあるようなので併せて理解していけたらいいと思います!

Img_0101 また、当日は2年生による、来年度の演習選択のための見学会が並行して行われました、さすが、学部ナンバーワンの人気ゼミである我が大日方ゼミとあって、大量の2年生が溢れかえっていて、見られているこちら3年生側もたいへん緊張した面もちでした(ちなみに私は2年生の羨望の眼差しに快感を覚えていました。照)。

 2年生にはぜひ過酷な「大日方ゼミ生枠 獲得競争」を勝ち抜いて、私たち「おびにゃんファミリー」の一員になれるように頑張ってほしいです!ファイト!

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 さいごは、完全に煽りがはいってますね。これでは、わがファミリーが法学部のアンダーグラウンドのようです(一部での評価はそうかもしれない)。でも、実情は、いたって本流。いままでのゼミ生のお陰で、人気ゼミとなっているのでしょう。それでも、入ることはそんなに困難ではありません。「志望理由書」をきちんと書いてある人は、だいだい採用されているはずです。それに、突出してゼミ生が多いのも、ここ数年のこと。いつまでもこの状態が続くはずはありません。市場とはそういうものだと思います。

 ということで、このゼミに入りたいという2年生は、それほど臆せずに志望してもらって大丈夫だと思います(ただ、意に沿えなかったときには、🙇)。

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