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わたしの著書

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2019年3月

2019年3月30日 (土)

編集長退任。

Img_0437  この色鮮やかな春らしい表紙の熊大通信(72号、2019年春号)の発行を最後に、平成27(2015)年度から平成30(2018)年度まで4年務めた熊大通信編集長を退任します。この4年間はわたしの熊大教員キャリアのなかでかけがえのないものになりました。
 思えば、平成26年度の年度末(27年3月)の某日、その後、副学長・理事になるある先生から「学長特別補佐になって」と言われたとき、まずはじめに浮かんだ疑問が、そんなポストあったのか?というものでした。で、ついては「熊大通信の編集長に」とも。「熊大通信」???そんなの・・・(以下、自粛)。
 こんな感じではじまった編集長なので、担当職員や実際に取材し記事を書いてくれる方々に「おんぶにだっこ」の編集長だったわけですが、こんなわたしでも、一応、熊通作成にあたりこだわっていた(それほどでもありませんが)がありました。
Img_0474  その1は、五高・熊大という「伝統」です。わたし、こう見えて「保守派」なので、こういうの好きなのです。先人が積み上げてくれたものを引き継いで後代に繋げていく。こういう気概をもった熊大生、熊大教職員であ...ってほしいと思っています。
というわけで、「五高✕七高」とかの対決も好きなのです。どんなことでも好敵手があるということは、有り難く幸せなことだと思います。

Img_0467  その2は、自分で読みたいものをつくる、という点です。熊通の分量は、だいたい1時間で読めるものです。飛行機なり新幹線なりで移動しているときとか勉強・研究の合閒に読み切れるくらいの。そのときに、この1冊を読んで「なんか、ほう、面白かった」と(自分が)思う内容にしたいと考えていました。ということで、テーマは自分の興味関心に偏っているかもしれません。

Img_0454  その3は、地震をうまくとりあげることです(難しいのですが)。編集長になり2年目になったとき、平成28年熊本地震にあいました。このときに編集長をしていたこと、一生、忘れないと思います。地震直後の号にはわたしのたっての希望でチアの全面写真を使わせてもらいました。熊通で Cheer Up を伝えたかったからです。このときの中心メンバーは、今年、卒業です。また、九州大はじめ多くの大学にご支援いただいたこと、いまでも思い出します。(わたしがチアの所属する熊大応援団の部長に就任したのは、まだ後になってのことです。このときはとくに知っている学生もいないのにBLAZESのアカウントにDM出してお願いしました)。
Img_0472   そして、やっぱり、熊大がいい大学であってほしい、という思いで編集長を務めてきました。「いい大学」ってどうはかるのか難しいでしょうが、わたしは「子どもを入れたい大学」がいい大学と思い「親子で熊大生」特集もしました。
 という感じで、なんだかんだいいって、青天の霹靂で就任し素人ながらなんとかやってきた4年間でしたが、振り返ってみれば、われながら立派だったのでは、と思います。冒頭にも書きましたが、わたしの熊大人生で4年も編集長ができたこと、そして、自画自賛ですが一応のものも残せたこと、もう満足しようと思います。
これをもちまして、熊大通信編集長を退任します。4年のご愛顧、ありがとうございました。

 

2019年3月23日 (土)

ミスター熊法。

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 ☁
 年度末が近づき、本年度を最後に熊大法学部を去られる先生方の送別会が続いています。本年度は併設されているLSがなくなるので、とくに送別対象者が多いように思います。
 そのなかに、本年度末で定年退職されるある先生がいます。定年退職される先生には、それまでの熊大法学部・LS教育への敬意を表する論文集が献呈されます。わたしも寄稿させていただきました。もっとも、きょうの話題は拙論文ではありません。定年退職される先生です。
 この先生は、熊本大学法学部・法学研究科を卒業・修了されたあと、東京大学の博士課程に進まれて、その後、熊大法学部にもどられて教鞭をとられてきました。当時の熊法には博士課程がなかったのでまさに「熊大一筋」、学部生の頃を含めると、実に39年間(だと思われる)、熊法の学生・教員であられたわけです。
 この先生の学生の頃のことを知る由もないのですが、わたしが赴任したとき、ある先輩教員からこの先生が「いままでの法学部生で一番できた学生」と聞いています。そして、民事訴訟法の一廉の学者です。その愚直な姿からもうかがえるように、熊本大学法学部を象徴するような先生です。名実ともに「ミスター熊法」、陰ながら尊敬しておりました。
 わたしが赴任したときから近いながら所属部署が違うということもあり、そうお話することもなかったのですが、最近になっていくつかの場面でご一緒する機会に、わたしのようなものに期待をかけてもらっているようなお言葉をいただきました。専攻こそ違えども記念論文集に拙論文を寄稿させてもらったのは、そのことへのせめてもの感謝の気持ちを表すためです。
 さて、報道にもあるように、熊本大学LSは本年度末で廃止ます。そして、大学院社会文化科学研究科も「法学系/文学系」をすっきりさせる改組がなり、熊本大学の法学系教育は、平成31年度、あらたな時代に入ります。第二、第三の「スター学生」を育てられるか、そして、第二、第三の看板教員を擁することができるか。もう中堅であろうわたしも、さらに精進しなければならないと思いました。

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