無料ブログはココログ

わたしの著書

  • 憲法Ⅰ 総論・統治機構論
  • 憲法Ⅱ 基本権論
  • 著作権と憲法理論
  • ロールズの憲法哲学

カテゴリー「演習Ⅰ」の12件の記事

2017年7月19日 (水)

演習Ⅰ(第12回)。

 教授会、無事終了~。で、3年生のゼミ(演習Ⅰ)の第12回のレポートです。

 ------------

Img_00361 こんにちは☆今回ブログを担当させていただきますM.Nです。

 今日は、長~い夏休みsun前最後のゼミ!ということで・・・

 反省会という名のピザパーティーをしましたdiamond

 もちろん、その前に判例発表もありましたpencil

Img_00381 今日の発表は「信教の自由」。判例は◎日曜日参観訴訟(東京地判昭61.3.20)、◎神戸市立高専剣道拒否事件(最2判平8.3.8)という二つの判例でした。

 どちらの判例でも、信仰を理由に一般的な法的義務の履行を免除し得るか否かが問題になります。これについて、信仰を理由に一般的な法的義務を免除することが憲法上要請されるという問題と、免除することが憲法上許されるかという問題の二側面があります。仮に免除を憲法上の要請としてしまえば、特定の信仰をする者に対して優遇措置をとったこととなり、政教分離原則に違反してしまうため、これに反しない範囲においては免除を許可するという立場の方が妥当です。よって結論としては、信仰を理由とする一般的な法的義務の免除は、政教分離原則に反しない範囲において可能であると考えられます。

Img_00391 憲法が保障する自由権の中でも、「信教の自由」は宗教など、人の心に関することなので判断基準を考えるのが難しかったですが、今回のゼミで理解が深まったのではないかと思います。

 勉強後のピザパーティーheart02は、楽しく盛り上がりました。企画してくださった大日方先生ありがとうございますheart04

 来週からテスト期間に入ります(泣)。夏休みを楽しみに、フル単目指して頑張りましょう!!

Img_00401








2017年7月15日 (土)

演習Ⅰ(第11回)

 はれ。あじ~。

 第11回の3年生のゼミのレポートがとどきました。

 -----------

 こんにちは。今回ブログを担当させていただくS.Nです!

 先週は台風の影響で休講だったので2週間ぶりのゼミでした!今回は、憲法19条の保障内容や保障領域に関する見解について、2つの判例を挙げての発表でした。

Img_20281 平成19年2月27日では、入学式の国歌斉唱の際に音楽専科の教諭等が「君が代」のピアノ伴奏をする行為は、一般的、客観的に見て特定の思想を有することを外部に表明する行為であるとは評価し難く、また特定の思想を持つことを強制あるいは禁止するものではないため、本件職務命令が直ちに対象者の有する思想・良心の自由を侵すものでなく憲法19条に違反しないとしました。

 また、平成23年5月30日の最高裁判決では、「君が代」斉唱の際に起立・斉唱を求める本件職務命令は個人の思想及び良心の自由を間接的に制約している部分はあるものの、職務命令の目的及び内容などを総合的に較量すれば、上記の制約には許容しうる程度の必要性及び合理性が認められるべきであるとしています。

 今回の内容は少し難しかったのですが、大事な自由権の一つである思想・良心の自由についてより理解を深めることができたと思います!

 来週は前期最後のゼミです!がんばりましょう!

2017年6月28日 (水)

演習Ⅰ(第10回)。

 第10回演習Ⅰ(3年ゼミ)のレポートです。

 ----------

Img_6938 こんにちは! 今回ブログを担当させていただきますT.Mです。

 今週は古典的プライバシー権と現代的プライバシー権について議論しました。

 古典的プライバシー権について、京都府学連事件(最高裁昭和44年12月24日大法廷判決)では憲法13条より、個人の私生活上の自由の一つとして、何人も、その承諾なしに、みだりにその容ぼう等を撮影されない自由を有するとした上で、現に犯罪が行われもしくは行われたのち間がないと認められる場合であって、しかも証拠保全の必要性および緊急性があり、かつその撮影が一般的に許容される限度をこえない相当な方法をもって行われるとき、警察官の写真撮影に第三者の容ぼうを含むことになっても憲法に違反しないとされました。

Img_6939 現代的プライバシー権として、早稲田大学江沢民講演会事件(最高裁平成15年9月12日第二小法廷判決)では、講演会の参加希望者の学籍番号、氏名、住所等の情報について、本人が他者にみだりにこれを開示されたくないという期待は保護されるべきであり、任意に提供したプライバシーに係る情報を警察に無断提出したことは、プライバシー侵害にあたり、不法行為を構成するとされています。

 古典的プライバシー権は、私生活をみだりに公開されない権利としており、秘匿性があるかどうかの内容に注目しているのに対し、現代的プライバシー権は、自分で自分の情報の取り扱いまでもコントロールできる権利としています。 個人情報の、他者に知られたくないと感じる程度についてや、報道の自由との関係で、ヤフオクドーム等での野球のテレビ中継、芸能人の週刊誌問題についても、意見が飛び交いました! 先週に引き続き今週も議論が活発になってきました!来週も頑張りましょう!

2017年6月25日 (日)

演習Ⅰ(第9回)。

 午前中、大雨の日曜日でしたrainrainrain。そんな中、先週の3年生のゼミのレポートが届きました。

 ----------

 こんにちは!今回ブログを担当させていただきますM.Hです。

 先週は野球を楽しみましたが、今週からグループ発表の二週目が始まりました!今回のテーマは、法の下の平等で、二つの婚外子相続分訴訟を比較し、非嫡出子の法定相続分を嫡出子の二分の一とする民法900条4号但書の合憲性についての発表でした。

Photo  平成7年7月5日の最高裁決定では、民法900条4号は、現行民法は法律婚主義を採用し、法律婚の尊重と非嫡出子の保護の調整を図ったものであるから、立法府の合理的な裁量判断の限界を超えたものではないとして合憲となりました。

 しかし、平成25年9月4日の決定ではこの規定は違憲となりました。その理由は、子にとっては親は選択できない事柄でそれを理由に不利益を及ぼされることは不平等であるので、個人として尊重し、その権利を保障すべきであると考えられたからです。また、婚姻や家族の実態の変化や意識の変化、諸外国の状況、先に国籍法3条が同じ理由で違憲判断が下されていたことなど様々な社会状況の変化も考慮されています。

 また、違憲判決になったことで、その効力はどうしたら法的安定性を確保し調和を図ることができるかについても、一般的効力説と個別的効力説を検討し、その違いについて知ることができました!

 今回の質問では、なぜ重婚がだめなのかや夫婦別性についてなど話が発展し、身近なことではありますが改めて考えさせられ、和気あいあいと発言が飛び交いました!

 発表二週目に突入しましたが、来週からも頑張っていきましょう!!

 

2017年6月14日 (水)

演習Ⅰ(第7回)。

 ゼミで野球をした第8回と前後してしまいましたが、3年生ゼミの第7回(6月6日)のレポートが届きました。

 ----------

Cm170606103146004_2 こんにちは!!今回ブログを担当させていただきまK.Yです。

 今回のテーマは議員定数不均衡問題で、公選法204条による訴訟提起、違憲状態/違憲の区別、合理的期間論、選挙区割の性質、参議院の特殊性理論の概要と評価などについての発表でした。

 議員定数の不均衡は、国会において、法律や制度が通常考慮しうる諸般の要素を斟酌してもなお一般的に合理性を有するものとは考えられない程度に達しているときは特段の理由が示されない限り違憲状態となります。ただし、この段階ではまだ違憲ではありません。しかし、最高裁が定数是正(法律改正)について合理的期間を超えたと判断した場合には、当該選挙は違憲となります。ところが、違憲であることを理由として選挙を無効にすると憲法の所期しない結果が生じるので、議員定数配分は違憲とするも選挙自体の効力は否定しない手法があり、これを事情判決の法理というということを学びました。

 そこで、この合理的期間とは実際どのくらいの期間なのかという質問が出ました。これに対いては、公職選挙法の附則により(国勢調査がある)5年ごとに選挙区割を見直すべきと書かれているので、5年を超えると合理的期間が経過したとも考えられるという回答がされました。但し、時間の経過だけでなく国会が違憲状態であることを認識していたかどうかも含めて合理的期間が判断されるということを学びました。

 今回のゼミテーマは、住所によって一票の価値が不平等になってしまうという、身近かつ重要な問題でした。

 次回は野球です!楽しみですね🎵

 

 

 

演習Ⅰ(第8回)、演習Ⅱ(第8回)。

 sun 梅雨、どこいった?

 きのうは、3年生と4年生のゼミ生の親睦をかねて、ゼミで野球baseballしました。ということで、そのレポートです。3年生のゼミ生がレポートしてくれています。

 ----------

Img_0009 こんにちは! 今回ブログを担当させて頂くH.Yです!

 今日はいつもの教室を飛び出し3、4年生合同の野球大会をしましたo(*^▽^*)o

 結果は、大日方先生率いるBチームが7-5で勝利することができました!

Img_0012 前半からBチームがリードしていましたが、後半はAチームが2点差まで追いつき、接戦となりました! が、Bチームが最後まで逃げ切り勝つことができました!

 また、テレビタミンの方が私たちのゼミメンバーであるミスユニバース熊本代表の野口真未さんを取材しに来ていました!

Img_0008 女子メンバーはあまり活躍出来なかったので、次回は少しでも戦力になれるよう頑張りたいです!!

 ----------

 Bチームはエースが降板したあと、中継ぎ陣が乱れて5失点なのですが、なんとか逃げ切ったようですね。女子は活躍できなかったとあるけど、なんのなんの。逸材が何人かいました。

 梅雨なので雨も心配していたのですが、陽ざしのない絶好の野球日和cloudでした。




2017年5月23日 (火)

演習Ⅰ(第6回)。

 cloud バースデーbirthday・ウィークも一段落。きょうの3年生のゼミのレポートがとどいています。

 ----------

 今回ブログを担当させていただきます! M.N です!

 今回のテーマは団体の基本権と構成員の自由で、株式会社による政治献金や、司法書士会などの寄付行為は認められるのかというものです。八幡製鉄政治献金事件や南九州税理士会政治献金事件、群馬司法書士会災害復興支援金事件の判例の理論の目的の範囲であるのか、などを論点として見てきました。

Photo 結論としては、会社は定款に定められた目的の範囲内であって、公共の福祉に反しない限り、政治献金の寄付の自由を有するため、株式会社の当該寄付行為は違憲ではないとされました。また、株式会社ではなく税理士会などの強制加入団体の場合は、会社とは法的性質を異にする法人であり、構成員は政治献金の寄付の協力を義務づけることはできないため、寄付行為は法人の目的の範囲外であると解され、税理士会の当該寄付行為は違憲とされました。さらに、政治献金ではなく災害支援金だった場合、その支援金は業務の円滑な遂行を目的とし当該寄付行為は法人の目的の範囲内であるといえるため、違憲ではないとされました。

 団体が何かということでも、政治献金だからダメ、支援金の寄付だからいいということではなく、寄付行為の目的が法人の目的の範囲内であるかどうかという問題が大事なのがわかりました。

 質問タイムでは、いい質問がかりで大日方先生も「今日はいい質問ばかりだね。」と褒めてくれました。質問によってより深く内容を理解できて、自分が考えもしなかった質問が出ると、こういう考え方もあるのだなという発見もあって、自分の考え方が広がりました。

 そして!!今日は大日方先生のお誕生日のお祝いをしました! 私たちからはベルトをプレゼントさせていただきました! 喜んでいただけてよかったです!

Photo_2 これからも楽しく学んでいきたいと思いました。

 

 

 

2017年5月17日 (水)

演習Ⅰ(第5回)。

 sun きょうは、これから野球です。

 で、きのうの3年生のゼミのレポートです。

 ----------

 こんにちは!!今回ブログを担当させていただきますA.Hです。

 先週からグループ発表が始まり、国会が二回目ということもあり、終始和やかな雰囲気で進みました!!

Photo 今回のテーマは、私人間効力論で、学生時代に政治活動を行っていたことを身上書や面接で秘匿したことを理由に、試用期間満了直前に採用を拒否されたが、これは思想・良心の自由に反するとして労働関係存在の確認を求める主張は認められるか、というものです。三菱樹脂事件の判例をもとに検討しました。この時代当時は、日米安保法案に対する学生運動が盛んな時代だったということもあり、時代背景なども考慮にいれながら考えることが重要だとわかりました!!

 そして、会社が個人の特定の思想を理由に本採用を拒否したり、面接の際に尋ねることは違法かという問題については、私企業には契約締結の自由があるため、違法ではないという結論でした。

 その後の質問ダイムでは、おびにゃんゼミの飲み会係である古谷君の質問によって、三菱樹脂事件の全体像をとらえることができたので、大日方先生にも「いい質問だったね」と褒められていました♪ 下の写真はうれしそうな古谷君(笑)

Photo_2これからのゼミもこれくらい活発にしていきたいです(*^.^*)

2017年5月11日 (木)

演習Ⅰ(第4回)。

 2日間ほどぐずつきましたが、きょうは、sun

 火曜日(9日)の3年生のゼミ「演習Ⅰ」のレポートがとどきました。

 ----------

 こんにちは!!今回ブログを担当させていただきます T・N です。

 今日の天気は雨の予報通りどんよりしていて、肌寒いですね。

 個人的には五月病や・・・連休明けや・・・雨予報や・・・ブログ当番や・・・遅刻は許されない(普段遅刻魔)・・・まずい・・・と前日から大焦りでした。でもちゃんと目覚まし3つかけて無事五分前に到着できました^^

 さて、本日からはグループ発表が始まりました。事前に決めた班が順番に決めたれたテーマに沿った判例報告を行って、報告班以外の人はその判例に対する疑問やわからない点を挙げておいて質問をしていく、という形でゼミが進行します。

 今回のテーマは外国人と基本的人権、中でも地方公共団体が管理職昇進試験の受験資格に日本国籍を求めることの合憲性についてです。判例は「マクリーン事件」「東京都管理職国籍条項訴訟」を扱いました。

 マクリーン事件は日本における在留外国人の政治活動の自由と在留許可をめぐる訴訟、東京都管理職国籍条項訴訟は地方公務員の管理職の受験資格の制限をめぐる訴訟です。前者は1年生の頃から何度か扱ってきた判例で在留外国人に日本国憲法の人権保障が及ぶのか、という前提を検討して、後者は初めて扱う判例で、直接今回検討するテーマに関連する判例という感じです・・・多分。

Zemi 前置きが長くなりましたが本題です。報告班から事実の概要、判旨、論点の説明を受けて質問タイムです。東京都管理職国籍条項訴訟に関連した「公務員の職務の分類」についての質問が多かったです。私も初めて聞いたものだったので質問させていただきました。そのほか学説についての質問、判旨や試験に出てくる受験資格の制限についての「合理的な」理由の意味などの質問が出されました。

 最後の方に先生から、憲法上の人権規定が定住外国人に及ぶかという問題の学説で、無適用説を否定するための学説である権利性質説も、諸外国含め実際はあまり保障が及んでいないのではというお話しがありました。私個人は憲法上の権利全部とまではかくても一部は保障されるんだから、割と寛容な説なだあと思っていたんですが全然違いましたね・・・

 こんなもんでしょうか(投げやり)。報告班ではなかったのでゼミの中身の充実には少し欠けてしまったかもしれませんが、今回のゼミ形式での初回のブログなので、大目に見てください(笑)。

 報告班の皆さん、お疲れ様でした♪

 すごく長くなりました。指示字数の倍は書いてしまいました。話がまとめられない人なんで許してください。

 次回は報告班の方がブログ担当も兼ねているので、ゼミの中身について充実したブログになるでしょう。ハードルは上げてないです。ハイ。

 ----------

 という感じのゼミだったんですね。わたしから、ちょっと補足を。

 わが社のカリキュラムは、憲法を1年生の前期に「憲法Ⅰ(基本的人権)」を4単位で、2年生の前期に「憲法Ⅱ(統治機構)」を同じく4単位で配置しています。で、これを2名の憲法教員で担当するのですが、いわゆる「持ち上がり方式」で担当しています。ということで、ある学年は憲法8単位分を担当するけれども、別の学年は憲法を担当しない学年というのが発生します(2名の憲法教員が人権と統治のどちらかを専ら担当することにすれば、4単位分ですが、すべての学年に「顔見せ」することにはなるのですが)。

 で、いまの3年生の学年はわたしが担当していない学年で・・・ということで、担当していた先生の名誉のために・・・きっと「東京都管理職国籍条項訴訟」も講義ではお話しされていると思いますよ(と、思いたい)・・・牧瀬里穂がかわい・・・(以下、自粛)。

 もうひとつ、最後のマクリーン事件・権利性質説のところ、これ、わたしの疑問でもあります。マクリーン事件は、外国人の権利を保障した判例(もちろん、権利の性質に応じてということですが)として一般的には紹介されていると思いますが、実際には、在留期間更新申請のさいに在留期間中の行為を不許可の理由としても違法ではない、とされた判例ですよね。これ、権利が保障された、というのでしょうか?「権利が保障される」という日本語には、当該行為をしたときにたとえば逮捕や制止されないということにくわえて、その行為をしたことで何らかの不利益をうけないということも意味していないでしょうか。

 マクリーン事件は、外国人の権利は在留制度の枠内でしか保障されない、といった判例だと思います。このあたり、緑本P32以下に書いています。参考にしてください。

 

2017年4月25日 (火)

演習Ⅰ(第3回)。

 きょうの3年生のゼミ(演習Ⅰ)のレポートです。検閲して(笑)、掲載しています。

 ----------

 今回ブログを担当させていただきます、H・Kです。きょうは、よく晴れた絶好のゼミ日和でした。

 ゼミではディベートをしました。このゼミではじめてのディベートということもあり、みんな少し緊張した面持ちで授業に臨みました。

 論題は「夫婦別姓について」で、夫婦同氏を定める民法750条1項を憲法に反するものではないとした平成27年12月16日の最高裁大法廷判決(民集69巻8号2586頁)について、この多数意見及びその理由付けについて賛否にわかれてディベートしました。

 最高裁の判決が夫婦同姓について合憲の判断を出している手前、別姓を認めても良いという意見を通すのは少し難しそうに思えましたが、各班とも戸惑いながらも意見を出し合えていました。

 写真を撮りたかったのですが議論が白熱していてディベートの様子を撮り忘れたのが残念です。

より以前の記事一覧

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31