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  • 著作権と憲法理論
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カテゴリー「学会・研究会」の2件の記事

2017年10月16日 (月)

29分38秒87。

Img_2269 先週末から仙台の東北大学に主張していました。で、きょう、帰熊。

 東北大学のキャンパスは、もう、すこし紅葉mapleがはじまっていました。地下鉄東西線の川内駅からグッド・アクセスでした。そうそう「川内」とあれば、こっちでは「せんだい」と読みますよね。わたしは「かわうちキャンパス」ではなく「せんだいキャンパス」というのかと思っていました(東北大学は“仙台・せんだい”市の“川内・せんだい”にあるのかと思っていました)。

Img_2266 で、用向きは、第82回日本公法学会で研究報告することでした。

 「公法学会」での研究報告、、、いままで「全国学会」というもので2、3回、研究報告させていただいたことがありますが、「公法学会」での研究報告というのは、なんか特別なもののように感じました。

 いままで公法学会といえば、年に1回、一流の憲法学者、行政法学者の先生のお話を拝聴する(まさに拝みながら聴く)とともに、1年に1回ということで「旧交を温めつつ観光する」という心持での参加だったので・・・。それくらい、素性もよくはなく、たいした研究業績もないわたしにとっては、「遠い存在」の学会でした。まぁ、ようするに、体系書、研究論文でしたふれたことのない「お名前」に直にふれる機会というか・・・。

Img_2276 そんなわたしに、研究報告の依頼がくるとは、あんまり考えたことはありませんでした。同世代の人たちが報告されているのを見て、うわ、すごいなぁ、と思うことはありましたが、わたしが研究報告することがあるとは、現実的には考えたこともなかったという感じでした。公法学会では、研究者として「素性のよい人」が研究報告するものだとばかり思っていたので。

 ということで、依頼をうけてから具体的に報告準備を進めるにあたって、だんだんとブルーに・・・。とくに九州と関西で2回のプレ報告をさせてもらいご批判(フルブッコ)いただいた約1カ月前からは、ナーバス、ナーバス・・・

Img_2275 それでも、もう、終わったので、安心しました。自分としては「可もなし不可もなし」だったと思うので、「よかった」ということでしょうか(笑)。よい経験をさせていただきました。

 思えば「憲法を学問すること」を生業にしようと思ったとき、まずは、博士号を取得するのがスタートラインかなぁ、と思っていました。学位を取得したあとは、大学にポストを得ることができて、スタートラインに立てたと思いました。で、単著を出版したときや、判例百選を書かせてもらったときなど、やっぱり、スタートラインに立てたのかなぁ、と思ったものです。

 そして、今回は、公法学会で研究報告させていただいて、憲法学者として、また新しいスタートラインに立てたような感じがします。いままでと同じように、これから精進しないといけませんね。

Img_2277 そうそう、わたしに与えられた報告時間は30分でした。リハのときは30分をすこしオーバーすることがしばしばだったのですが、本番は、やはり緊張するのでしょう、はじめて30分を割り、29分38秒87の報告でした。当日になったら、報告に穴をあけないことと、時間をオーバーしないことが、一番大事なことでしょうから、その意味では、グッ・ジョブ!だったのでは。

 









2017年4月23日 (日)

研究会@九大。

 こんなに sun なのに、、、講義準備、、、

 きのうは九州大学で開催されている「九州公法判例研究会」に出席しました。「判例」とついていますが、判例だけの研究会ではありません。というより、どっちかというと、論文テーマの報告が多いと思います。

 で、きのうは、ドイツの行政法理論を基盤とした「機能的自治行政」の民主的正統性論についてと、西宮市の市営住宅で起こった暴力団員退去処分をモチーフにした「暴力団員の人権」に関する研究報告をききました。

 前者の「機能的自治行政」というのは、きっと一定の公的業務を担うことを目的として国家によって設立された法人のことだと思います。これ、法治国家、法律による行政の原理からすると、法律によって厳しく規律される行政組織体外の存在なのに一定の行政業務を担うので上の原理からして正統性がないけど、、、どう考えればいいのか、、、という研究だったのだと思います。わたしの知力の限界を超えていました。

 後者は、よくわかりました。違法行為を行ったらそのことを事後的に制裁するのは当然なのですが、反社会的行為(違法の場合とそうでないグレーの場合があると思います)をくり返してきた組織のその構成員であるという点に着目して、憲法上の権利、法的な権利・利益を制約してよいのか、という問題でした。たいへん興味深いものでした。

 ともにわたしよりずーーっと若い人の研究報告でその意味でも刺激的でした。

Img_1814 で、研究会といえば懇親会beerbottleなわけで。地下鉄中洲川端駅改札でてすぐのお店で。わたしのように遠方(でもないが)からきている人にも配慮してもらったお店セレクションでした。

 ここでは、まぁ、いろいろお話ししたのですが、きのうは、ひとつは、わが社の教育への協力依頼をしました。これは、実質的にはもう走り出しているのですが、いずれ「かたち」も整えられると思います。

 もうひとつ印象的だったのが、各大学の人事、予算状況です。まぁ、この時期に大学教員が集まると、こういうお話しになってしまうのですが。旧帝国大学と公立大学の同業他社様は、まだ、そこまで教員数の削減、人事凍結、、、的にはなっていないとのこと。たしかに、両者様も後任補充してますものね。こういったところにも、わが社のおかれた「びみょう~な立ち位置」みたいなものの影響があるのでしょうね。

Img_1816 という感じで、わたしは二次会は失礼して帰路に。

 ことしは「大役」が依頼されているので、その前にこの研究会でも報告して、そのご指示をいただきました。ちゃんと勉強しようと思いました。

 それにしても、昨年の熊本地震以降、いろいろなお仕事をいただく機会が増えたように思います。きっと、あの地震があって「そういえば、熊本に、おびなた、とかいうのいなたなぁ~」と思い出していただいたのではないか、と思っています。生きているといろんなことがあると思うので、なんでも人生の糧にして、いいようになっていけばいいなぁ、と思います。

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