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カテゴリー「映画、DVD」の5件の記事

2009年7月 8日 (水)

ガタカ

 どんよりと曇っています。

 久しぶりに午後がフリーな水曜日でした。フリーということで、昼食後、DVD観賞しました。観たのはアンドリュー・ニコル脚本・監督の「ガタカ」です。

 遺伝子検査で生まれて数秒後には推定寿命がわかってしまう社会。そこは遺伝子操作をして生まれてくることが「普通の出産方法」である社会です。

 主人公は両親の信念のもと、遺伝子操作をせずに生まれ出てきたビンセントです。遺伝子操作をしなかった結果、彼には心臓疾患の可能性と短い寿命という運命が、遺伝子検査の結果判明します。そのことに落胆した両親は、2人目のときには、遺伝子操作をします。

 さて主人公は、宇宙飛行士になる夢をもちます。彼は、その夢を叶えるために、ガタカに入社したいと考えます。ところがガタカの入社には、厳しい遺伝子チェックがあります。そこで彼のとった手段は・・・。ここからはDVD等でご覧ください。

 ちなみにタイトルの「ガタカ」(GATTACA)とは、遺伝子の本体であるDNAを構成する4つの塩基(アデニン、グアニン、シトシン、チミン)の頭文字をとったものです(う~ん、なつかしい)。

 生まれてすぐの遺伝子検査で心臓疾患と短命が運命づけられていた主人公ですが、その後の努力でこの運命まで見方に引き寄せます。彼の印象的な言葉をここで。

 「この世は不可能なことばかりではない。欠点ばかり探すから、本当のことが見えないのだ。可能性はあるんだ」。

 近未来SFサスペンスである「ガタカ」。108分なので、あっ、という間に見終わりました。

2009年5月16日 (土)

陪審員

 くもりです。民主党の新代表に鳩山由紀夫さんがなった今日、ブライアン・ギブソン監督の「陪審員」(The Juror)を観ました。

 マフィアのファミリーないの権力争いに巻き込まれたデミ・ムーア演じる陪審員。彼女にマフィアのボスを無罪にせよとの要求が脅しとともに来ます。子どもを守るために、直接的あるいは間接的な脅しからどう逃れるのかが見せ場です。

 2時間足らずなので「あっ」という間に見終わります。さすが第17回ラジー賞主演女優賞受賞のデミ・ムーアです(!?)。

 それにしても麻生さんと鳩山さんの争いとは。祖父さんたちはどう感じているのでしょうか。

2009年3月28日 (土)

華氏451

 曇り。天気は下り坂か。

 フランソワ・トリュフォー監督作のSF「華氏451」を観ました。

 設定は「書物は人を不幸にする。書物は人を反社会的にする」とされ、書物が禁止された未来社会。この映画は、書物所持が違法行為とされたこの社会で、書物焼却に従事するファイアーマンが、書物を読むことの意義に芽生えていく物語です。

 きっかけは通勤電車のなか。教師見習に扮したブックピープルが、あるファイアーマンにこういいます。「あなたは燃やす本を読んだことがある?」。その言葉以来、彼女のこと、そして何よりも本を読むことが気になったファイアーマン。ある伝記を読むことで「本の背後には人間がいる」と感じた主人公が、職を辞して、ブックピープルの住む村まで逃げます。

 物語のクライマックスは、ブックピープルの住む村の様子です。そこの住人は本なのです。彼らが一人一冊の本を暗記している。人が本である図書館。人類の知的遺産が、ここで伝承されている。本編112分の充実した映画でした。

 ところで題名の「華氏451」は、本のページに火がついて燃え上がる温度のようです。

 映像終了後では、無断複製は著作権法違反であるとの注意画面が現れます。ただ、本を頭のなかに複製することまで、法律で禁止できませんよね。

2009年1月31日 (土)

イル・ポスティーノ

 曇りです。気温は生暖かいという感じです。

 勉強の合間にDVDを観ました。今日観たのは、この作品完成後、間もなく心臓病で亡くなったマッシモ・トロイージ(享年41歳)とフィリップ・ノワレの友情がにじみ出ている「イル・ポスティーノ」です。

 亡命詩人パブロ・ネルーダ(ノワレ)のことろに郵便を配達するマリオ(トロイージ)。パブロの手ほどきでマリオは隠喩を覚え、故郷の美しいものを詩に詠います。パブロが、詩の内容を別の言葉で説明することはできないことをマリオに教える場面での、「理解しようと思えば感じるはずだ」という言辞は、まさに詩歌の本質をつくものだと思いました。

 作品には、チリでの共産主義革命や甘言を弄して票を得ようとする地元名士の姿なども描かれています。

2008年3月23日 (日)

時計じかけのオレンジ

 朝から雨が降り続いています。今日は熊本知事選挙の投票日です。

 雨なのでインドアでできるDVD鑑賞をと思い、スタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』をみました。

 異常な残忍性をもった人間を「犯罪更正プログラム」で矯正・洗脳し、模範市民として再製する。性行為や暴行行為に対して吐き気を示すようになった主人公は、まるで「時計じかけ」の条件反射で、刺激に反応する「オレンジ」のようです。

 観賞後の感想はひとそれぞれでしょうが、わたしは、このDVDを観て、人間の道徳的判断能力の基盤には残虐性や暴力性への志向性のようなものがあるのでは……なんていうことを取り留めもなく考えました。

 ルートヴィヒ(ベートーベン)の第9交響曲をBGMにテンポよく場面展開していくキューブリック監督の手法で、思いテーマを扱った映画ですが、軽快な内容に仕上がっています。